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Innovators 100 Series Vol.02 中井 裕介

LaVie Z世界最軽量の仕掛け人

2013年12月5日

Vol.02 CHAPTER2 LaVie Z世界最軽量の仕掛け人 中井 裕介NECパーソナルコンピュータ株式会社 商品企画本部 コンシューマ商品企画部: 中井 裕介

写真

―LaVie Zの次世代モデル開発で、軽量化おける苦労を教えてください。

中井:世界最軽量モデル開発で、私がいちばん苦労したのは、やはりブラックの塗料の開発でしょうか。1度のコーティングで美しさと軽さを実現できる塗料づくりのために、塗料ベンダに3日間泊まり込みで塗料の調色や色のチェックを行うといった経験もしました。塗料というのは非常にデリケートなものなんです。今回の世界最軽量モデルでは、天板はマグネシウム製で、底板がマグネシウムリチウム製ですが、同じ塗料を塗ると仕上がったブラックの色が違ってしまうんです。そこで、わざわざ違う塗料を使って同じブラックの色に仕上げるという努力もしています。

―タッチパネルモデル開発では、どんな苦労がありましたか?

中井:タッチパネルモデルにおける開発の苦労は、LCDとタッチパネルを接着する技術です。これはダイレクトボンディングといってスマートフォンやタブレットづくりで使われている技術ですが、これを薄型でしかも13.3インチという大画面で実現することが、けっこう難しいのです。失敗するとLCDとタッチパネルの両方がムダになり、コストの面にも影響が出てきます。歩留りを上げるために、生産や組込みプロセスの見直し、作業者のスキルアップなどによって改善を図るという苦労もありました。

―約795gという軽量化に成功した時、率直にどんな気持ちでしたか?

写真:中井 裕介 氏

中井:「やっぱり、やってくれたな」というのが、いちばん正直な気持ちでしたね。我々商品企画から開発部門に対する今回の「軽量化」への依頼は、初代の875g以下にして欲しいということだけでした。はっきり言って、そこからさらに80gもの軽量化という結果は予想もしていませんでした。開発の様子が段階的に聞こえてくるのですが、初めのうちは800gを切れないという状況でした。それが次第に800gを切れそうだと状況が変わった時には、「さすが」との思いがしました。タッチパネルモデルの方も、1㎏を切る約964gという我々の期待通りの結果を残してくれたので、各部門のスタッフの苦労と努力に本当に感謝しています。私たち商品企画は仕事場が東京ですが、開発・製造部門のスタッフがいる米沢事業場に行った時には、開発の裏話や苦労を肴にお酒を飲みながら、部門を越えてLaVie Zの開発成功の喜びを分かちあったりもしました。

スタッフみんなの1gに懸ける思いが結晶。

―限界への挑戦をやり遂げた、成功のヒケツとは何でしょうか?

中井:それは、それぞれの人間が懸けている1gへの思いではないでしょうか。もっと言えば1gどころか、ここを見直せばあと0.4g減らせるなど、開発から設計、デザイン、資材まで、すべての人間が自分の領域の中で軽さのために何ができるかを、真剣に追求しているのです。軽さを追求する時、改善や改良の工夫を他の部門に転嫁したり、責任を押し付け合うことはないのかと聞かれることもありますが、我々の製品開発でそういったことは一切ないですね。NECはこれまで、世界初や世界一といった製品を作り続けてきた歴史と実績があります。「今のテクノロジーに満足するな」という、NECのモノづくりの伝統やDNAが、いまもなお技術者ひとりひとりにしっかり受け継がれているからだと思います。

写真:VersaPro 世界最軽量モデルVersaPro 世界最軽量モデル

写真:VersaPro タッチパネルモデルVersaPro タッチパネルモデル

―LaVie Zの次世代モデルの発表後の市場やユーザの反応はどうですか?

中井:次世代モデルの発表を10月15日に終え、11月21日の発売を目前に控えた今の段階ですが、「想像していた以上に、よくなった」と、非常に好評ですね。「IGZOを採用してくるとは思わなかった」「もう今まで以上軽くできないと思っていたのに、それを越えて来たのか!」など、高い評価の声があちこちから聞こえています。なので、実際の売れ行きがどうなるか、いまワクワクしているところです。
また、この新開発モデルは一般コンシューマ向けのLaVie Zとしてだけでなく、ビジネス用途に向けたVersaProのニューモデルとしても発売されます。もちろん、世界最軽量モデルとタッチパネルモデルの2タイプです。OSなどは違いますが、軽さや薄さ、タッチパネルなどは、LaVie Zの次世代モデルの特長をそのまま採用しています。モバイルワークや出張などビジネスの領域でも、世界最軽量の魅力を思う存分活かして、バリバリ仕事をこなしていただければと思っています。

お客さまの驚きと感動に、思わず『ムフフ』。

―PC開発におけるNECのこれからの取り組みは。

中井:今回のLaVie Zのようなフラッグシップ的な製品づくりは、NECのテクノロジーを象徴する証なので、これからも続けていきたいと思っています。ただ、いまは軽さを突き詰めていますが、これがPC開発における普遍的な最重要課題とは思ってはいません。市場や時代、お客さまの価値観などの変化によって、製品づくりの方向性も変わってきます。カタチや使い方など、お客さまの立場からみた新しい価値観や時代に合ったイノベーション製品づくりに、これからも取り組んで行きたいと思っています。えっ、もう一度さらなる軽量化への取り組みに挑戦しろ、と言われたら(笑)?それが、お客さまのNECに対する期待である限り、我々商品企画は開発などの現場に再度、挑戦を宣言しますよ。

―モノづくりにおけるNECの強みをひと言で表すと何でしょうか?

中井:NECのPCの根幹には『安心』『簡単』『快適』というキーワードがあります。これは単なるお題目ではなく、会議の時など必ずといって出てくるキーワードで、製品開発の軸となる我々のこだわりです。品質や機能、スペックなど、モノづくりのすべてにおいてこの3つのキーワードを全員が徹底して考えているのが、まさにNECの強みだと思います。どんなにとがった製品でも、その背景にはNECならではの信頼性や安心感がある。だからこそ、お客さまに長い間選んでいただけるのだと思っています。

―商品企画のスタッフとして、中井さんのやりがいは何でしょうか?

写真:中井 裕介 氏

中井:私がいちばん楽しみにしているのは、実は製品発表の日なんです。私たちの仕事の集大成が世に出る、まさにイベントデーですからね。いまの時代、ツイッターなどによってお客さまの生の声や反応がすぐに伝わってきます。発表を終えたいま、「手で持つたびに『おっ』とその軽さに驚く」とか「バッグに入れていることさえ忘れてしまう」といった驚きの声をよく耳にします。我々が期待した通りの反応や驚きがお客さまから返ってくると、作り手側の私たちは思わず心の中で、『ムフフ』と微笑んでしまいますね。一方で使い手であるユーザ側の視点では、日常使うたびにお客さまがその軽さに、『ムフフ』と満足感を感じていただける魅力が、この製品にはあると思います(笑)。一過性のサプライズではなく、驚きや感動がお客さまの中でずっと継続するようなイノベーション製品を創る。それが、私のPCづくりのやりがいです。(取材日:2013年11月14日)

(2013年12月5日)

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