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Innovators 100 Series Vol.11 タン・ブン・チン

世界中のメンバーが強力に連携し、「セーファーシティーズ」をリードする。

2014年5月7日

Vol.11 CHAPTER1 世界中のメンバーが強力に連携し、「セーファーシティーズ」をリードする。タン・ブン・チン"技術、手腕、そして変革がグローバルセーフティ事業を成功へと導く"
NEC グローバルセーフティ事業部 事業部長:タン・ブン・チン

パブリックセーフティの可能性を拡げ、世界中の人々に安全・安心なセーフティ・ソリューションの提供を目的として、NECが初めて海外に設置した事業本部。それがグローバルセーフティ事業部(Global Safety Division:以下GSD)です。新しいコミュニケーション基盤を利用し、世界に拡がるメンバーと強力なコラボレーションを行いながら、世界中をビジネスフィールドとしてより安全な都市や街づくりに、貢献するGSD。シンガポールを本拠地とするGSDの初代事業部長として、NECのグローバルセーフティ事業を推進するタン・ブン・チンが、事業戦略やグローバルな貢献、さらに世界のメンバーを取りまとめるリーダーシップについて語ります。

未来への道を開くイノベーション

写真:タン・ブン・チン 氏

―GSD設立の背景を教えてください。

タン:NECは、これまで国や地域ごとに対応したソリューション提供を行っていましたが、技術やノウハウを集約した包括的なグローバルソリューションは提供していないのが現状でした。そこでGSDを設置して技術やノウハウなどを集約・共有し、合理的で効率的な真のグローバルソリューションを提供することとなったのです。

これまでの国ごと、地域ごとの対応では、各地域で同じようなソリューションを開発してしまうということがありました。GSDでは、各国や地域に共通して対応できるOne to Manyのソリューション開発によって、重複のムダをなくした合理的で一貫したソリューションをあらゆる市場や組織に提供していきたいと考えています。

NECでは、これまで重複していた手間やコストを削減し、そのリソースを新しいソリューション開発に役立てることが可能になります。一方、世界中のお客さまには、共通化することによってソリューションを迅速に提供することができるというメリットが生まれます。もちろん、すべてを共通化するわけではなく、個々のお客さまのニーズに合わせた柔軟性も大切にしています。

―日本ではなく、シンガポールにGSDの本拠地を設置した理由は何ですか。

タン:シンガポールは、貿易などにおいても世界をつなぐ中継点として知られています。NECのグローバルセーフティ事業においても、シンガポールの本拠地が東と西を結ぶハブとなり全世界で開発されるソリューションをリンクする役割を果たしてくれます。また、日本を離れたことによって新しいモノの見方ができたり、新しいマネジメント手法を試すことができます。さらにプロセスの短縮なども、シンガポールの利点と言えるでしょう。さらに、人材の宝庫であるシンガポールに拠点を置くことで、日本の本社からもたらされる技術力を最大限に引き出すことができる組織になっていると思います。


―ソリューションをグローバルに展開していく上で、GSDの課題は何ですか。

タン
:ひとつめの課題はグローバルソリューションの適用範囲を明確化して、それを全世界でどのように確立していくかということです。世界には現在、東西や新興国、第三世界など、それぞれ異なった背景・現状を抱えている国々があります。これらの異なるニーズや文化に合致するソリューションを我々の技術を使っていかに整備できるか、ということが最も重要な課題です。GSDの役割は、それぞれの国や地域の共通項を見つけ、さまざまなニーズに合う世界標準ソリューションを生み出すことなのです。

現在、私たちのグローバルソリューションを利用しているのは、アジアパシフィック以外に北米、中南米、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)そして中華圏の4つの地域です。これらの地域の情報を収集し、それぞれの地域特有のニーズに合ったソリューションを作り上げ、展開していきたいと考えています。たとえば、中国やインドのような国では価格設定も課題のひとつです。NECのような多国籍大企業にとって、つねに悩みの種となっています。これらの大きな市場においてGSDは、これまでのような価格競争ではなく、ソリューションの中身や価値で他社と差別化を図っていくことが大切だと考えています。


―GSDが提供するソリューションの7つの領域について、教えてください。

タン
:私たちGSDでは世界各地域から収集した情報にもとづき、7つの領域に注力しています。(1)国民ID・出入国管理(2)犯罪対策(3)行政サービス(4)重要施設監視(5)サイバーセキュリティ(6)防災・救急(7)省庁間連携で、事業をスタートしました。これらは5つの地域のリーダーと協議を重ねて選定したもので、NECがこれまで取り組んできた得意分野のほか、GSDとして新たに立ち上げる領域も含まれています。

新コミュニケーション基盤で、コラボレーションを活性化

―世界中にいるGSDのメンバーと、どのようにコミュニケーションを行っているのですか。

写真:タン・ブン・チン 氏

タン:時差、文化の違い、事業の発展段階が異なる地域が一緒になって事業を進めています。ビジネスにおける習慣や特性も地域によって異なります。こうした中で、GSDとしてソリューション事業をスムーズに立ち上げるために、「nbook」という共通のコミュニケーション基盤を導入しました。それにより、最新の製品情報の配信などをはじめ、全世界のスタッフ間の円滑な情報共有やコミュニケーションが可能になりました。

また、「nbook」を通じて各地域のメンバーが必要な時、必要な相手とつながることができるほか、メンバーの欲しい答えを見つけ出す検索エンジンのような役割も果たしてくれます。「nbook」はいまや、グローバルにソリューションを展開する我々GSDにとって、なくてはならない存在です。

― nbookが導入されてからスタッフ同士のコミュニケーションは変わりましたか。

タン
:大きく変わりましたね。いまスタッフは、この新しいコミュニケーション基盤から詳細な資料や参考事例など、ほとんどの情報を得ることができるようになっています。以前はこうした情報を得るために、スタッフは電話やメールといったコミュニケーション手段に頼らざるを得ず、ムダな時間や労力がかかっていました。さらに、各自のプロジェクトに関するさまざまなトピックスに対して意見を共有したり、誰でも簡単にディスカッションに参加できるようになりました。


―コミュニケーションの方法が変わることで営業プロセスにも変化がありましたか。

タン
:「nbook」導入後、受注から開発までの工程の期間が短縮されました。各国の開発チームは情報をすばやく収集できるようになり、開発プロセスの効率化が図れたという声が上がっています。また、これまでに比べ、お客さまに必要な情報を迅速に提供することも可能になりましたね。

NECの強みを打ち出す最大限の努力を

―GSDが提供するソリューションの強みは何ですか。

写真:タン・ブン・チン 氏

タン:始めにも触れましたが、GSDが設立される前は、各地域が独自にソリューション開発を行っており、似たような開発が複数地域で重複しているケースがありました。限られたリソースを効率的に活用できていなかったのです。

現在は、複数の地域で共通して使用したり、繰り返し使用できるコンポーネントを開発することで、開発コストや提供までの時間を削減することが可能になりました。NECが誇る高度な技術力をベースに開発したコンポーネントに、各地域やお客さま特有の要件などをプラスしたソリューションを、世界中にすばやく提供できることが大きな強みとなるはずです。

ソリューションの提供で鍵となるのは、さまざまなお客さまの業種やニーズを的確に把握・分析し、最適なソリューションを開発することです。適切な価格設定ももちろん大切ですが、お客さまのニーズに応えるソリューションを提供し、満足していただける結果を出すことが何より重要なのです。

「Think global, act local」各地域のニーズに沿ったグローバルソリューションを提供するための継続的な努力をつねに行いながら、私たちGSDはお客さまの課題解決をともに考え、より大きなスケールでソリューションを提供していきたいと思っています。

―GSDが現在取り組んでいるプロジェクトやソリューションを、教えてください。

タン:GSDは2013年4月に設立され、まだ11ヵ月しか経っていませんが、いくつかの大きなプロジェクトに関わっています。そのひとつが、「Singapore Safe City Test Bed」です。このプロジェクトは、複数の政府機関がそれぞれ保有する既存のセンサーとネットワークからデータを収集し、先進的な分析・情報共有技術によって、その統合・活用を実現するものです。

シンガポール政府がこれまで課題としていたのは、現場から得られる情報から適切な伝達・対応に移していくことができず、それぞれの機関でどういった対応をしたらいいのか分からないということでした。そこで、複数の機関が持つさまざまな情報を集約し、統合的に分析・理解し、現場でのリソース配分を最適化する新しいシステムづくりがスタートしたのです。シンガポールのこのビッグプロジェクトでNECは、ひとつのコンソーシアムリーダーとしてあらゆる角度からサポートしています。

また、国際刑事機構インターポールとのコラボレーションも大きな取り組みのひとつです。インターポールがサイバー犯罪などを防止するためにシンガポールに設立する犯罪捜査支援センターにおいて、NECは高度なサイバーセキュリティの技術やソリューション、さらには要員を提供。さまざまなサポートによって国際的なサイバー犯罪の防止に貢献します。

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