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Innovators 100 Series 畔田 秀信

開発から運用まで。ICTサービスのスペシャリスト

2014年6月27日

Vol.12 開発から運用まで。ICTサービスのスペシャリスト 畔田 秀信NEC ビジネスイノベーション統括ユニットC&Cクラウド基盤戦略本部 主席主幹:畔田(あぜた) 秀信

―新しくスタートした「NEC Cloud IaaS」とは、何ですか。

写真:畔田 秀信 氏

畔田:「NEC Cloud IaaS」は、2014年4月にスタートした新たなクラウド基盤サービスです。数多くのSIや運用を提供してきたノウハウを活かしてサービスを設計しました。Web業務などに向きコストパフォーマンスに優れたスタンダード(STD)タイプと、高性能・高信頼を特長として基幹業務などに向いたハイアベイラビリティ(HA)タイプの2つのサービスラインナップをご用意し、より幅広いお客さまのニーズにお応えできるようにしています。

「NEC Cloud IaaS」の特長は、2つのラインナップの他に、ネットワークの仮想化(SDN(Software-defined Networking)の活用)、安心・安全なセキュリティサービス、さらにニーズに合わせてクラウドとハウジングを融合したハイブリッド運用などがあります。

また、お客さま側で必要に応じてICTリソースを柔軟に調達、コントロールしたり、クラウドと他のICT環境も含めて統合運用管理することができるセルフポータルサービスもご用意しています。このサービスはスタートしてわずか1ヵ月半ですが、すでに多くのお客さまから引き合いを頂いています。

―2014年に開設した「NEC神奈川データセンター」について教えてください。

畔田:データセンターは、クラウドサービスの拠点として、またお客さまの重要な資産を安全にお預かりする「情報の金庫」として、今後もその重要性がますます高まっていきます。

2014年1月に開設した「NEC神奈川データセンター」は、「NEC Cloud IaaS」の提供拠点、お客さまのシステムをお預かりする拠点であるとともに、NECが実現する社会ソリューション事業の基盤を担うフラッグシップデータセンターとして生まれた最新鋭施設です。

都心からも近く、地盤が強固で安全な立地に建設されています。マシンフロア面積10,000㎡を誇り、3,000ラックが収納可能で、全国59ヵ所にあるNECのデータセンターの中で最大規模を誇ります。この最新鋭データセンターの大きな3つの特長について、ご説明しましょう。

まず特長の第一は、効率の追求です。データセンター専用にNECが新開発した省電力・高集積サーバに加え、液体が気化する際に熱を奪う原理をもとにした独自の「相変化冷却技術」を併せて実装し、ラック当たりの冷却に必要な電力を30%削減する高い省電力性を実現しています。

この成果に基づき、省電力・高集積サーバと相変化冷却技術を組み合わせたものがホスティングサービス基盤「Cloud Platform for Dedicated Hosting」として製品化されました。さらに6月12日には、アジア最大級のネットワーク・コンピューティングイベント「Interop Tokyo 2014」の「Best of Show Award」において、データセンタ&ストレージ部門のグランプリを受賞することが出来ました。

また、マシンルーム全体の空調では二重構造の天井とし、天井自体が空調設備の役割を担うユニークな構造にすることで、従来の床下からの冷気の吹上方式に比べて20%の電力を削減しています。その他、ネットワークの仮想化、運用の自動化など、NECの先進テクノロジーとノウハウを活かし、効率的なデータセンターの運用を実現しています。

省電力・高集積サーバ

相変化冷却技術を適用した
ラック背面のパネル

万全なファシリティやセキュリティに高評価。

―セキュリティなど、データセンターにおける安心・安全面はいかがですか。

畔田:「NEC神奈川データセンター」の第二の特長が、安心・安全なサービス提供です。強固な建物に加え、直下型地震にも耐えうる免震性能を持つマシンルーム、UPSなど電源設備の冗長化や満床時72時間の無給油連続運転が可能な自家発電装置などによって、万一の時でも高い事業継続性を確保しています。

物理的なセキュリティについては、監視カメラやICカード認証、金属探知ゲート、世界一の高精度を誇る顔認証技術、さらに24時間365日体制の有人監視などによって徹底監視するとともに、なりすましや共連れなども防止します。

一方、情報セキュリティに関してはNECのセキュリティ専門組織と連携したシステム監視やサイバー攻撃対策によって、外部からの脅威に対する高度なセキュリティを実現しています。

今年1月に開設以来、現在もたくさんのお客さまが毎日センターの視察にいらっしゃいますが、ファシリティやセキュリティ設備など安全・安心に対する対策については、特に多くのお客さまが感心されています。

マシンルーム

顔認証登録ブース

―「NEC神奈川データセンター」の第三の特長とは、何ですか。

写真:畔田 秀信 氏

畔田:第三の特長は、ハイブリッドの実現です。「NEC神奈川データセンター」には、クラウドエリアとハウジングエリアの2つがあり、両方の一体運用が可能です。

たとえばクラウドサービスを利用したいシステムは「NEC Cloud IaaS」に移行し、固有性の高いシステムはハウジングサービスが利用できます。この2つは同じセンター内でLANで直結できるので、セキュリティや遅延の心配もありません。さまざまなお客さまの目的やニーズに合わせた最適な運用ができるのです。一挙にクラウドへ置き換えるのではなく、ハウジングエリアでまずシステムをお預かりして、その後でクラウド化していく・・・ということも可能です。

さらに、NECが世界で初めて製品化したプログラマブルフローを採用し、SDN(Software-Defined Networking)技術を用いたネットワークの仮想化により、柔軟で容易な構成変更、リソースのスピーディな追加、さらにデータセンター内やデータセンター間のネットワーク連携も可能です。

お客さまのシステム運用管理は、高度なスキルや専門的なナレッジを有する運用スタッフがサポート。お客さまのオンプレミス環境を含めた運用など、統合的で一元的な運用を実現します。

ICTのトータルサービスで、顧客価値を向上。

―「NEC Cloud IaaS」と「NEC神奈川データセンター」が実現する顧客価値とは。

畔田:個々のお客さまに対するICTサービスの最適化です。NECでは、クラウドサービスを単に提供するだけではありません。ハウジングサービス、さらにはお客さまがお持ちのオンプレミス環境の実現やそれらの環境の連携や統合運用など、NECは高信頼な技術やノウハウをもとに、クラウドをはじめとして、さまざまなお客さまに真の最適なICTサービスをお届けします。

さきほど、「NEC神奈川データセンター」の特長についてお話しましたが、フラッグシップデータセンターとして、もうひとつ重要な役割があります。それは、お客さまへクラウドなどのICTサービスを実際に提供しながら、SDNやオープンスタックといった、さまざまな先進トレンドやテクノロジーを実証する役割です。

実証から得られた結果を製品やシステムづくりにフィードバックすることで、さらなる製品強化やサービス強化を図り、顧客価値をより高めていきたいと考えています。


―新しい戦略本部をけん引するリーダーとして、心がけていることは何ですか。

写真:畔田 秀信 氏

畔田:それは、ずばり顧客視点ということですね、ICTサービスプロバイダーのプロフェッショナルとしてのスキルやノウハウに加え、もうひとつ重要なのが顧客側に立った視点だと思っています。

私自身アウトソーシングサービスをはじめ、さまざまなお客さまのもとに常駐しながら、システム設計から開発、構築、そして導入後の運用まで、ICTサービスのライフサイクルマネジメントにトータルに関わってきました。

そうした経験から感じたのが、顧客視点の大切さです。単なるサービス提供だけでなく、ICTサービスをトータルにサポートするNECは、お客さまに寄り添い、課題や目的をともに考えて解決することで、より高い顧客価値を生み出すことができると信じています。

―NECのクラウド事業における、今後の計画や展望を聞かせてください。

畔田:ひとつは、ビッグデータ、スマートエネルギーや農業ICT、パブリックセーフティなど、NECが進めるさまざまな社会ソリューションを支えるクラウド基盤として、ハードウェアやソフトウェアの強化を図っていきます。もちろん「クラウド」の次に来るICTについても研究していきます。

もうひとつは、最新鋭の神奈川データセンターの構築・運用の実績やノウハウを幅広く活かすことです。たとえばデータセンターを立ち上げたい海外のお客さまやデータセンター事業者さまなどに、高性能&高信頼の「トータルなデータセンターソリューション」という形でコンサル提案したいと考えています。

さらに、お客さまのオンプレミスシステムでも利用可能なクラウド基盤の製品化、PaaSなどのサービスメニューの拡充などに取り組んで、顧客価値の向上に貢献したいと考えています。

クラウドサービスのグローバル展開としては、すでにクラウドサービスを提供している中国やシンガポール、SIやアウトソーシングで実績があるアメリカ、オーストラリア、欧州などの現地法人を中心として、サービス提供拠点の拡大をはじめ、キャリアや海外ベンダーとのアライアンスなども検討しながら充実を図っていきます。

趣味、ファッション、仕事にも、こだわりを。

―新しい戦略本部のサービス企画責任者としてのやりがいや苦労を教えてください。

写真:畔田 秀信 氏

畔田:これまでのNECのサービス提供は、業種や顧客に向けたOne to Oneの対応が中心でした。NECの中は業種ごとに事業部が分かれており、製品やSI、サービスなどの領域ごとに分かれた事業部門が存在します。

初めの方でも触れましたが、今回新しく誕生したC&Cクラウド基盤戦略本部は、事業部を横断した新たな組織です。参考になる前例やノウハウがない中で、いままでと異なる全社的かつフラットな観点からマーケットを捉えたり、戦略をつくり上げることに難しさを感じます。

個々のお客さまの要望を大切にしながら幅広いお客さまを獲得していくためにも、またクラウド事業におけるNECの強みをさらに進化させるためにも、ぜひやり遂げなくてはならないとその責任を強く受け止めています。そういう意味では難しさと同時に、そこに大きなやりがいも感じています。

―最後に、畔田さんのオフの過ごし方、趣味などを教えてください。

写真:畔田 秀信 氏

畔田:趣味は、小学生の頃から続けているアコースティックギターです。インストゥルメンタル中心で、プロアーティストのサポートなども手掛けています。クルマも好きで、いま乗っているのは、真っ赤なイタリア車です。車を運転することは頭をクールダウンするのにとてもいいと思っています。

洋服も大好きで、選ぶのも楽しいです。自分でも凝り性だと思いますね(笑)。いま座っているこのプレゼンテーションルームの椅子をセレクトしたのも私ですし、神奈川データセンターのオペレーションルームのレイアウトデザインを決定したのも実は私なんです。

(2014年6月27日)

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