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「NEC iEXPO KANSAI 2016」セミナーレポート

社内外の協創によるオープンイノベーションを加速する新研究所を支えるICTインフラ
~SDNをはじめとしたICTインフラの取組みのご紹介~

2016年8月31日

「社内外の研究者間のコラボレーション」から「IoT活用」までを支えるSDN

ダイキン工業は、新研究所の立ち上げに伴い、ネットワークにSDN(Software-Defined Networking)を採用しました。社内外の研究者の協創による「技術革新」と「価値創造」を支えるためには、様々な属性を持つ「ヒト」や「モノ」を安全かつスピーディに接続することが必要だったためです。導入後、必要なネットワークを迅速に用意できるようになったほか、コストも削減。さらには将来のIoT活用の基盤としても大きな期待を集めています。

既存のネットワークでは「協創」を実現できない

ダイキン工業株式会社
IT推進部 課長
高田 洋 氏

ダイキン工業株式会社は、住宅用から産業・商業用のエアコン、空気清浄機などを開発・販売する総合空調メーカーです。2016年3月期には売上高2兆円を突破するなど、堅調に業績を伸ばしてきましたが、企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。成長を維持するためには、社内外の協創による「技術革新」と「価値創造」を後押しし、研究開発のスピードアップと成果極大化を図ることが欠かせません。

その中心的な役割を担うのが、大阪府摂津市に設立した新研究施設「テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)」です。それまで、堺、滋賀、淀川と、国内に点在していた3つの研究開発拠点を集約し、2015年11月からダイキンのマザー研究所として稼働を開始しています。

TICのコンセプトは、「世界中の多様な人材による協創イノベーションで『技術革新』と『価値創造』を実現する」こと。このような活動を支えるためには、時間や場所の制約なく、いつでも・どこでも、協業する研究者と情報共有できるITインフラが欠かせません。また、ネットワーク環境についても、様々な変化に対してスピーディに対応できることが必要になると考えました。

というのも、オープンなコラボレーションが加速すれば、社外研究員向けの執務スペースの確保や試験・実験設備の増移設などが次々と必要になります。しかし、従来のネットワークは、構成を変更するたびに各ネットワーク機器に対して、手作業でコマンド入力を行い、設定変更作業を行わなければならず、スピーディな「場」の提供が困難だったからです。

ネットワークの課題を解決し、IoT活用も支える

そこで、目を付けたのが「SDN」(Software-Defined Networking)です。

SDNなら、GUIを通じてネットワークをソフトウェア制御でき、要件を満たすネットワークサービスをスピーディに提供できます。こうした点を評価して、TICのネットワークにNECのSDNソリューションを採用しました。

期待した通りSDNは、ネットワークの提供スピードを飛躍的にアップしてくれました。物理的な作業を行わずともVTN(Virtual Tenant Network)という、独立した仮想ネットワークを容易に構築できます。機器の増設を含めると、従来は1.5カ月程度かかっていた構築作業が、今はわずか1日で済みます。

[拡大する]拡大する図1 スピーディな環境提供を実現するSDN

また、コスト面でも効果がありました。

SDNを導入するにあたり、すべてのネットワーク機器を入れ替える必要はなく、SDNコントローラへのポリシー設定をするだけで、従来のネットワーク機器やファイアウォールなどをそのまま利用できます。これによって、既存資産を有効活用することができ、新たな設備投資の低減が可能です。

さらに通信をソフトウェアベースで制御できるため、これまでのようにネットワークセグメントの境界ごとにファイアウォールを導入する必要がなく、論理的に適用できます。このことも機器コストの低減につながります。

[拡大する]拡大する図2 既存セキュリティ機器の共用イメージ

加えて、可用性も高く評価しています。

以前、ネットワークの変更は停止を伴うため、業務調整や社内告知を行った上で、夜間などに作業を行っていました。一方、現在はネットワークを止めることなく変更を行え、業務に影響を与えることはありません。

今回の取り組みは、社内ネットワークのSDN化に向けた第一ステップ。将来的には、社内データセンターや工場ネットワーク、さらには拠点間をつなぐWANを含めた社内ネットワーク全体にSDNを拡張できるようになると期待しています。

SDNによってネットワークの柔軟性が高まれば、様々なモノをつなぐネットワークも容易に提供できるようになります。期待が高まるIoTの取り組みも加速するなど、新たチャレンジもしやすくなるでしょう。

今後もダイキンは、SDNの有効活用を図るとともに、その活用領域の拡大を図り、「技術革新」と「価値創造」による協創イノベーションの創出を強力に推進していきます。

(2016年8月31日)

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