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「NEC iEXPO KANSAI 2016」セミナーレポート

「衣料型ウェアラブルシステム」
CFA:既存事業の技術とノウハウの組み合わせによる新コンセプト開発

2016年8月17日

IoT時代の快適・安心な暮らしを実現する「衣料型ウェアラブルシステム」

グンゼでは、現在進行中の中期経営計画において、既存技術やノウハウを組み合わせることで新規ビジネスを創出する取り組みに注力。その一環として、NECの技術協力により「衣料型ウェアラブルシステム」を開発しました。このシステムを使うことで、人々の健康やQOL(Quality Of Life)の維持・向上につながる様々なビジネス展開が可能になります。

2020年までに新事業立ち上げを目指す

グンゼ株式会社
新規事業推進室
室長
永井 義之 氏

1896年に創業され、120年の歴史を持つグンゼ株式会社では、創業125年の節目に当たる2020年に向け、7カ年の中期経営計画「CAN 20」を展開。その基本戦略の1つに掲げているのが「CFA活動」です。CFAとは“Cross Functional Approach”の略で、組織の壁を越えて知識や技術を結集し、新規事業の早期立ち上げを目指すというものです。

すでに具体的な取り組みも進んでおり、それがNECの技術協力のもとで進めている「衣料型ウェアラブルシステム」の開発です。

具体的には、グンゼのニット(編み)技術を生かし、導電性繊維を、身体にフィットする柔らかさと、軽量・伸縮性・通気性を持った生地に加工。日常的に快適に着用でき、通常の肌着のように洗濯もできる衣料型ウェアラブルシステムを完成させました。胸部にはNEC製の薄型ウェアラブル端末が配置され、導電性繊維から得られる着用者の姿勢、心拍数といった各種データを収集。そのデータは無線通信でスマートフォンに自動送信され、専用のアプリケーションで姿勢情報を可視化することに活用されるほか、NECのクラウド上に蓄積され、スポーツ施設のインストラクターといった事業者が閲覧・分析できる仕組みとなっています。

図1 衣料型ウェアラブルシステムの概要

幅広い分野のニーズに応えるサービスを実現

この衣料型ウェアラブルシステムを活用し、着用者の姿勢に関するデータを蓄積・分析することで、人々のQOLの維持・向上に貢献する様々なビジネスやサービスを実現できます。例えば、姿勢のゆがみと疲労の関係性などを見える化することで、スポーツクラブなどであれば、肩こりになりにくい姿勢に矯正するためのトレーニングメニューの作成や提案が可能になります。

すでにグンゼでも、人が「猫背」の状態になると肩甲骨が外側に開くことに着目し、「猫背改善」に役立つサービスの実現を目指しています。

このケースでは、肩甲骨付近の繊維の伸び具合を、衣料型ウェアラブルセンサーで捉え、着用者の「猫背率」を計測。結果に応じて、背中の丸まり方が異なるイラストをスマートフォンなどに表示し、わかりやすく自分の姿勢を可視化できる仕組みを提供しています。シンプルな仕組みではありますが、自分では気づきにくい姿勢の変化をリアルタイムに把握できることで、専門機関からのアドバイスなどに基づいた姿勢矯正のプログラムなどを、効果的に継続することにも役立つと考えています。

グンゼでは今後、この衣料型ウェアラブルシステムと、そこから収集したデータを蓄積・分析するNECの技術を組み合わせることで、さらに幅広い分野に対して新たな価値を提供していく考えです。

例えば、「従業員管理」という分野であれば、作業現場などで働く社員の心拍、衣服内温度、姿勢などのデータをモニタリングすることで、事故やケガを未然に防ぐマニュアルを策定することも可能になります。

また、「スポーツクラブ」であれば、各会員の生体情報を把握することで、より効果的なトレーニングメニューの提案などが可能になるでしょう。ひいてはそれが、他のスポーツクラブに対する優位性や差別化ポイントとなり、新規入会者の獲得や退会率の抑制にもつながるかもしれません。また、スポーツクラブの会員自らが自分の身体状態を閲覧できるようにすれば、トレーニング効果をデータで理解でき、継続してクラブを利用しようという気持ちも喚起できます。

これからもグンゼでは、NECの協力を仰ぎながら衣料型ウェアラブルシステムをさらに進化させ、IoT時代に対応したビジネスの創出・拡大につなげていきたいと考えています。

(2016年8月17日)

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