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「NEC iEXPO KANSAI 2016」

『デジタル産業革命を支えるNEC~安全・安心・効率・公平な社会の実現』

2016年7月25日

写真NEC 代表取締役 執行役員社長 新野 隆

世界を取り巻くメガトレンドとデジタルテクノロジーの波

本日は『デジタル産業革命を支えるNEC~安全・安心・効率・公平な社会の実現』というテーマで様々な事例を交えてお話させていただきます。

はじめに私たちは人口問題が大きなトレンドと捉えています。地球人口は2050年に90億人を超え、都市部人口は63億人に膨れ上がると言われます。人の移動は2倍、モノの移動は2.4倍、食料需給は1.7倍に増えると予想されます。極端な都市集中により引き起こされる問題の解決にはICTの力が必須です。コンピュータの処理性能は20年間で57万倍になりました。モバイルネットワークの伝送速度は2020年までに10万倍に伸びるでしょう。IoTによってモノやコトのデータがリアルタイムで集められ、世界のデータ量は2000年の約6,500倍に膨らむ見通しです。

NECが考えるAI(人工知能)の役割とは

昨今AI(人工知能)がものすごいスピードで進展しています。囲碁のプロ棋士がAIに負けるという出来事がありました。チェスで負け、将棋で負けるまで16年間掛かり、囲碁でも同様の年数がかかると予想されましたが、わずか3年間しか掛からなかった。AIのディープラーニングの進展の結果と見ており、エポック的な出来事でした。

これからのAIの役割は大きく分けて2つあります。1つ目は「単純労働からの解放」、2つ目は「人間のポテンシャルを引き出す」ことです。AIが人間を追い越し、仕事が取って代わられると言われていますが決してそんなことはありません。人間が判断することは残り、また芸術の活動などAIだけでは出来ない事も多々あります。AIは、人の創造性や幸福感を引き出す役割を担うでしょう。

AIの価値提供は、実世界の様々な事象をデータサイエンスで「見える化」し、サイバー空間で「分析」し少し先の事を予知し、実世界に「制御・誘導」して還元する、この一連のプロセスです。NECは古くからAIの技術開発に取り組んでおり、様々な世界初、世界No.1の技術を保有しております。

たとえば、「群衆行動解析技術」では、数百人が複雑に行き交う混雑環境下において、防犯カメラ等の映像を独自のアルゴリズムで照合・解析し、群衆の異変を早期発見します。また「時空間データプロファイリング」では、複数の場所での映像データから、出現率が高い人や不自然な行動をとっている人など、ある特定パターンで出現する人物を高速に分類検索でき、防犯や犯罪捜査などでの活用が期待されています。

今般、AIの技術がますます重要になる中、NECは関連した技術群を総称して「NEC the WISE」と名付け、ブランド化しました。

[拡大する]拡大する「NEC the WISE」に込めた想い

The WISEというのは、「賢者たち」という複数名詞で、皆様とともに価値を創造する賢者となりたい、という私たちの強い想いを込めています。三角錐は将来の礎として揺るぎない楔を打つという決心、そして中央に佇む立方体はAIとして集積させた叡智の核を表します。このマークには、あえて傾きを持たせています。あらゆる社会課題には、不安定がつきまといます。NECが、人と人、人と社会、人とAIによる協調によって、世の中を安定させ、より良い社会を創る決意を表しています。

NECのデジタル産業革命時代における社会価値創造

NECは、地球規模で起きている社会課題に対し、ICTの力、特にIoTやAIといったデジタル技術を最大限活用して取り組むべき7つの社会価値創造テーマを定めております。

社会価値創造×デジタル

5つの事例をご紹介します。

(1)『空港×デジタル』空港の安全・効率的な運営を支えるAI技術

世界の国際空港の到着客数は2030年には倍増し、今以上に手続きの迅速化、安全な運営が求められます。当社は、これまで50以上の空港にICTシステムを提供しております。直近ではリオオリンピックが開催されるトム・ジョビ国際空港のトータルICTシステムを構築しました。加え、ブラジル14の主要国際空港の税関で利用される顔照合システムを受注し、犯罪防止に貢献しています。NECは顔および指紋認証の分野において、米国国立標準技術研究所のベンチマークテストで世界No.1の評価をいただいています。エラー率と照合スピードの両方で他社を凌駕しています。

私たちは、空港の将来像として、IoTやAI技術により空港の手続きの手間を劇的に短縮するだけでなく、空港間や空港と他交通機関との連携等で更に犯罪の防止をはかり、誰もが安心して旅行できるファストトラベルの実現に貢献します。

(2)『都市×デジタル』ICTによる安全で効率的な都市マネジメントの支援

当社は、安全で効率的な都市マネジメントを実現する取り組みを進めています。アルゼンチンのティグレ市にてリアルタイム街中監視を行い、車の盗難減少等の成果が現れています。

またニュージーランドのウェリントン市では、市内カメラやセンサーを欧州「クラウド・シティ・オペレーション・センター」とつなぎ、遠隔でシティオペレーションを行っています。ニュージーランドのスマートシティ実証実験は、同国土地情報省とウェリントン市、クライストチャーチ市、オークランド市の間で実施されています。

私たちは、スマートシティの将来像として、個々の都市ではなく複数の都市を管理し、各都市から得られたデータを基に、最もパフォーマンスの良い都市をベストプラクティスとしてノウハウ化し横展開することで、国や地域全体の社会課題解決に貢献し、地球規模での社会価値創造へと広げることができると考えています。

(3)『農業×デジタル』AIによる農業バリューチェーン全体のシミュレーションを実現

カゴメ株式会社様のトマト農園では、当社のAIによる「分析・予測」技術を活用いただいています。これにより、高精度な生育計画の立案、収穫量の予測、圃場(ほじょう)ごとの最適な栽培方法が導き出されています。

私たちは、農業の将来像として、生産だけでなく加工・流通までを含めた食・農バリューチェーン全体に広げ、安全・安心な食環境の実現に貢献していきます。

(4)『ものづくり×デジタル』「止めない生産」「止めない供給」の工場を実現

三菱電機株式会社様では、当社のIoT基盤を活用してレーザ加工機の遠隔監視とリモート診断を実施、稼働率・生産性の向上を実現されました。

私たちは、ものづくりの将来像として、バリューチェーン全体がつながることで工場が大きく変わり、IoTによって「止めない生産」、流通業と連携した需要予測分析から「変種変量生産」を可能にし「止めない供給」が実現されると考えています。

(5)『エンターテインメント×デジタル』ICTでエンタメ現場の問題を解決

当社は、エンターテインメント領域にもICT技術を提供しております。「顔認証を活用したゲートシステム」提供、ライブイベントでの「顔認証を活用した本人確認システム」提供等で、経費削減、チケットの転売防止、スムーズな入場を実現しました。また、これまではカメラに顔を向けて認証していましたが、顔認証技術を更に使いやすく、様々な用途に活用できるよう、当社では「ウォークスルー顔認証システム」の実証実験等で機能強化を続けております。

私たちは、エンターテインメントの将来像として、イベント会場内でのスムーズな席への移動、グッズ販売などでの待ち時間ゼロ、終了時の周辺交通機関との連携による安全かつスムーズな退場ができ、イベント全体の体験価値最大化を目指します。

バリューチェーン全体を「セキュア」に保つ

ご紹介した事例は、いずれもデジタルデータを活用することで新しいバリューチェーンを生みだし、社会や産業構造の革新へと発展していくものです。しかし、その中で一か所でもセキュリティに不備があるとバリューチェーン全体が脅かされます。バリューチェーン全体を「セキュア」に保つための対策が欠かせません。

当社は、古くからセキュリティの技術開発を進めております。この領域でもAIを活用し、新しいコンセプトのセキュリティ技術を開発しました。従来は攻撃の種類を分析して対処しますが、この技術では、システムの正常状態を学習し、異常を検知したら直ちにネットワークを遮断することで、未知の攻撃や予想外の故障に対処可能にするものです。

「ワンランク上」の社会価値創出を目指して

NECは、社会全体のバリューチェーンを見据えたデジタル産業革命を強力に推進します。その原動力となるのは、IoTやAI、それらを支えるコンピュータとネットワーク、そしてセキュリティにおける当社の技術力です。ご紹介した事例のように、広域での都市マネジメントや、バリューチェーン全体を最適化するような「ワンランク上」の社会価値創出を目指し、安全・安心・効率・公平な社会を実現します。

NECの約束

多くのパートナー様と「共創」を進める

私たちは10年以上前からパートナリングを大切にしており、今では広く使われている「共創」という言葉は、NECが2006年に登録商標した造語です。また、「ものづくり共創プログラム」を立ち上げ、1,130社 3,426名(2016年5月末時点)の皆様とともに新たなビジネス共創にチャレンジしております。

NECが単独でできることは限られています。これまで紹介した事例もすべてお客様やパートナーとともに社会価値創造を目指してきたものであり、今後もオープンで積極的なパートナリングを進めて参ります。

(2016年7月25日)

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