Please note that JavaScript and style sheet are used in this website,
Due to unadaptability of the style sheet with the browser used in your computer, pages may not look as original.
Even in such a case, however, the contents can be used safely.

SX-9ベクトルスーパーコンピュータ

言語・ツール

快適なソフトウェア開発環境と先進の言語処理体系

並列処理のすべてのプログラミングモデルに対応

ベクトル処理、共有メモリ上の並列処理、ノード間での分散メモリ上の並列処理と、3レベルのベクトル・並列処理をサポート。言語処理系も、自動ベクトル化機能、自動並列化機能、OpenMPに加え、データ・パラレルモデルに基づくHPF、メッセージ・パッシングを標準化したMPIなどを提供します。

ベクトル化・並列化の中核コンパイラFORTRAN90/SX

SXシリーズのシングルノード内の共有メモリアーキテクチャを活用し、ベクトルプロセッサのパワーを最大限に引き出すためには、コンパイラの最適化/ベクトル化/並列化機能が重要となります。FORTRAN90/SXは、従来のSXシリーズで実績を培ってきた高度な最適化、自動ベクトル化、自動並列化機能を装備し、SXシリーズ向けに最適設計されたコンパイラです。最新のFortran95仕様をフル実装し、SXシリーズのベクトル化・並列化の中核を担います。

ベクトル化・並列化C/C++コンパイラ

C++/SXコンパイラは、C言語およびC++言語のISO規格をサポートするC/C++コンパイラです。FORTRAN90/SXと共通のバックエンドをもち、高度な自動ベクトル化、自動並列化および最適化機能を提供します。

多彩な共有メモリ並列処理機能

SXシリーズのマルチプロセッサ活用方式のひとつとして、一つのプログラムを複数のタスクに分割し、それらを複数のプロセッサ上で並列処理させることでジョブの実行時間を短縮するマルチタスク方式をサポート。コンパイラの強力な自動並列化機能に加え、OpenMP APIにより、通常のプログラムから容易に並列処理を利用できます。OpenMPは、OpenMPフォーラムによって提唱された、共有メモリ並列処理向けAPIです。異なるアーキテクチャを持つマシン間で、共有メモリ並列処理用プログラムに可搬性を持たせるためのもので、指示行とライブラリから構成されています。FORTRAN 90/SX、C++/SXでOpenMP API Ver.2.5 を提供します。

データ・パラレル言語HPF/SX V2

HPFは、データ・パラレルの考え方に基づいて分散メモリ型の並列処理を可能とするFortran言語の拡張仕様です。分散メモリ型並列処理では、データをどのように各メモリに分散配置するか、ループをどのように並列化するか、および通信をどのように行うかが性能の鍵となります。HPFでは、コメント行形式の「HPF指示文」によってユーザが指定したデータの配置方法に基づいて、自動的にループの最適な並列実行と通信の生成が行われます。最新の標準仕様HPF2.0に準拠し、主要なHPF公認拡張仕様、HPF/JA拡張仕様をサポートします。

メッセージ・パッシング・インタフェース ライブラリMPI/SX、MPI2/SX

MPIは、分散メモリ型並列処理プログラミングのためのメッセージ通信ライブラリであり、事実上の標準となっています。ユーザは、データ分散型並列処理プログラムとしてデータや計算処理の分割を行い、MPIを用いて必要最小限のプロセッサ間データ転送を記述することで、並列マシンの性能を十分に引き出すプログラミングが可能です。MPIでは、データ転送などの機能をFortranからもC/C++からも呼び出し可能なサブルーチン、または関数ライブラリで提供します。シングルノード内であれば共有メモリの特長を活かし、マルチノードシステムであれば、IXSのハードウェア性能を最大限に引き出すことによって、低レイテンシ、高スループットのデータ転送を実現しており、スケーラビリティの高い並列処理が可能です。MPI/SXでは、MPIの基本機能としてMPI-1.2仕様をサポートしています。さらに、MPI2/SXによりMPI-2仕様で定められた拡張機能をサポートします。

クロス開発環境

各コンパイラは、SXシリーズ上で動作するセルフ版のほか、SXシリーズ以外のワークステーション、サーバー上で動作するクロス版を提供しており、それらのマシン上でもSXのアプリケーション開発が可能です。

研究者のためのパワフルな開発環境

性能解析ツールproginf、ftrace機能

FORTRAN90/SXやC++/SXが標準で備える機能で、環境変数やコンパイルオプションによって、プログラム全体やサブルーチン単位、ユーザ指定範囲の性能情報を出力することが可能です。

PSUITE

SXシリーズでは、スーパーコンピュータと端末が接続されたネットワーク上でより快適かつ効率的にプログラミングが行える統合プログラム開発環境PSUITEを提供します。

  • ソース編集、翻訳、実行、デバッグ、そしてチューニングといった一連の作業が、統一的で使いやすいGUI画面
  • スーパーコンピュータの負荷を軽減するために、プログラムの実行、デバッグ以外はクロスコンパイラなどと一体となってワークステーションやPCで処理。
  • 最適化、ベクトル化および並列化されたプログラムに対しても、ソースレベルでデバッグ・チューニングが可能。
画面キャプチャ

FSA/SX

Fortran静的解析ツールFSA/SXは、Fortran言語で記述されたプログラムに対してチューニングや移植作業に役立つ解析情報を出力するプログラミングツールです。ユーザインタフェースとしては、CUIとGUIが利用可能です。

TotalView

TotalViewは、米国TotalView Technologies社より提供される広範なHPCプラットフォームで利用されている分散並列デバッガです。SXシリーズでは、Fortran90およびC/C++プログラムのデバッグに加え、MPIプログラムのデバッグをサポート。複雑な共有・分散並列プログラムの開発を容易に、かつ効率的に行うことができます。

画面キャプチャ

ITA

MPIプログラムの性能解析ツールです。ITAは、プログラムの動作をグラフィカルに表示することで、ロードバランスや通信パターンなどさまざまプログラムの特性を解析することが可能です。

画面キャプチャ
MPI
: Message Passing Interface
HPF
: High Performance Fortran
ITA
: Intel Trace Analyzer

※ TotalView:TotalView Technologies社の米国における登録商標です。

※ Intel Trace Analyzer:米国Intel Corporationの登録商標です。