NEC、サクラメント電力公社・スペースタイムインサイト社との3社協業による電力事業者向けスマートエネルギーソリューションを提供開始 (2017/8/7)

NECは、2020年の国内電力市場における発送電分離を見据え、サクラメント電力公社(本社:カリフォルニア州サクラメント)、スペースタイムインサイト社(本社:カリフォルニア州サンマテオ)とともに、電力事業者向けスマートエネルギーソリューションの提供を開始しました。

プレゼンするNEC執行役員常務 高田 和宏

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NEC スマートエネルギー事業部
事業部長 井島 功晴

固い握手 (左から:NEC 井島、サクラメント電力公社 Arlen Orchard CEO、NEC 高田、スペースタイムインサイト社 Rob Schilling CEO)

発表概要

NECのスマートエネルギー事業の目指す方向性

日本の電力事業者を取り巻く環境は、電力システム改革により2020年に大きく転機を迎えます。

2020年4月の「発送電分離」では、エネルギーや地域の間の「垣根」が取り除かれ、新規参入が活発になるため、各事業者は多様な事業主体への変革が求められます。

NECはICTの先進企業として、また、長年にわたり、電力事業者向けにAI技術なども用いたシステムを導入してきた強みを活かし、それらの課題に対応し、電力事業者を取り巻く経営課題の変化を予測し、様々な社会的価値を提供いたします。

電力システム改革における環境の変化

電力システム改革では、各電力事業者には様々な経営課題が生まれます。

特に発送電分離の影響が最も大きい「送配電事業者」には、
(1)託送料金の低減
(2)電力の安定供給
などの大きな課題が生まれることが予想されています。

こうした課題を解決するため、NECは2015年12月にサクラメント電力公社とスペースタイムインサイト社との協業を発表し、3社で様々な検討を行ってまいりました。

送配電事業におけるソリューション実績

サクラメント電力公社とスペースタイムインサイト社は、サクラメント市内の電力網を使い、配電系統の配電負荷や再生可能エネルギーの発電状況などを高度に可視化するプロジェクトを行っており、管理コストの削減や再生可能エネルギーの導入比率向上、設備計画の最適化などの効果を生み出すノウハウを獲得しています。今回、この実績をベースに、NECのAIを活用したソリューションを提供します。

なお、サクラメント電力公社は、

  • カリフォルニア州で第2位の地域電力会社
  • 16年連続カリフォルニア州No.1の高い顧客満足度
  • 一般需要家向けの割安な電気料金の提供

など、電力先進国アメリカにおいて様々な実績を持ち、日本の電力会社がこれから直面する様々な課題に対する答えを保有しています。

  • 右図の「SMUD」=サクラメント電力公社

送配電事業者向け「設備管理高度化ソリューション」

まず第一弾として、発送電分離の影響が大きい「送配電事業者」向けに、運用コストの低減と電力の安定供給を実現する「設備高度化ソリューション」を日本国内で提供開始します。

そして今後、より幅広い電力事業者やグローバルに向けても、AIやICTを活用したソリューションを展開してまいります。

さいごに

NECは2020年の発送電分離に向け、エネルギー社会の変革に貢献するソリューションをさらに拡充し、人と地球にやさしいエネルギー社会の実現に貢献してまいります。