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プロセス産業におけるトヨタ生産方式の適用事例紹介eセミナー(第1回)

12.販売・生産・在庫の実態を把握する (3)在庫を知る

次に、在庫の実態について見ていくことにする。

1. 在庫の水準を知る

これまでの生産パターンからもたらされる在庫水準の特徴を下の図表から認識できる。販売数量の規模に対して生産数量が大きい品目では、生産直後に在庫数量が一気に増加する。また、全品目において販売数量の規模に対して在庫数量が想像以上に多い傾向にある。

これは、これまで目指してきた効率的生産方式も原因の一つになっているためと思われるが、品切れは何としても回避したいという営業の思惑に対して、生産がタイムリーに追随出来ていないことに原因の一端があると思われる。

2. 在庫の動きを理解する

上の図表では、販売数量と生産数量が同期していないため、在庫数量が常に暴れている。下の図表では在庫の絶対量が増え続けていても生産計画が変更されないため、同じペースで作り続け、在庫増大に気づいた時点で在庫調整を行っている。在庫の減少には敏感であるが、在庫の増大には鈍感であることが、よく分かる。

さらに、下の図表では、製品の改装および終売の際、1日の生産規模が大きい製品で販売数量の予測を誤ると大量の不良在庫を残すことを示している。最後まで現行品の販売を続け、少しでも利益を取りたいとの意図とは裏腹に、結果的には多大な製品廃棄コストを発生させ、利益を食いつぶしてしまっている。

3. 在庫から課題を見つける

これまで効率的である信じてきた大量のまとめ生産方式、および品切れを回避したいがための在庫至上の製品管理が相互に影響しあい、短期的に見れば、在庫は無管理状態であったといえる。

大量生産、大量在庫の負のスパイラルから脱出しないと、目指すべき、最小在庫量を安定して維持する仕組みは実現できない。

これまでの内容は、いかがでしたでしょうか? 皆さまの会社にも、当てはまる部分があったのではないでしょうか? これで今回のeセミナーは終了になります。
次回は(2010年9月16日配信予定)、この現状を踏まえ、KPSをいかに進めて行ったか、生産ライン・パターン毎の改革事例、KPSの導入効果についてご紹介します。お楽しみに!
※参考文献 100円のガムをトヨタ生産方式でつくる!

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