"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

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「ステップ②」着実に早く第一歩を踏み出す"スモールスタート"

関係者全員に有用性を理解してもらいながら試行錯誤することが重要

自社の置かれた状況と目指すべきゴールが明確になったところで、次にどのように進めていくことが大切なのでしょうか。ステップ2では、向かうべき第一歩の踏み出し方について考えていきます。

目指すべきゴールがはっきりしているのであれば、そのゴールに向けて歩を進めていくのが一般的です。しかし、最終的なゴールをいきなり目指すのは得策ではありません。設定した軸が自社の状況に本当にマッチしているのかどうか、そのあるべき姿を理解しながら、段階を踏んでいくことが成功の近道です。
つまり、"スモールスタート"を心掛けることが大切です。

基本的な情報ですらきちんと整理して管理できていない状況が今の立ち位置であれば、例えば一つの地域だけを対象に、GDPや人口統計データ、気候、法規制などの定量マクロデータをまずは収集してみる、といった進め方で構いません。いきなりすべての現地法人に対して、やみくもに情報を提供してもらおうとすれば、収集するだけで膨大な時間がかかってしまうだけでなく、競合に打ち勝つ商品作りに貢献する情報かどうか不明瞭なまま現地の人に協力を求めてしまう可能性も。
結果的には、積極的に協力してもらえないだけでなく、当初の目的を見失ってしまい、計画が破たんすることも考えられます。

だからこそ、スモールスタートによって、現地に求められる商品とそのために足りない情報はいったい何なのかを見極めながら、試行錯誤していくことが重要です。また、情報を活用することで小さな成功体験を積み重ねていくなど、関係者全員にグローバル・マーケティングポータルの有用性をしっかり理解してもらうことも成功の秘訣となります。

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