"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

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「生の声①」グローバル社内SNSのパイロット導入が“暗黙知の形式知化”を加速

トップダウンとボトムアップ両方のベクトルを持った環境作りと、業務改革にひと工夫

2兆円の売り上げを誇る電気機械製造業のX社は、海外売上高が50%を超えるグローバルカンパニーとして、世界約200カ国にて事業を展開しています。日本、米国、欧州、中国、APACの5極体制を敷くことで、それぞれのエリアに密着した販売・サポート体制を構築しており、日本をヘッドクオーターとしてグローバル戦略の一貫性とローカライズした打ち手を共存させながら事業を推進しています。

そんなX社では、グローバルでの事業拡大を注力する領域の一つに据えており、バリューチェーン全体の業務プロセスをリエンジニアリングし、生産性向上を含めた業務効率化が事業課題に。さらにグローバルでのコミュニケーション環境にも大きな課題を持っていたのです。

そこで500名規模の部門を対象に、社内外の関係者を含めたコラボレーション環境をグローバル全体でパイロット的に導入、電話やメールによるコミュニケーションを情報共有基盤としての社内SNSで補完することで、暗黙知の形式知化を加速させています。この基盤にはクラウドサービスが選択されていますが、単にシステムを作るだけでなく、強い信念を持って定着化させるために実行していくことが重要だと説いています。

特に環境作りで工夫したのは、トップダウンとボトムアップ両方のベクトルを持つこと。事業課題におけるリエンジニアリングの活動の一環として位置づけることで、関係者の意識を変えていくことに成功しています。今後については、一部門で導入されていた社内SNSを全社に広げていき、グローバルに試行したコミュニケーション手法を浸透させながら「新しい価値」を創造していきたいと語っています。

X社 佐藤氏(プロフィール)

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