"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

次へ

「事実③」現地のデータをフルに活かした“ローカライズ(現地化)”とは程遠い現実

収集・蓄積だけでは意味がない、データを活かすことを前提にしたプロセスを採用すべき

さらに、新興国市場で戦うための武器となる製品/サービスのローカライズに関して、その企画・設計プロセスの達成状況についてもアンケートで聞いています。

この結果で特筆すべきは、すべての項目において「できていない」と回答した方の割合が「できている」と回答した方を上回っていることです。中でも電気ハイテク機械~装置業に注目すると、「マクロデータを活用した企画業務プロセス」をはじめ、「データ分析に基づく、製品/サービス化のフィージビリティ検証プロセス」「分析結果に基づく、製品化~販売までのトータルプロセス」において、できていない方の割合が高くなっていることがわかります。実際に、このレベルまでデータ活用に基づく業務の遂行は非常に難易度の高いものですので、実行することは容易ではないことは肌感としても捉えられると思います。

繰り返しになりますが、データは収集することが目的ではありません。活用し、アクションにつなげてこそ価値を発揮するものです。だからこそ、データを活かすことを前提にしたプロセスを採用すべきではないでしょうか。そもそも製品/サービスの開発に必要となる情報とはいったい何なのかを定義した上で、どうやって情報を吸い上げたらよいのか、どのように情報を溜めるべきなのかをしっかり検討し、商品開発に活かせる情報共有手法を確立したいところです。

ローカライズした製品/サービスの企画・設計の達成状況

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次へ

「251人の生の声」から読み解けるものとは?次へ