"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

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「事実②」「データ収集・蓄積」と比例しない「データ分析」「データ活用」の実態

マーケティングプロセスの課題“データは集めたけれど・・・。分析・活用しきれていない”

次に、現地の声を反映した製品/サービスを開発し、いち早く市場に投入するために欠かせない、現地情報の収集からデータ活用に至るマーケティング活動が、一般的にどのくらいできているのか、その達成状況について見てみましょう。

前頁と同様の対象者に「データ収集・蓄積」「データ分析」「データ活用」における各プロセスの詳細な状況について尋ねたところ、データ収集・蓄積においては景気変動やGDPなどの「マクロデータ」や製品スペックや4Pなど「競合データ」の収集・蓄積は十分できていると回答した方が多く見られました。

対して、データの分析については「分析に必要な情報の収集」は多くの企業で取り組まれていますが、「データ(コンテンツ)の更新」「現地で活用しやすいアウトプット」「目的に応じたデータ分析」など各項目に対して達成できていないと回答した方が多く見受けられました。また、データ活用についても「データ分析に基づく「商品企画・設計」「新規事業立ち上げ」」のレベルまで実践できている方はまれな状況です。

これらの結果を見てみると、「情報収集や蓄積はできているものの、データの精度がバラバラであることや、リアルタイムな情報更新や活用しやすいアウトプットができておらず、最終的な目的となっている商品開発にデータを活かしきれていない」という、マーケティングプロセスの大きな課題が見えてきます。情報は活用してこそ意味のあるものです。新興国市場において競合に打ち勝っていくためには、データの収集や蓄積を一歩先に進めた、マーケティングプロセスの構築が必要になってくるのではないでしょうか。

進捗状況把握者ベース

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