"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

次へ

「STEP2」“情報の溜め方”多角化する中間層のニーズを網羅!

現地ならではの情報の蓄積が、市場ニーズに合った商品を生み出す原動力に

「情報活用における第2のステップは“情報の溜め方”です。国や地域ごとに詳細な情報、これはユーザとなる顧客の声ばかりではありません。その国の地形や気候をはじめ、文化的習慣や宗教、人口構成など様々な情報を集めることで、現地のニーズがどんなところにあるのかのキャッチアップが容易になり、強いては今後の商品開発に活かせる場面も出てきます。

いくつか例をあげると、例えば中国では、洗濯機を購入する中間所得層の家屋の作りは床がコンクリートでできているのが一般的。そのため、揺れを防いで静音性に優れたダンバーはさほど重要視されません。また、中国の農村部などでは洗濯機が故障しやすく、その原因を探ってみると、なんと洗濯機で野菜を洗っていたことがわかりました。また、他の新興国では、うるさい方がきちんと動いているという安心感があり、あえて音がきちんと出るものが人気です。またインドでは停電が頻発するため、洗濯機にメモリ機能をつけて停電前の状態にすぐ回復できる機能が求められています。このように、国や地域によって求められるニーズは大きく異なります。

APACエリアではたとえ隣接している国や地域でも、多様性があり、ニーズがまったく異なるのです。それら現地の細かいニーズが把握できるのも、しっかり情報を集めて溜められているからこそ。集めた情報をきちんと効果的に蓄積することが、市場のニーズにあった商品を世に送り出す原動力になるのです。」(新藤氏)

※本コンテンツは提案事例をもとに作成しているフィクションです。

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次へ

第3のステップ“情報活用の方法”次へ