"グローバル・マーケティング"を考える「新興国市場で勝ち抜くための市場/顧客データ共有・分析活用」

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「課題」短いPLCに対応するには、新興国ニーズの迅速なフィードバックが最重要

人海戦術で行っていた情報収集。データの受け渡しも煩雑、かつ遅延も発生

「洗濯機をはじめとした白物家電は、もともと製品サイクルの短い商品です。多様化する市場ニーズや複雑化するマーケットの影響から、5年前と比べた製品サイクルの短縮率はおよそ60%となっており、白物家電は鉄鋼や自動車など様々な製造業の中でも突出して短いスパンになっているという調査結果もあるほどです。さらに、新興国には世界各国の企業が進出することにより競争が激化し、これまで以上にスピードが求められます。市場のニーズに迅速に対応するためにも、スピーディな開発が何よりも求められる商品と言えるのです。

そんな商品開発に欠かせないのが、その国の風土や宗教などの地域的特性をはじめ、洗濯機の色やサイズ、価格など競合情報も含めた各国のデータです。これは1カ国ごとに最低でも50項目は必要となります。これらのデータは、これまでは人海戦術を駆使してなんとか散発的に集めていたのは事実です。ただ、メールやFAX、中には電話での連絡で情報を送ってくるケースも。受け渡し方法がバラバラで、整理するだけでも時間がかかってしまっていました。

そのため、欲しい情報がなかなか集まらず、収集する手段も人に依存していたことで粒度もまちまち。せっかく集めた情報をうまく蓄積する仕組みも備えていなかったのです。分析するためのデータ整理に時間かかかり、データの質に差があることで分析の切り口も単純化していたのが実態です。

スピードが求められる状況下で、そんな今までの情報共有のあり方に危機感を感じており、競合他社が次々と新商品を投入している状況を目の当たりにしたことで、いよいよ情報活用のための効率的な仕組みを構築するべきだと一計を案じ、その第一歩を踏み出すことにしたのです。」(新藤氏)

※本コンテンツは提案事例をもとに作成しているフィクションです。

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