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スマートハウスで、「賢い&エコな暮らし」を提案

10万円を切る価格

写真:菊地 恭介NEC エネルギーソリューション事業部サービスシステム部菊地 恭介

NEC エネルギーソリューション事業部 サービスシステム部 菊地 恭介は、「当社は以前からHEMSの研究開発に取り組んでおり、固有の技術を蓄積していました。大手エネルギー企業と組んで実証実験を進めてきた実績もある。積水化学様のスマートハウス事業の方向性は、当社のビジョンとも一致していましたし、もともと環境性能の高いセキスイハイムの住宅に、弊社のHEMSと見える化のノウハウが貢献できることは大きな誇りでもあります」と語ります。
こうした経緯で昨年秋、ハウスメーカーとICTベンダが次世代型住宅の分野でタッグを組む、初めての事業提携が締結しています。スマートハウスの領域は、メーカー各社はまだ実証実験の段階(2011年1月現在)にあり、2011年春という具体的な販売開始時期を世の中に宣言したのも、業界初のことでした。

新製品「セキスイハイム・スマートハウス」は、家庭にあるパソコンを利用し、太陽光発電装置で作り出される電力と住宅の中のエネルギー消費を、部屋ごと・家電製品ごとに見える化できるため、生活者自身による“賢い”省エネが可能になります。

図:ホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)の概念図▲ホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)の概念図

最も大きな特長は、家庭内のシステム構成を、電力測定装置と情報収集装置のみというシンプルなものにし、電力のデータも外部サーバに蓄積していく方式としたことで、10万円を切る普及価格を実現したことです。クラウド型のシステムで拡張性があるため、エネルギーの賢い使い方だけでなく、生活者の健康管理や防犯などにも拡張することができます。各家庭から上がってきたデータをデータセンタに貯め、そのデータを活用した光熱費のコンサルティングも、将来提供されるサービスのひとつとして考えられています。

写真:鈴木 一範NEC エネルギーソリューション事業部ソリューション推進部鈴木 一範

スマートハウスという住空間の中で、電力測定装置と情報収集装置の間の安定した通信を実現するために、NEC側からは「950MHz帯」という周波数帯を提案しており、使用が決定しています。950MHz帯を活用したシステムは、食品・医薬品の安全な物流管理、高齢者支援、交通安全支援など幅広い分野での利用が進みつつあり、産業界から注目されています。「950MHz帯は、電子レンジで使用する帯域と異なるため電磁波の干渉に強く、宅内レベルでの貫通性に優れており、国内では安心して使える帯域です。このように、新しい技術をいち早く取り込んで製品化できるのがNECの大きな強みのひとつだと考えています。
また、家庭内の見える化を実現する製品は、実証実験レベルでは多くのケースが存在しますが、消費者に実際にご利用頂く今回のケースは、国内でも余り例のない事例と思います」。NEC側で同事業の広報を担当している、同 エネルギーソリューション事業部 ソリューションビジネス推進部 鈴木 一範は、こう強調します。

節約できた電気代が、見える

家庭内の電力使用量や太陽光発電量を、パソコンで容易にチェックできる「見える化」画面についても、生活者の視点に立った設計を施しています。
「エネルギー消費の量やCO2削減値はもちろんですが、実はお客様が最も知りたいのは、消費量の電気代換算値です。“前月・前年と比べて、エネルギーをたくさん節約できたから、電気料金はこんなに安くなった”というのが、リアルタイムでお客様に見えるよう、こだわってつくりました。一戸全体の料金に加えて、主要家電や部屋ごとの料金も見えるようになっています」(太田氏)。

この、“料金見える化”機能を実現するためには、最初の初期設定がかなり煩雑になります。電力会社の料金体系は毎年変わりますし、オール電化などの契約形態ごと、地域によっても異なっています。「お客様に、こんな煩雑な条件を入力していただくわけにはいきません。そこで、HEMSによって料金データを定期的にアップデートしていく仕組みを構築しました。お客様側はめんどうな入力が不要で、プルダウンで簡単に自分の家の電力使用の条件を選べるようになっています。クラウドだから、こうしたしくみを低コストで提供できるのです」(鈴木)。
つまり、契約している電力会社と契約内容を案内に沿って選択していくと、時間帯ごとの料金を自動計算して、リアルタイムで生活者に見せてくれるわけです。

写真:電気料金をリアルタイムで見える化する画面イメージ▲電気料金をリアルタイムで見える化する画面イメージ(なお、本画面は開発中のものであり、販売時には変更の可能性があります)

前出の菊地は、「スマートハウス市場に向けて、まずはHEMSを活用したエネルギー消費の見える化という習慣を、生活者に提案していきたい」と言います。太田氏も、「商品を売るだけではなく、行動を変えるための働きかけをしていきたいのです。セキスイハイムに備わっているすぐれたハード性能があるからこそ、HEMSの機能が十分に活かせますから、HEMSを使いこなして『季節ごとに、こんなところをチェックしてみましょう』といったアプローチを考えています。賢く暮らせば、まだまだ光熱費は安くできる、そして地球環境にも貢献できるのですよ」と話します。

家庭内のエネルギー消費は、消費量を見える化するだけで10%程度の削減が見込めると言われています。NECでは近い将来、各家電を最適に制御する機能をHEMSに追加することで、より環境に優しい、そして賢い暮らしを応援していきたいと考えています。

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