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スマートハウスで、「賢い&エコな暮らし」を提案

「エコな住宅」の条件が、大きく変わってきている

搭載率、77%。(2009年度新築住宅販売実績ベース)
この数値は、大手住宅メーカー 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(セキスイハイムグループ)の2009年度新築戸建て住宅の販売数のうち、太陽光発電システムを搭載しているお客様の比率です。
同社は1998年度から太陽光発電搭載住宅(ソーラー住宅)を販売してきた先駆者的な企業で、搭載実績数でもNo.1。「おひさまハイム」の名称で親しまれており、2011年春には累計10万棟突破が確実と見られています。

「地球環境への関心はもちろん、省エネ意識も高いお客様が多く存在するはずだという強い想いがあり、1998年度に販売を開始しています。暮らしの快適さを損なうことなく、楽しく節電して年間光熱費を「ゼロ」にしましょうという当社からの提案が、幅広い層に受け入れられた。そのことが、こうした数字になって表れていると考えています」。積水化学工業株式会社 住宅カンパニー 技術部 太田真人氏はこう述べます。

写真:太田 真人 氏積水化学工業株式会社住宅カンパニー 技術部太田 真人 氏

また、次世代省エネ基準をクリアする高気密・高断熱性をいち早く実現するなど、住宅そのものの性能向上に努めることでも、同社は環境負荷の低減に大きく貢献しています。ただし、これからの社会変化を考えると、快適でエコ=省エネ性能の高い住宅の条件は、高気密・高断熱・太陽光発電といった個別の機能だけでは語れなくなりつつあることも事実。太田氏も、こうしたトレンドをしっかりと見据えています。「当社では近年、昼間の太陽光で作ったエネルギーと、コストの安い夜間電力を上手に使ったり、組み合わせたりして、家全体の視点で快適性や経済性を上げるための、最適な省エネ提案を実施してきました。これに加えて、今後は、見えないところで発生していた住宅の中のエネルギーのムダもより少なくして、より賢く、快適に暮らしていける住宅が求められていくと考えています。そしてこれこそが、ソーラー住宅の次のスタンダードになり得る『スマートハウス』に、必須の条件なのです」。

賢い暮らし方を、どのように提案していくか

これからの住宅がスマ-トハウスへと進化し、光熱費とCO2をよりいっそう削減できるカギは、「賢い暮らし方」にあります。ところが「賢い暮らし方というのは、ハウスメーカーにとって、じつはお客様に提案しにくいことだった」と、太田氏は述懐します。

その理由は、顧客に対して説得力のあるデータが、存在しなかったからです。
「たとえば、住まいや家族構成が全く同じ条件であっても、お客様の暮らし方によって、光熱費に年間15万円くらいの差が出てくるのです。エネルギー消費のムダが、じつは暮らしのシーンにたくさんあるということが、約1万世帯に対して当社が実施してきた光熱費調査からわかってきました。そのムダを具体的なカタチで見せることができれば、お客様にも納得していただける。そこで今春、当社は、主要な家電や部屋ごとにエネルギー消費量を時間軸で見える化できるHEMS(ホームエネルギー・マネジメントシステム)を導入し太陽光発電搭載住宅を組み合わせることによって、賢い暮らし方を提案しようとしています」(太田氏)。

HEMSとは、家の中の主要な家電製品や部屋ごとに電力消費量やCO2排出量を算出し、有益な情報を消費者へ目に見える形で提供し、暮らしの快適さを保ちながらエコなライフスタイルをサポートするシステム。さっそく同社は、HEMS分野の技術ノウハウを持ち、スマートハウス事業を共に推進していける提携企業を探し、NECをパートナーに選びました。太田氏がその理由を、次のように説明します。「HEMSはいろいろな家電製品と連動していく技術なので、汎用性が大切。異なるメーカー製品同士の接続に対応でき、通信技術に強みがあり、さらに、クラウドを利用したHEMSで多彩なサービス展開を実現できる企業が、NECだったのです」と語ります。

(2011年2月22日公開)

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