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家庭のエネルギー消費を見える化・制御する

わが家でエネルギーを「創り出す」

「風呂の残り湯を洗濯に使いまわす」、「コンセントを抜いて待機電力を減らす」・・・。日々のちょっとした心がけでできるこんな省エネのノウハウが広く知られ、最近では省エネルギー家電も普及し始めてはいるものの、家庭からの温室効果ガスの排出量は減っておらず、いまだ増加傾向にあります。低炭素社会の実現には、従来の「省エネ」の延長ではなく、斬新なコンセプトとテクノロジー、サービスが求められているといえます。

このような社会状況を踏まえ、エネルギーを単に「消費」「節約」するのではなく、「わが家でエネルギーを創り出す」というスローガンを掲げ、住宅用総合エネルギーシステムの開発に取り組んでいるのが、「ENEOS」ブランドでおなじみの総合エネルギー企業 新日本石油株式会社様(以下新日本石油様)です。

この取り組みは「ENEOS わが家で創エネ・プロジェクト」と名付けられ、2008年6月にスタート。人の暮らしを中心に据え、住宅から見たエネルギー機器のあり方や省エネ行動、自然エネルギーと化石エネルギーの最適な連携などをテーマに、さまざまな研究開発が進められています。NECはグリーンIT、ホームセキュリティなどの事業で培ってきた先進技術を活かし、総合ICTベンダの立場から、プロジェクトメンバーの1社として発足当初から参画しています。

このプロジェクトが掲げる目標は、住宅全体のCO2発生量を、1990年対比で50%削減すること。さらに、太陽光発電システムによる「創エネ」効果でCO2の発生量を相殺し、最終的にはカーボンフリー、すなわち排出量ゼロの住宅を実現することを目指しています。

「創エネハウス」の諸設備をコントロールする「HEMS」

2009年3月には「創エネ」の開発・実証実験を行うモデル住宅として、横浜市港北区に「創エネハウス」をオープン。「200年住宅ビジョン」に基づいた高耐久な構造と、断熱・気密性の向上が図られた二階建てモデル住宅には、家庭用燃料電池システム(エネファーム)、太陽光発電システム、蓄電池システムなど最先端のエネルギー機器が採用されています。

“省エネ&創エネ”で環境負荷を低減する新しい暮らしを世の中に広く提案していくため、新日本石油様では開設当初からハウスメーカーや大学、ENEOS特約店などの見学者を受け入れており、2009年秋からは一般にも公開されることが決定しています。

写真:創エネハウスの写真▲左:「創エネハウス」の外観 ▲中:南屋根に設置されている太陽光パネル ▲右:エネファーム

写真:HEMSのインターフェース▲「創エネハウス」のダイニングキッチンに設置されているHEMS(Home Energy Management System)

「おやっ? これは何・・・?」。見学者からとりわけ注目を集めているのは、ダイニングキッチンに設置された液晶モニター付きの操作・表示パネルです。モニターには太陽光による発電量や、複数の家電機器・給湯機器のエネルギー使用量、CO2の排出量、各部屋と屋外の温度など、刻々と変動する環境関連のデータがリアルタイムで表示されています。かわいらしいゴリラのキャラクター「エネゴリくん」が、これら各種データのナビゲーション役を務め、見学者に愛嬌を振りまいています。

「創エネハウス」に組み込まれたこのシステムは「HEMS(Home Energy Management System)」と呼ばれています。HEMSとは、住宅内のエネルギー消費機器や発電装置を、ICT技術の活用によりネットワークでつなぎ、各機器の運転を最適な状態に制御して、省エネルギーをトータルで実現するためのシステム。

HEMSは近年、家庭の省エネルギーと地球温暖化防止への有効な対策技術として、徐々に注目が高まっています。エレクトロニクスやエネルギー、住宅関連企業がこぞってこの分野に参入しており、機能とユーザビリティを競い合っています。そしてこの「創エネハウス」のコンセプトに合致したオリジナルのHEMS(プロトタイプ)は、NECが中心となって開発を進めてきました。

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