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家庭のエネルギー消費を見える化・制御する

生活者目線で、使って楽しい機能を充実

新日本石油様とのコラボレーションでHEMSの開発を担当したのは、NEC エネルギーソリューション事業部。石油、電気、ガスなどエネルギー供給事業者に、NECの情報・通信技術を活かしたソリューション提供を行っている事業部門です。人の暮らしを中心に据えた新日本石油様の事業コンセプトは、“ICTを通じて人と地球にやさしい社会をナビゲートする”という、NECの環境事業ビジョンとも合致していました。

「HEMSの設計・開発を担当した私たちも、技術者主導ではなく、家庭に暮らす主婦や子どもの感性を重視し、使って楽しいと思ってもらえる機能とインタフェースのアイデアを、新日本石油様に提案しています。採択されたものは、デザインも含めてゼロから作り込んでいきました。たとえばゲーム感覚で省エネを促したり、家族構成とライフスタイルに合わせた創エネ・省エネのアドバイスができるような機能も充実させています」(NEC エネルギーソリューション事業部 ソリューションビジネス推進部 主任 有馬啓伊子)。

画面:HEMSのインタフェース画面▲ゲーム感覚で省エネを「楽しむ」

「創エネハウス」に組み込まれたHEMSは、ハウス内の各設備と環境関連のデータを、電力量計測センサーやアクティブタグ、人感センサー、空調・温度センサーなどによって収集。これらの情報は、ハウス内に張り巡らされた通信ネットワークによって集約され、前述の操作・表示パネルにリアルタイムで表示されることで、生活者のライフスタイルに応じて集中管理・制御が行えるようになっています。

創エネを意識した暮らしをサポートするHEMS

図版:HEMSの概要

電気自動車への充電設備との連携も

従来型のHEMSは、各種エネルギー機器の使用状況をモニタリングする機能を中心としたものが多く、省エネ効果に直結する制御機能は十分と言えない状況にありました。一方、今回プロトタイプとしてNECが開発したHEMSは、エネルギー負荷の大きいガスや灯油を使用する機器の運転制御が可能で、自然エネルギー機器や一部の家電品までをもネットワーク化して省エネ効果を最大化できる、先進的なものに仕上がっています。

パソコンをはじめ、家庭内の電力消費量とCO2排出量を見える化する技術、および省エネを目的に最適制御をつかさどる技術は、近年NECが自治体大学と共に社会実験を進めてきた、いわば得意分野。しかし今回の「創エネハウス」向けHEMSの場合、前述のように運転制御の対象となるエネルギー機器が電力系・冷暖房系・給湯系と多岐にわたっているため、システム構築にはいくつかの壁が立ちふさがりました。

エネファームと太陽光発電システム、さらには蓄電池システムをネットワークでつなぎ、さまざまな組み合わせを検証しながら、粘り強く開発を進めていく必要がありました。また、CO2削減効果の高い潜熱回収型給湯機(エコジョーズ・エコフィール)をネットワークに組み込むなど、当社として初めての試みも多くありました。苦労もありましたが、NECとして家庭内エネルギーソリューションの分野で新しい可能性を見出すことができた」と語るのは、NEC エネルギーソリューション事業部 ソリューションビジネス推進部 部長 森 直子です。

また、今後普及が見込まれるプラグインハイブリッド車や電気自動車への充電設備との連携も、HEMSの管理下でコントロールされるようになります。家庭内で電気使用が重なった場合のピークカット機能を有しており、200Vのコンセントで、現行の電気自動車なら約7時間で充電が完了。「車を自宅で充電する」という、近未来ではごく当たり前となる生活が、創エネハウスですでに営まれています。

写真:プラグインハイブリッド車や電気自動車用の充電設備プラグインハイブリッド車や電気自動車用の充電設備

総合エネルギー企業ENEOSと、総合ICTベンダNECとのコラボレーションは、環境事業でお互いの強みをフルに発揮できる理想的なタッグと言えます。創エネハウスでは現在、新日本石油様の社員が実際に生活し、家族構成やライフスタイル毎で、複数のエネルギー機器の組み合せにおけるエネルギー消費動向の詳細なデータを収集中。今後は共同開発と検証作業をいっそう加速し、近未来のライフスタイルを想定して制御対象を広げることで、さらなる省エネルギー効果を追求。“人と地球にやさしい低炭素社会の実現”を目指していきます。

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