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全球降水観測(GPM注1)主衛星搭載のNEC製二周波降水レーダ(DPR注2)が観測画像取得

2013年9月からIPCCの第5次報告の各作業部会の報告が順次公表されていますが、その中では地球温暖化が気候変動をもたらし世界各地で台風や竜巻、集中豪雨による洪水など災害の頻度が増え、被害が深刻化するだろうと言われています。また、地域によっては干ばつなどの水不足も発生するとも言われています。これからは気候変動によって起こる水に関する様々な影響に対し、私たちは「危険な災害の要因」と「貴重な水資源」という2つの側面から適応を考えていく必要があり、そのためにはまず地球上の「水」についてもっと良く知る必要があります。

現在、NASAとJAXAの両者が中心になり全球降水観測(GPM)計画を推進しています。2014年2月28日に「全球降水観測(GPM)主衛星」を打 ち上げ、全地球レベルでの降水観測に向けて準備を開始しました。このGPM計画では、3時間ごとに世界の最新の降水分布を捉えます。これは「天気予報の精 度向上」「洪水などの水に関する自然災害の警報」「水資源問題の解決」などに生かせ、気候変動への適応に貢献します。

GPM主衛星(日米共同開発)

「全球降水観測(GPM)主衛星」には二つの観測装置が搭載されており、一つは日本が開発した「二周波降水レーダ(DPR)」、 もう一つは米国が開発した「GPMマイクロ波放射計(GMI)」です。

NECとNEC東芝スペースシステム株式会社は、熱帯降雨観測衛星「TRMM」搭載の降水レーダ「PR」に続き、この「二周波降水レーダ(DPR)」の設 計および製造を担当しました。DPRは、世界初の衛星搭載用降雨観測レーダとして1997年に打ち上げられ、設計寿命(3年)を大幅に上回って16年以上 にわたって運用中の「熱帯降雨観測衛星搭載降雨レーダ(TRMM/PR注3)」の後継のレーダです。DPRは、TRMM/PRと同じ強い雨の観測に適した Ku帯(13.6GHz)の電波を利用した降水レーダに、弱い雨の観測に適したKa帯(35.55GHz)降水レーダを追加し、二つの周波数を使うこと で、降雨の状況を詳しく観測でき、雨雲スキャンレーダとも呼ばれます。

二周波降水レーダ(DPR)による降水の三次元分布

NECは、日本初の人工衛星「おおすみ」や「はやぶさ」をはじめ67機の衛星を手がけることで培ってきた最先端の宇宙技術を活かして、これからも安心・安全な社会インフラの実現に貢献していきます。

(注1) GPM:Global precipitation Measurement
(注2) DPR:Dual-frequency Precipitation Radar
(注3) TRIMM/PR:Tropical Rainfall Measuring Mission / Precipitation Radar
          NECと株式会社東芝が製造を担当。

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