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研究所の取り組み

サイバー攻撃を「人」と「AI」が協調して防御
セキュリティ全般の高度化・効率化を目指す

アナリストの知見や知識をAIでサポート。より高度な判断や脅威の全体像把握に貢献

このプロアクティブな対策の実現に向けては、高度な知見やスキルを持ったアナリストのノウハウを知識化し、膨大な工数と専門性を要する分析業務をAIで効率化していくための研究開発が重要なポイントとなる。

つまり、これまでアナリストがサイバー攻撃の検知や予兆に向けた情報収集・分析のために行ってきたインターネット上での調査や分析手法、注目したキーワードを深掘りしていく際の操作などをAIが強化学習で学ぶことで、属人化されていた高度なノウハウや振る舞いを知識化・体系化していくのである。

こうして形成されたインテリジェンスは、新たな攻撃の兆しを検知するとアナリストが行う調査・分析業務を自動的に選択・判断しながら、重要キーワードの予測や、想定可能な“仮説・解釈”までも提示できるようになる。これにより、事前対策におけるアナリストの業務負担を軽減し、より高度な判断や脅威の全体像の把握に貢献する。同時にそれは、経験の浅いアナリストの教育やスキルアップにも役立つ環境を提供していくことになる。というのも、経験豊富なアナリストがどのようなプロセスや判断のもとに、調査・分析業務を行うかがある程度見える化されるからだ。

10年後には「検知・見える化」、「分析」に加え、「判断」「対策・制御」のすべてのフェーズにおいてAIによる自動化を目指すとともに、各フェーズすべてを俯瞰し、「どこに問題点があるのか」「何が現状のボトルネックとなっているか」を解析し調整するAIを研究開発し、アナリスト業務の網羅的なサポートを目指していく考えだ 。

拡大するNECのセキュリティ研究所が目指すサイバーセキュリティ対策の将来像
「検知・見える化」、「分析」に加え、「判断」「対策・制御」のすべてのフェーズにおいてAIによる自動化を目指すとともに、各フェーズすべてを俯瞰・調整するAIを研究開発し、アナリストの業務を網羅的にサポートしていく

現場と業務を深く理解したNECならではの実践的な研究開発

NECは半世紀以上にわたってAIの研究開発に取り組み、音声認識、画像・映像認識、言語・意味理解、機械学習、予測・予兆検知、最適計画・制御などのAI関連技術において高精度な技術を多数保有している。サイバーセキュリティ分野におけるAI活用でもさまざまな実績があるが、それはNECの研究所がセキュリティの現場と業務を深く理解した実践的な研究開発に取り組んできた点が大きい。

NECでは1990年代からセキュリティ技術の研究と社内体制の整備・拡充を図り、国内企業に先駆けてCSIRTやSOCの活動をスタートさせてきた。その活動の中で、新たなインシデント情報や脅威・脆弱性情報などを網羅的に収集・蓄積しながら、現場のアナリストとAI研究に携わる研究者が密に連携し、サイバー攻撃の全体像や将来のあるべき姿を見据えた先進的なテクノロジー開発を手がけてきた。これがNECの研究所の大きな強みとなっている。

これからも攻撃レベルはさらに高度化していくだろう。しかし、防御する側も手をこまねいているばかりではない。5年先、10年先を見据えたセキュリティ研究所のAI活用の取り組みは、着実に現実のものへと近づきつつある。今後もNECでは、長年にわたり培ってきた知見とノウハウ、AIに代表される先端テクノロジーを融合させ、セキュリティの脅威からビジネスの安心・安全を守る取り組みを推進していく。

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