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安全・安心な社会づくり

自然災害への対応、健康・医療の増進、情報セキュリティの向上、人間の安全保障などグローバル社会はさまざまな課題を抱えています。
ここでは、公共施設間ホットラインシステム、サッカーワールドカップのスタジアムのICTシステムなど、人々が安全・安心に暮らせる社会づくりに貢献している事例をご紹介します。

2013年8月26日掲載

災害に強い「公共施設間ホットラインシステム」で被災地の情報交換網を確保

岩手県陸前高田市では、東日本大震災時に公衆ネットワークが被災し、通信ケーブルの途中断絶や極度の回線集中による通信困難などが発生しました。そのため、避難所となった小中学校などの公共施設と他の公共施設との間の通信に大きな影響が出ました。
災害発生時などには、避難者の名簿のやりとりや、手書きの地図やメッセージをそのままで送るなど、音声では伝えにくいうえ情報量もはるかに多いものの伝達に、ファクシミリを使ったコミュニケーションは極めて重要です。
NECでは、陸前高田市の小中学校などの公共施設に、IP告知放送システムと既存のネットワークを組み合わせた災害にも強い「公共施設間ホットラインシステム」を納入しました。これにより、災害時でも地域内の公共施設間で確実に電話やファクシミリを使ったコミュニケーションが行える環境を実現できました。
なお、このシステムは、緊急時に教職員が混乱なく使えるように、平常時にも小中学校間の業務連絡網などとして使用されています。

一方、全国の自治体は、東日本大震災の経験から、災害時にもっとも重要な「情報の伝達・共有」手段の強化と再構築に取り組んでいます。特に学校などの公共施設は、児童・生徒、教員、職員の安全確保のみならず、災害時の地域住民の防災拠点や避難所としての役割も担うため、強固な情報通信インフラの整備を必要としています。
NECは、高度な無線技術や防災情報システムなどのノウハウを活かしながら、今後も本システムの普及を推進していきます。また、災害時に避難所となる全国の小中学校等に加え、病院、介護施設、公民館、コミュニティセンターなどへもこのシステムを提案していくことで、安心・安全なまちづくりに貢献していきます。

「公共施設間ホットラインシステム」の全体概念図
ネットワーク機器の据付け工事
ネットワーク機器の据付け後の
小学校校舎

サッカーのワールドカップブラジル大会会場でもNECの技術が活きる

ワールドカップに向けスタジアム建設やスマートシティ計画をサポート

ブラジルでは、4年に1度の国際的なサッカーイベント、ワールドカップ2014年大会が国内12都市の会場で開催される予定です。また、2016 年にはオリンピック開催も控えています。そのため各地ではスタジアム建設などの大会準備が急ピッチで進んでおり、NECもいくつかの建設プロジェクトに深 く関わっています。
NECは、12箇所あるワールドカップ公式スタジアムのうち4施設と、準公式スタジアム1施設の計5つのスタジアムでICTシステムの構築を担当します。 これらのスタジアムはいずれも先端技術を取り入れた最新鋭の設計で、サステナビリティ(持続可能性)や自然環境保護、安全性にも配慮した中南米地域で有数 の施設となります。
また、経済成長の著しいブラジルでは、国を挙げての大規模イベントが終了した後も各地域を継続して発展させるため、スタジアム周辺エリアを起点とする市街 地のスマートシティ化構想が進んでいます。NECは、このプロジェクトにも携わり、ICT開発やネットワークインフラなどを含むスマートサービスの構築に よって、地球環境への負荷を抑えながら持続的な成長に貢献できる仕組み作りをサポートする予定です。

スタジアム建設

家族連れでも安心してサッカー観戦が楽しめるスタジアムに

中南米地域では、NECは従来から超小型マイクロ波通信システムやデジタル放送用送信機、指紋認証を活用したパブリックセーフティ事業など多くの実績を積 み上げてきました。今回は、サッカースタジアムという新しいフィールドで、NECが得意とするさまざまなICT関連のソリューションを総合的に提供してい きます。ICTを駆使した設計により、観客の安全性、快適性を格段に向上させることで、女性や子どもを含む家族連れでも安心してサッカーを観戦できるよう になります。


サルバドール市「フォンテノバ・スタジアム」での取り組み


NECは、ブラジル東部のサルバドール市で、改築された「フォンテノバ・スタジアム」(約48,000人収容)に新しく導入されるICTシステムを担当しています。音声、データ、映像をまとめて扱うことができるIPネットワークや高速・大容量の無線ネットワーク、大型スクリーンなど、ICTインフラ全体のシステム構築を行います。こうしたインフラを利用して、スタジアム内におけるさまざまな情報伝達・表示、サルバドール市が所属するバイーア州のスタジアムとしては初となる監視カメラの集中制御によるセキュリティシステム、スタジアム管理システム、防災システムなどが実現する予定です。また、大型スクリーンや多数のデジタルサイネージを配備し、屋外広告やさまざまな情報表示に活用されます。

ポルトアレグレ市「グレミオ・スタジアム」での取り組み


ブラジル南部のポルトアレグレ市に建設された名門サッカーチーム「グレミオ」の新スタジアムは、中南米地域でも有数の、最新鋭の設計・最先端技術を採用した多目的施設です。また、FIFAの基準を満たした6万人収容可能な大規模スタジアムであり、ブラジルの私営スタジアムとしては初めて、米国グリーンビルディング協会(GBC)によるLEED規格に準拠した、サステナビリティや自然環境保護に配慮した施設でもあります。
NECは、監視カメラ246台によるセキュリティソリューション、火災検知システム、スタジアム管理システムなどを構築しスタジアムの安全性・快適性を向上させる役割を果たしています。これらのセキュリティシステムにより、より多くの観客が安心してサッカー観戦ができると期待されています。その他にも、IPデータネットワーク、通信ネットワーク、音響システムなどを総合的に管理する統合ICTインフラの設計・構築を担当しています。

大規模イベントの後はスマートシティとして発展

エネルギーとICTを融合し安心・安全で賢い都市をつくる、スマートシティプロジェクトが世界規模で動き始めています。NECは、すでに世界30カ国に導 入実績のあるパブリックセーフティをはじめ、RFIDなどのセンシングデバイス活用ソリューション、国内外で実証中のスマートハウスや蓄電等の環境・エネ ルギーソリューションなどを有しています。また、国内のみならず、中国、オーストラリア、米国、イタリアなどさまざまな国で実証プロジェクトを行っていま す。そうした経験をもとに、新興国を中心に構想が進むスマートシティプロジェクトに対して、地域ニーズに即した提案を行っています。

レシフェ市「ペルナンブッコ・スタジアム」周辺地域での取り組み

ブラジル東部に位置するレシフェ市には、ワールドカップの開催に合わせて「ペルナンブッコ・スタジアム」(約44,000人収容)が新たに建設さ れました。地元ペルナンブッコ州では、新スタジアムの周辺地域をイベント終了後も継続して発展可能な次世代スマートシティとして開発する都市計画を進めて います。
NECは現地企業と協力し、同州知事の立ち会いのもとで調印された覚書に基づき、インテリジェントエネルギーシステムや、さまざまな商業住宅施設建設を支 えるICTインフラの構築などを提案しています。ICTを駆使した次世代都市インフラの構築によって、レシフェ市がこれからも同州の観光、物流の中核拠点 として継続的に発展できることを目指しています。

地域社会のニーズを掘り下げICTで応えていく

NECは、2011年4月、中南米事業の地域統括会社「NECラテンアメリカ」をブラジル、サンパウロ市に設立しました。中南米6カ国(ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、コロンビア、チリ、ベネズエラ)の現地法人を統括し、各地域のニーズを深く掘り下げながら、経営資源を相互に活用することによって必要なソリューションをスピーディーに提供していきます。今回のブラジルにおけるスタジアム向けICTソリューションや、スマートシティソリューションの提供は、NECが中南米の地域社会に貢献する新たな第一歩と位置づけています。今後はクラウドサービス事業やフェムトセル、LTEなどの通信システム事業など幅広い分野で、こうした取り組みをさらに加速させていきます。

ペルナンブッコ・スタジアム

NECネット安全教室

NECは、1999年に社会貢献活動の一環として「子どもたちが安全・安心なインターネット社会を過ごす」ことを目的とした「NECネット安全教室」をはじめました。これは、子どもたちがネット上での犯罪に巻き込まれることを防止する体験型の啓発教育で、NPO法人イーパーツとの協働により実施しています。
実際にパソコンを使い、掲示板やチャットなどへの書き込みの体験をとおして、個人情報の流出や誹ぼう・中傷によるネット上のいじめへの対処のほか、コンピュータウィルス感染や架空請求事例などの疑似体験とその対策についても学べる内容です。
2012年度は全国で9回実施し、計417名の子どもたちが参加しました(累計実施回数約200回、累計参加者数約25,000名)。

ネット安全教室の風景