Please note that JavaScript and style sheet are used in this website,
Due to unadaptability of the style sheet with the browser used in your computer, pages may not look as original.
Even in such a case, however, the contents can be used safely.

信頼性の高い情報通信インフラの構築

NECでは、人々の生活を支える社会インフラにかかわる事業を数多く手がけています。長年にわたりICTによって信頼性の高い情報インフラを構築し、人々が安全・安心・快適に暮らせる社会づくりに貢献しています。


ミャンマーの持続的成長に貢献する通信インフラ

高度な通信インフラの構築により、国民生活の向上と経済の活性化に貢献

ミャンマーの街並

ミャンマーでは、民主化プロセスの進展にともない、国民生活の向上や経済のさらなる活性化を求める機運が高まっています。日本政府は、2012年4月にミャンマーに対する経済協力方針を変更し、同国の幅広い分野での改革を後押ししています。そうした流れの中でNECは、現地のさまざまなニーズに応えるべく提案活動を行ってきました。今回紹介する「ミャンマー通信網緊急改善プロジェクト」は、そうした取り組みの中でミャンマー政府が日本政府および独立行政法人国際協力機構(JICA)に協力を要請し、具体化したものです。


ミャンマーの通信事情

ミャンマーでは、電話普及率が携帯電話、固定電話合わせて10%程度で、インターネットの普及率も1%程度にとどまっています。こうした通信事情の改善に向けて、ミャンマー政府は2015年に電話普及率50%、2016年には80%を達成するという高い目標を掲げています。当時、2013年12月に同国で開催予定であった東南アジア競技会や、2014年のASEAN議長国就任を控えた状況の下、通信インフラの整備拡充は同国の国際的なプレゼンスを高めるために欠かせない条件となっていました。

政府開発援助によるプロジェクト

光通信網の敷設場所

NECは住友商事およびNTTコミュニケーションズとコンソーシアムを組み、2013年5月にミャンマーの通信情報技術省と「通信網緊急改善計画」に関する契約を締結し、同国の通信インフラ構築のための設備据え付け工事およびインターネット接続環境の改善がスタートしました。
このプロジェクトは、2012年の日本政府によるミャンマーへの経済協力の再開以降では初めてとなる、政府開発援助(ODA)を活用したインフラ構築案件です。


高速・大容量の基幹光通信網とLTE通信局、そして最先端の通信機器を設置

コンソーシアムの役割は、ミャンマー国内の通信インフラ設備を先進国並みに改善することでした。NECは、インフラの基軸部分として、ヤンゴン、ネピドー、マンダレーの3都市間を結ぶ既設の光ファイバー網を活用して伝送容量30Gbpsの高速・大容量の基幹光通信網を構築し、各都市内でLTE通信、固定電話、インターネット通信をそれぞれ10Gbpsで実現する市内光通信網を新たに敷設しました。
加えて、LTE通信システムの基地局を、3都市合計で50カ所に設置しました。また、本ODAの「通信網緊急改善計画」とは別に、東南アジア競技会の会場周辺での通信の利便性をいっそう高めるために、NECは30カ所の基地局を無償で設置しました。

このほか、通信局舎内の設備として、仮想化モバイルコアネットワークソリューション(vEPC)(※1)や、光伝送装置DW7000(※2)など、最先端の通信機器を導入しました。機器の導入後は、現地の技術者に対するトレーニングを実施し、現地スタッフの手で保守・運用を行える体制づくりにも協力しました。

通信インフラ構築で多くの実績を有するNECの経験を活かしたことで、同国の通信事情は大きく改善しています。対象となった3都市とその周辺では、LTE通信 約4万加入者、固定電話 約150万加入者、インターネット通信 約100万加入者の同時利用が可能になりました。

※1 vEPC(Virtualized Evolved Packet Core):LTEモバイルコアネットワーク装置の機能を、コンパクトな汎用IAサーバーの仮想化基盤上で実現した、仮想化モバイルコアネットワーク製品
※2 DW7000:100ギガビットイーサネットに対応した光伝送装置


未来を先取りした設計で、持続的な成長を支援

利用イメージ画像

このプロジェクトは、契約の締結から納期までが約半年間という厳しいスケジュールで実施しました。しかし、政府機関とのさまざまな折衝や手続きを一つひとつ克服しながら、計画通りにプロジェクトを完遂することができました。2013年12月に開催された東南アジア競技会では、我々が構築した通信インフラが活用され、また、2014年5月から行われているネピドーでのASEAN会議でも問題なく稼働しています。
NECが通信局舎内の設備として導入したDW7000は、100ギガビットイーサネットに対応した最新の光伝送装置であるため、通信回線のさらなる高速化・大容量化に対応可能です。つまり、未来を先取りした設計になっており、ミャンマーの国民生活の向上や経済のさらなる活性化など、今後の持続的な発展への第一歩となるものです。


NECは、今回の「ミャンマー通信網緊急改善プロジェクト」に対して、一般財団法人日本ITU協会から、第42回 日本ITU協会賞の「国際協力賞」を贈られました。
このほかにもNECは、ミャンマーの空港の安全な運用のためのプロジェクトで、空港インフラの整備にも携わっており、今後も、ICTソリューションを用いたさまざまな社会ソリューションの提供を通し、ミャンマーをはじめとする新興国の社会インフラ整備に貢献していきます。

第42回 日本ITU協会賞の
「国際協力賞」を受賞