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クラウド実証リポート 【第3弾:次世代IT基盤テクノロジー編】

「ザ・プロに聞く」 NEC 執行役員 山元 正人

役職は2009年12月時点のものです。

リンク:REAL IT PLATFORM Generation2

ミッションクリティカルな業務を含めた、大規模なクラウド活用に自ら取り組むNEC。
基幹業務を支える堅牢性とサービス提供の柔軟性。
さらに将来への拡張性や低コストで効率的な運用性、環境負荷軽減など、これからのデータセンターに求められるさまざまな条件をクリアするには・・・。
サービスプラットフォームを支える製品の開発責任者である山元 正人に聞いた。

フロント業務にとどまらず、基幹業務を含めた真のクラウドサービスを。

―クラウド時代で、変化するデータセンターの役割とは?

山元   クラウド時代のデータセンター基盤には、これまでのハウジングやホスティング、ASPサービスなどをはるかに越える重要な役割と責任が求められます。いま企業やデータセンターの間ではクラウドサービスが大きな話題となっていますが、フロント業務に対応するアプリケーションを提供するだけでは十分とはいえません。基幹業務を含めた企業活動におけるミッションクリティカルな業務に対応してこそ、真のクラウドサービスであると、NECは考えています。

―クラウド時代を支えるデータセンターとして、特に重要な点は?

山元  これからのデータセンターには、企業の基幹業務を支える堅牢かつ柔軟なインフラとサービス実行環境が不可欠になってきます。また仮想化によるITリソースの最適活用や、マルチテナントを活用したサービスの効率化など、大規模なシステムを低コストで運用することも、これからのデータセンターの必須条件となります。
さらには、『見える化』や『自動化』によって障害の早期発見や復旧を可能にする高可用性、運用管理の負担や環境への負荷を減らす高効率な運用や保守性が要求されます。

―NECが実現するクラウド時代にふさわしいデータセンターとは?

山元  大きく3つのポイントがあります。
第一はサービスレベルの維持管理です。
NECではダウンタイムの最小化をはじめ、レスポンスやサービスレベルの低下を徹底的に回避する高品質なサービス実行環境を実現します。加えて、IT資産管理の見える化や、パッチ適用の自動化、先進の性能分析機能による運用監視など、あらゆる側面から高効率な運用を追求しています。

第二は、柔軟かつ効率的なリソース活用です。クラウドサービスを利用する企業によって、その内容やレベルは、それぞれ異なります。NECでは、仮想化技術などを活用してリソースの最適配分を行い、負荷のバランシングを図りながら、それぞれの利用者に応じて高品質で安定したサービスを提供できる環境を実現します。
また新規事業の早期立ち上げなど、お客さまの要求に応じて新たなリソースをすばやく提供したり、お客さまが決められたサービスレベルを越えた時には自動的にリソース追加を行うなど、柔軟かつ迅速なサービス提供を可能にします。ITリソース活用の最適化は、サーバ台数の削減とともに運用の効率化を実現し、コスト削減にも大きく貢献します。

第三は、省電力による環境負荷の低減です。NECでは、省電力製品の提供はもとより、運用、ファシリティにいたるまで、データセンターの徹底的な省電力化を図ります。またデータセンター内の温度を監視し、業務の最適配置、空調機の自律制御によってデータセンター全体の省電力化を支援するソフトウェアも充実しています。

世界に先駆けたオープンフロー技術の製品化など、次世代のデータセンター基盤を実現。

―NECが発表した「REAL IT PLATFORM Generation2」とは?

山元  Generation2は、これまで提唱してきた「REAL IT PLATFORM」のコンセプトである『柔軟・安心・快適』を、大規模データセンターに向けて、さらに進化させたものです。クラウド・コンピューティングに対応した次世代IT基盤として、インフラから、サービス、運用管理をそれぞれ強化し、データセンター運用を総合的にサポートします。高信頼/省電力サーバをはじめ、新世代のネットワークプラットフォームとして注目されているオープンフロ.技術を世界に先駆けてデータセンター向けに提供する「プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」、これまで把握できなかったサイレント障害の検知を可能にした分析エンジン「WebSAM Invariant Analyzer」など、先進の技術と製品をお届けしていきます。

―NECが自らのクラウド実践で導入するプラットフォーム製品は?

山元  代表的な製品としては、従来に比べ消費電力を約55%削減した環境配慮型サーバ「Express5800/ECO CENTER」やサーバ台数の増大を抑えて柔軟に拡張できる信頼性とスケーラビリティを追求した「Express5800/スケーラブルHAサーバ」があります。スケールアウトとスケールアップをうまく組み合わせることで、省電力と拡張性の両立を実現します。
また、Generation2の注目の製品のひとつである「プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」も導入します。これによりサーバやストレージに加え、ネットワーク機器の一元管理が可能になります。「プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」は、ネットワーク機器の集約や障害の見える化、負荷分散、ルート制御による省電力化など、我々自身のクラウド活用においても、大きな成果を期待しています。
ソフトウェアでは、運用管理ミドルウェアである「WebSAM」を幅広く導入し、ITリソースの最適活用とともに、統合的な運用管理を図り、運用コストの削減を行ってまいります。また障害のすばやい検知やシステムの早期復旧など、大規模システムの運用において効率的な全体統制を実現します。

NECのクラウド活用が実証する「柔軟・安心・快適」な技術と製品を、お客さまに提供。

―クラウド時代のIT基盤におけるNECの強みは?

山元  クラウド活用のプラットフォームとして、特に重要なのが堅牢性と拡張性です。NECではこれまでのメインフレーム技術やOMCS(オープンミッションクリティカルシステム)技術の実績をもとに、すぐれた堅牢性とスケーラビリティを同時に実現する高度なSI力を保持しています。
また、NECは早くからC&Cを提唱するなど、IT分野だけでなくネットワーク分野に強いことも、大きな優位点といえます。さらには自らの大規模クラウド実践におけるNECのデータセンター運用実績、そして最新技術から生まれたハードウェアやソフトウェア製品の導入・活用による検証は、企業内データセンターやデータセンター事業者をはじめ、クラウドサービス活用を考えている多くの企業にとって、大きな信頼の証になるはずです。

―データセンターや企業に対してアピールしたい点は?

山元  NECなら、基幹業務などミッションクリティカルなシステムまでもサポートする、クラウド指向サービスプラットフォームを提供できることです。その背景には、NEC自らの大規模クラウド活用の実績があります。また、世界に先駆けたオープンフロー技術、複数の仮想環境と物理環境が混在したシステムの一元管理、サイレント障害の検知や分析を可能にしたソフトウェア技術など、NECが誇る最先端技術があることも、ぜひ注目していただきたいポイントです。
こうした実績と技術力をもとにNECは、真のクラウド活用の実現をサポートします。
利用者の方には、安心で高品質なサービスを。データセンター運用者の方には、低コストで効率的な運用と将来に対する柔軟な拡張性を。そして、大規模化が進むデータセンターのシステム管理者の方には、リソース最適配置の自動化、安定稼動に向けた障害検知・対応の省力化により、管理作業の負荷軽減を実現します。

―NECの「REAL IT PLATFORMGeneration2」の今後の計画は?

山元  高効率インフラストラクチャでは、サーバ・ストレージ・ネットワーク製品において、信頼性/拡張性と省電力を追求した製品を提供するとともに、データセンター全体の省電力化を実現する高効率ファシリティを提供してまいります。また、サービス実行基盤では、柔軟で低コストのサービス環境を構築するマルチテナント基盤、複数のクラウド・サービス利用における利便性の向上やクラウド・サービスと自社システムとの連携を可能にするマッシュアップ基盤などの提供も行っていきます。さらにシステムサービス管理では、データセンターのシステムライフサイクル全体における運用効率化を徹底し、障害の見える化や迅速な対応などを追求します。「柔軟・安心・快適」をさらに進化させた次世代データセンタープラットフォームの実現により、「クラウドは、NEC」というスキームをいち早く具現化してまいります。

  • *プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」は2010年度末製品化予定。
    NECのデータセンターでは2009年下期よりプロトタイプを導入。

リンク:REAL IT PLATFORM Generation2

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