Please note that JavaScript and style sheet are used in this website,
Due to unadaptability of the style sheet with the browser used in your computer, pages may not look as original.
Even in such a case, however, the contents can be used safely.

株式会社 横浜銀行様

株式会社 横浜銀行様

3500台の仮想PC型シンクライアントシステムと、タブレットPCで
渉外担当者の営業力・コンサルティング力の向上

業種金融機関業務営業・販売,共通業務
製品スマートデバイスソリューション・サービスシンクライアント,スマートデバイス活用ソリューション

「Afresh あなたに、あたらしく。」をスローガンに、お客様に最適な金融サービスを提供する横浜銀行様。同行ではより一層の営業・コンサルティング力と情報セキュリティの強化を目的に、NECの仮想PC型シンクライアントシステムを導入し、業務基盤を刷新しました。さらにタブレットPCからシンクライアント環境に接続することにより、渉外担当者による外出先での安心・安全な業務システムの利用を実現。行内ではタブレットPCをシンクライアント端末として活用し“一台二役”の運用を行うことで、営業力の強化に加え業務効率も向上しています。

 

事例のポイント

課題

  • 行内端末は導入から数年が経過し、多様な業務アプリケーションが稼動するため、負荷が増大。端末の立ち上がりが遅く、業務開始までに時間がかかっていました。
  • 渉外担当者の営業活動は、紙の資料による提案・説明が中心。多くの資料を持ち歩く必要があり、より詳細な情報を求められた場合は店舗に戻って情報を整理しなければならず、担当者の作業負荷が高まっていました。
  • お客様情報を扱うシステム基盤として、より一層の情報セキュリティ強化を図るとともに、情報セキュリティ管理業務の負荷を軽減したいと考えていました。

成果

  • 仮想PC型の「VirtualPCCenter™」によるシンクライアントシステムを構築。端末のスペックに依存しないため、端末の起動が早く、スムーズに業務を開始できるようになりました。
  • 「VirtualPCCenter™」とタブレットPC「VersaPro タイプVZ」を組み合わせ、外出先での業務システムの利用を実現。膨大な紙資料を持ち歩く必要がなくなるとともに、その場で資産運用やライフ設計のシミュレーションを行い、お客様に最適な商品をよりわかりやすく提案できるようになりました。
  • 端末側にデータが残らないため、情報漏えいのリスクを回避します。また、仮想PCに対するセキュリティパッチの適用やアプリケーションのバージョンアップもサーバ側での一括対応が可能。運用管理の工数が削減できました。

導入前の背景や課題

営業・コンサルティング力と情報セキュリティの強化が課題に

株式会社 横浜銀行 IT統括部 グループ長 福田 和人 氏株式会社 横浜銀行
IT統括部
グループ長 福田 和人 氏

横浜銀行様は、お客様一人ひとりのニーズに応える付加価値の高い金融サービスを提供するため、コンサルティングの充実とサービスレベルの向上に継続的に取り組んでいます。「例えば、金融・保険商品を提案・説明する際は、窓口で行員が対応するのはもちろん、渉外担当者がお客様先を訪問するなど、お客様のご要望にあわせた営業活動を行っています」と同行 IT統括部 グループ長の福田 和人氏は話します。

 

ただし、より一層のお客様サービスの向上を目指すには、様々な問題も顕在化していました。喫緊の課題となっていたのが、行内端末の老朽化です。「各業務システムの入口となる行内端末は、導入から数年が経過し、パフォーマンスが低下。立ち上げに数分もかかるため、端末の立ち上げ時間を短縮してほしいとの声が行内からあがっていました」と同行 IT統括部 調査役の相田 知晃氏は話します。

株式会社 横浜銀行 IT統括部 調査役 相田 知晃 氏株式会社 横浜銀行
IT統括部
調査役 相田 知晃 氏

情報セキュリティの強化も大きな課題でした。「お客様情報を扱うシステム基盤として、より一層の情報セキュリティ強化を図るとともに、管理業務の負荷を軽減したいと考えていました」と福田氏は述べます。

 

また、近年は銀行業務の拡大に伴い、扱う金融・保険商品も多様化しています。「渉外担当者はたくさんの提案資料やパンフレットを持ち歩かねばなりません。情報管理の観点から、持ち出し時には事前に上司の承認が必要で、手間がかかっていました。しかも、必要な資料を持ち合わせていない場合やシミュレーション情報を提示する場合は、いったん店舗に戻り、情報を揃えてから再度訪問するなど、機敏な対応が困難な上、渉外担当者の負担も増大していました」(相田氏)。

 

行内端末は更改の時期が近づいていましたが、「単なる端末の更改ではなく、情報セキュリティ強化はもちろん、営業活動の強化につながる付加価値の高いインフラを求めていました」と福田氏は語ります。

選択のポイント

VirtualPCCenter(TM)とタブレットPCを組み合わせた提案内容を評価

このような経緯から、同行は新たなインフラとしてシンクライアントシステムの構築を決断しました。シンクライアントシステムなら、サーバ側で一元的にデータを処理・管理するため、端末のスペックや場所に依存せずにシステムを利用できるようになるからです。

 

こうして同行では複数のベンダに提案を依頼。慎重に検討した結果、パートナーとしてNECを選定しました。「決め手となったのは、業務ニーズを的確にとらえた提案内容でした」と福田氏は語ります。

 

行内端末は本店、営業店を含め数千台。しかも、多種多様な業務アプリケーションを利用しているため、インフラの刷新に伴う業務システムへの影響が懸念されました。そうした中、NECは各利用者が固有の環境を使える仮想PC型の「VirtualPCCenter」(以下、VPCC)を提案しました。

 

「VPCCはクライアントOSを丸ごと仮想化できるため、手を加えることなく既存システムを継承可能です。加えてシンクライアントシステムの運用管理負担の低減と安定稼働を両立する機能を備えています」と相田氏は評価します。多くの金融機関での大規模導入実績があった点も大きなポイントでした。

 

さらにNECの提案は、渉外担当者の営業活動の改革にまで踏み込んだものでした。端末に依存しないシンクライアントシステムのメリットを活かし、タブレットPC「VersaPro タイプVZ」との組み合わせを提案したのです。「VersaPro タイプVZ」はOSがWindowsであるため、既設の行内端末と同様の環境やセキュリティポリシーを継続して利用可能です。

 

使い勝手も満足のいくものでした。お客様に見ていただくことを考慮すると、画面にはある程度の大きさが必要です。その点、このタブレット端末は画面が12.1インチと大きく見やすいのが特徴。「この大きさの画面を備えたタブレットPCは当時他社製品を含めて皆無でした。バッテリの駆動時間も長く、長時間の外出でも安心して利用が可能です」と福田氏は述べます。高速通信「Xi/クロッシィ」搭載により、快適なシステム利用も可能にしています。

導入ソリューション

シンクライアントをベースに、タブレットPCによる業務改革まで支援

同行では、VPCCの全店導入を実施。その際、1人で1台のPC環境を利用する「専用仮想PC方式」と、複数人で共通のPC環境を共同利用する「共用仮想PC方式」を併用することで、シンクライアント端末4000台に対し、仮想PC数を3500台に集約。サーバリソースの有効活用を図っています。


また、750台のタブレットPCを投資信託などの金融商品を個人顧客向けに販売する渉外担当者に配布しました。仮想PCサーバは行内端末用とモバイル専用に分けており、外出先での利用時には、モバイル専用の仮想PC環境を利用。端末内に一切のデータを保存しないしくみにより、外出先でも安心・安全に業務システムを利用できます。加えて、仮想PCの画面転送プロトコルにICAを採用。Citrix社のXenDesktop製品と組み合わせたことで、狭帯域ネットワーク環境においても快適な操作性を実現しています。


さらに、タブレットPCは、行内端末用の仮想PC環境に接続し、行内端末としても利用しています。


横浜銀行のシステムイメージ横浜銀行のシステムイメージ

導入後の成果

セキュアで機敏な営業活動が可能になり、サービスレベルが向上

業務基盤のインフラをシンクライアント化したことで、同行は様々なメリットを享受しています。その1つが、端末立ち上げ時間の短縮。「OSやアプリケーション資源を高性能サーバ上の仮想PCで処理するため、高いパフォーマンスを実現。30秒程度で端末が立ち上がるため、スムーズに業務を開始できるようになりました」と福田氏は語ります。

 

外出先での営業・コンサルティング力も強化されています。渉外担当者はタブレットPCを使うことで、仮想PC上の業務システムにアクセスし、窓口対応と同レベルのきめ細かな商品説明を行えます。「センターにあるお客様情報を参照し、その場で資産運用やライフ設計のシミュレーションなども行えるため、ライフステージや状況に応じた最適な商品をお客様と一緒の目線で提案可能になりました」(相田氏)。

 

膨大な紙の資料を持ち歩く必要もなくなりました。利用ログがサーバ上に保存されるため、資料持ち出しの事前承認申請が不要となり、渉外担当者の業務負荷も軽減されています。しかも、行内ではタブレットPCにキーボードを接続し、シンクライアント端末として利用。情報はサーバ上に一元化されているため、外出先と行内でタブレットPCを使い分ける必要がなく、業務効率も向上しています。

懸案だった情報セキュリティも強化されています。「外出先からの業務システムへのログインにはActive Directoryの認証機能を利用し、行内と同じセキュリティ水準を実現しています」と福田氏は満足感を示します。加えて、セキュリティパッチの適用、アプリケーションのバージョンアップもサーバ側で一括対応でき、運用管理の負荷も軽減されています。

一台二役のタブレットPC (タブレットPCのカバーは特注品です)一台二役のタブレットPC (タブレットPCのカバーは特注品です)

外出先ではタブレットPCとして活用(左)。行内ではシンクライアント端末として業務に利用(右)。外出先と行内で同一のタブレットPCを利用することで、業務効率を向上させている。

 

今後の展望

600台のタブレットPCを追加導入し、法人向け渉外営業力の強化を目指す

このように同行の業務システムは、VPCCにより大きく進化しました。今後はシンクライアント化のメリットをさらに享受すべく、新たな取り組みを進めています。その1つが、タブレットPCによる業務利用の拡大です。「現在はリテール営業での利用が中心ですが、近く新たに600台のタブレットPCを導入し、法人向けの渉外営業にも利用していく計画です」と福田氏は今後の展望を語りました。

お客様プロフィール

株式会社 横浜銀行

所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-1-1
設立 1920年12月16日
資本金 2156億2800万円
総資産 12兆6320億円(単体)、12兆8797億円(連結)
預金 10兆8378億円(単体)、10兆8131億円(連結)
従業員数 4683人(2012年9月30日現在)
事業内容 お客様の幅広いニーズに応えるため、使いやすいチャネルの構築を進めるとともに、住宅ローンや投資型商品などの的確かつ積極的な提案を実施。また、きめ細かな経営改善支援を通じた企業再生にも着実に対応。地域に根ざした銀行として、お客様および地域経済の発展に積極的に取り組む。
URL http://www.boy.co.jp/

(2013年3月4日)

共有する: