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株式会社スリーボンド様

株式会社スリーボンド様

基幹システムの刷新と業務改革を両輪に
さらなる成長力獲得を目指し製販一体化を推進

業種 その他業種
業務 生産管理
製品 その他,ソフトウェア(その他)
ソリューション・サービス 共通業務ソリューション(ERP),サービス(コンサルティングサービス)

事例の概要

課題背景

  • 市場競争力の獲得に向けグループシナジーを強化したい
  • 市場のダイナミックな需要変動に対応できる生産体制を整備したい
  • 原価管理の適正化により収益力向上に向けた正確な意思決定を行いたい

成果

グループ全体での競争力強化

業務改革の推進とそれを支える情報管理基盤の整備により、部門やグループ間を越えて、同一の観点、同一の指標でビジネスの状況を把握、互いに情報を共有できる仕組みが整う

在庫適正化とリードタイム短縮の実現へ

営業部門が立てた需要予測が生産側に連携され、その情報を基に生産計画を立案。生産側からも販売在庫の確認が可能となり、在庫の適正化とリードタイム短縮の効果が期待される

適正な原価管理で製品の収益性を評価

製品の品目別、製造指示の単位などで製造原価を可視化できる仕組みを整備。収益性の適正な評価に基づいて、注力すべき製品の判断など、収益向上に向けた的確な意思決定が可能に

導入ソリューション

拡大するIFS Applicationsを中核に構築された基幹システムの概要

生産計画や生産実績、製造原価、在庫・出荷実績などの情報をタイムリーに一元管理できる基幹システムを、IFS Applicationsをベースに構築。例えば、営業担当者がシステム上で算出した数カ月後の需要予測を生産側に連携し、生産側ではそれを基に生産計画を立案していけるような仕組みをはじめ、需給管理の強化が図られている。生産活動の結果を正確な原価で適正に評価するための仕組みも整えられ、収益性向上に貢献することが期待されている

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事例の詳細

導入前の背景や課題

グローバル競争に向け変化対応力と収益管理の強化が不可欠に

スリーボンドファインケミカル株式会社
管理統括部 業務推進部
担当課長
(前・株式会社スリーボンド
情報システム部
システム管理課 課長)
溝渕 行夫 氏

工業用シール剤・接着剤製品を製造・販売するスリーボンド様は、世界23カ国に155の拠点を展開するグローバル企業です。同社製品の適用分野は多岐にわたり、自動車関連や輸送機器、建築・建材、さらには電気・電子、ハイテク分野にも広がっています。スマートフォンの液晶画面と保護ガラスの接着、あるいは自動車のボディコーティングはその一例です。

同社では、事業領域の拡大に歩調を合わせ、分社化戦略によって個々の事業領域におけるビジネス強化を図ってきました。「ただし、グローバル規模で市場競争が激しくなる中、さらなる成長を目指す上では、スリーボンドグループとしてシナジー効果を発揮していける体制を構築することが求められていました」と同社の浅野和美氏は語ります。

このようにグループ強化を図る背景には、市場のニーズの多様化やダイナミックな変化があります。海外市場の拡大に伴い、同社グループが取り扱う製品の品目は、年に約2000点以上のペースで増加しており、市場の需要変動に対応できる製品供給体制をいかに整備するかが重要なテーマとなっていました。「より精度の高い生産管理を行って、発注から出荷に至るリードタイムを適正にコントロールし、顧客にできるだけ“フレッシュな”製品を届けることも重要です」とスリーボンドファインケミカルの溝渕行夫氏は語ります。

また取扱品種の増加や需要変動に伴い、収益構造の変化が見えづらい状況になっていました。製品ごとの原価を素早く把握し、注力製品の決定をするなど、適正なビジネス判断を迅速に行うことが求められていたのです。

選択のポイント

業務改革支援とシステム刷新が一体化した提案を高く評価

株式会社スリーボンド
情報システム部
部長 浅野 和美 氏

こうした課題の解消に向け、同社では10年以上運用してきた基幹システムを組織横断による連携体制を支えるものへ再構築することを決断。ERPの導入を基軸とする提案依頼を行いました。そして、各社からの提案内容を綿密に検討した結果、採用を決めたのがグローバルERPパッケージである「IFS Applications(TM)」をはじめ、連結会計システム「DivaSystem」、ワークフローシステム「FlowLites」といったパッケージを中核としたNECの提案でした。

選定プロセスでは、社内の関係者による投票に基づいてベンダ各社の最終決断を実施。投票内容には、「品質」や「コスト」、「納期」、「機能要件への充足度」、拡張性や柔軟性を含む「将来性」、そして「業務改革に対する期待度」などの評価項目が盛り込まれていました。投票の結果、圧倒的な票を獲得したのがNECでした。

中でも最も重視されたのが「業務改革に対する期待度」です。「当社の抱える課題は、単にERPを入れれば解消するわけではありません。システムの刷新と業務改革の両輪を継続的に回すことが肝要です。その点NECは、生産管理など製造業向けの機能性に優れたIFS Applicationsに加え、『ものづくり共創プログラム』やコンサルティングサービスをあわせて提案しており、我々の実践をトータルに支援してくれると判断しました」と浅野氏は採用のポイントを語ります。

導入後の成果

基幹システム刷新、業務改革を両輪とした取り組みで成果

株式会社スリーボンド
情報システム部
情報システム課
高橋 悠喜 氏

その後、取り組まれたシステム導入作業では、IFS Applicationsに実装された標準プロセスを活かしながら、スリーボンド固有の要件に沿ったアドオン開発は最低限にとどめるというアプローチがとられました。

「旧来のシステムは自社開発だったため、我々の業務に合わせやすかったことが業務改革を進めづらかったことの一因です。そこで、アドオンを可能な限り避け、ERPの標準に従いながらプロセス改革を実現していこうと考えました」と溝渕氏は語ります。

実際、同社ではNECのコンサルタントから提案を受け、業務改革の推進に向けた組織面での体制整備を実施。具体的には、製造と販売両部門の上級職を含めた担当者が普段から密接に交わり、情報共有や意見交換、ディスカッションを行うことを目的とする「会議体」を新設。また、同社で経営管理上の1つの大きな課題となっていた、製造原価の管理に特化した部門を新たに設置しました。

「もちろん当社でも、製品ごとの製造原価について、従来の経験やノウハウに基づくかたちで標準値を設定していました。しかし、原価は原料価格などの市場動向によってその時々で変化するため、大きく乖離するケースもありました。NECのコンサルタントは、そうしたことも含め、いかに原価を捉え、どう管理していくべきかといったことにも踏み込んで丁寧な提案をしてくれました」とスリーボンドの高橋悠喜氏は語ります。

新システムにおいても、そうした業務改革を支援する仕組みが整っています。例えば、営業部門がシステム上で分析を行い、数カ月後の需要予測を立てると、それが生産側にも連携され、その情報を基に生産側で生産計画を立案できる機能はその1つです。あるいは品目はもちろん、製造指示単位など任意の切り口で製造原価を可視化できる仕組み、さらに生産側からも販売在庫を確認できる機能も整備されました。これにより、在庫の適正化やリードタイムの短縮、収益性向上につながる高精度の意思決定などが期待されています。

「データの整備が完了すれば、製販一体化を軸にグループ企業が互いの密接な連携の上にシナジー効果を発揮していける仕組みが整います」と溝渕氏は期待を込めます。さらに、将来的には同社が各国に展開する拠点にも今回のERPの仕組みを導入していくことを検討していきます。「それに向けて、まずは国内での取り組みを成功事例として確立し、各国の拠点に示していけるようにすることが肝要です。NECには、そうした我々の取り組みを、システム構築、コンサルティングの両面から継続してサポートしてほしいです」と浅野氏は語りました。

左より、溝渕 行夫 氏、浅野 和美 氏、高橋 悠喜 氏

NEC担当スタッフの声

業務改革の実施からその定着までを継続的に支援する

今回、NECではスリーボンド様の取り組みを、IFS Applicationsの導入による基幹システムの刷新、「ものづくり共創プログラム」およびコンサルティングサービスによる業務改革の推進を一体化させたかたちでご支援しました。

プロジェクトでは、まずヒアリングの場やワークショップを通じて、お客様とNECが踏み込んだ議論を重ねながら課題を抽出。その後、当社の工場にもお越しいただいて、NECがどのような方法で販売と生産を連動させた需給調整を行っているかという事例を、実際にご覧いただいてご紹介するといった取り組みなどを通じて、目指すべき業務改革のイメージを共有し、そこで必要となるシステムを着実に実現していきました。

現在、スリーボンド様の手でデータの整備を進めていただいていますが、それが完了したあかつきには、業務のあるべき姿を実現していくためのシステム基盤が整うことになります。さらに、基幹システム刷新に続くプロジェクトとして取り組まれている、営業支援システムの整備についても、SE、コンサルタントが一体となってご支援しています。これら取り組みにおいて我々が常に念頭に置いているのは、改善された業務プロセスを現場に根付かせ、新たに構築したシステムを継続的に活用できるところまでしっかりと支援していくこと。それこそがNECのミッションであると捉えています。

NEC
製造・装置業システム開発本部
シニアエキスパート
森野 昌彦

NEC
西東京支社
セールスエキスパート
宮脇 忠之

NEC
コンサルティング事業部
(ERPグループ)
主任
井上 和也

お客様プロフィール

株式会社スリーボンド

所在地 東京都八王子市南大沢4-3-3
資本金 3億円
売上高 719億(連結、2016年度)
従業員数 2,780人(連結、2016年12月末現在)
概要 1955年5月創業の工業用シール剤・接着剤製品のメーカー。製品は、自動車関連、輸送機器、工材公共、建築・建材、そして電気・電子、ハイテクノロジーの分野などの広範な産業分野で利用されている。また、日本をはじめ北中米、南米、欧州、アジア、中国など、世界23カ国に155の生産・販売の拠点を置く、グローバル企業としても知られる。
URL http://www.threebond.co.jp

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(2017年11月1日)

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