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住友生命保険相互会社様

住友生命保険相互会社様

クラウド基盤サービスでグループのIT環境を共通化
ITガバナンスのさらなる強化を目指す

住友生命保険相互会社様
業種金融機関業務経営企画,人事・総務
製品運用管理,セキュリティソリューション・サービスプラットフォームサービス

住友生命保険相互会社様(以下、住友生命保険様)は、高まる情報セキュリティリスクに対応するためにITガバナンスの強化に取り組んでいます。その一環として進めているのが、グループ会社ごとに分散していたIT環境の共通化です。具体的には、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」にグループ各社のシステムを集約。共通サービスとして利用することで、セキュリティ対策の徹底を図ると共に、各社が個々に対応していた運用管理負荷を軽減し、グループ全体でのTCO削減を目指しています。現在は、最初の共通化対象であるグループウェアや端末セキュリティサービスの開発を行っている段階ですが、業務システムなどへと徐々に共通化範囲を拡大し、メリットを最大化する考えです。

事例のポイント

課題

  • グループ内の各社が個別にシステムを構築・運用しているため、セキュリティ対策にバラツキが生じがちでした。
  • グループ内には、IT管理のために専任の担当者を割けない企業もあります。また、個別に運用管理に対応していたため、グループ全体で見た場合には多くのムダが生じていました。
  • 共通IT基盤には、利用者の増加やシステム共通化の範囲拡大に対して、迅速かつ柔軟に対応できることが求められました。

成果

  • NEC Cloud IaaSを利用してグループ各社のIT環境を共通化。同じシステムを各社に共通サービスとして提供することで、セキュリティ対策を徹底し、ITガバナンスを強化できます。
  • 共通化したサービスは、グループ内のスミセイ情報システム様(以下、SLC)が運用を担当。グループ各社のIT担当者の負担を軽減できる上、運用を一本化することで、グループの運用管理作業を効率化できます。
  • NEC Cloud IaaSは、サーバリソースを迅速に増減でき、今後のシステム共通化範囲の拡大などに柔軟に対応可能。さらに、NEC Cloud IaaSのサービス提供拠点である「NEC神奈川データセンター」では、ハウジングサービスも提供しており、クラウド環境への移行が難しいシステムなども同じデータセンター内で効率的かつ安全に運用できます。

導入前の背景や課題

グループ各社が個別に運用管理を行っておりITガバナンスの強化が困難

住友生命保険相互会社 情報システム部 上席部長代理 田中 清長 氏住友生命保険相互会社
情報システム部
上席部長代理 田中 清長 氏

「あなたの未来を強くする」というブランドメッセージのもと、多彩な保険商品を展開し、顧客の幅広い保険ニーズに応える住友生命保険様。現在、同社は「スミセイ中期経営計画2016~ブランドの進化と新たな成長路線を確立する3カ年計画」を策定し、顧客にとって「一番薦めたい保険会社」となることを目指しています。
この中期経営計画には、ブランド力の強化や販売・サービス体制の強化など、様々な施策が含まれていますが、同時にITの最適化を目指す「スミセイ中期システム化計画2016」も策定されています。中でも重要なテーマとなっているのがITガバナンスのさらなる強化です。
「昨今の標的型サイバー攻撃の増加などもあり、情報セキュリティの重要性はますます高まっています。当社も金融機関として求められる強固なセキュリティレベルを確保するためのガイドラインをまとめ、グループ各社にその徹底を求めつつ、対策状況に関する監査や報告を実施しています」と住友生命保険の田中 清長氏は語ります。
しかし、従来、住友生命グループは、各社が独自にシステムを構築・運用するという体制を取っていました。グループ会社の中には、専任のIT担当者を置くことが難しい企業もあり、各社の対応はバラツキが生じがちだったと言います。また、各社がそれぞれ同じ対策を講じなければならないため、グループ全体で見た場合は、多くのムダも生じていました。

選択のポイント

クラウド基盤サービスを活用しグループ各社のIT環境を共通化

住友生命保険相互会社 情報システム部 部長代理 岡田 両平 氏住友生命保険相互会社
情報システム部
部長代理 岡田 両平 氏

セキュリティレベルの強化と均質化、さらにはグループ全体のIT運用管理の効率化を目指し、同社が着目したのがIT環境の共通化です。「共通IT基盤をベースにグループ各社のシステムを統合し、共通サービス化することで課題を解決しようと考えたのです」と田中氏は説明します。
共通IT基盤には、NECの提供するクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を選定しました。
今回、移行対象となったのは、住友生命保険様以外のグループ会社が利用するグループウェアやWeb閲覧を中心とするインターネット接続機能、公式ホームページ、そして、仮想化環境への移行が可能な業務システムなどです。
「NECは、グループ会社であるメディケア生命保険、いずみライフデザイナーズの基幹システムを構築、運用してきた実績があります。また、それ以外にも多数の金融機関のビジネスをサポートしてきた実績があり、生命保険会社に求められるセキュリティレベル、システム要件に精通しているという安心感がありました」と住友生命保険の岡田 両平氏は強調します。

スミセイ情報システム株式会社 インフラソリューション部 部長 矢嶋 直治 氏スミセイ情報システム株式会社
インフラソリューション部
部長 矢嶋 直治 氏

さらにメディケア生命様の基幹システムは、現在、NECのデータセンターのハウジング環境上で運用されています。「グループウェアやホームページなどをNEC Cloud IaaSに移行した後は、クラウド化したシステムとこの基幹システムを連携させる必要があります。その場合に、同じNECのデータセンター間であれば、専用のデータセンター間ネットワークを利用して、スムーズに通信することが可能。その点も採用を後押ししました」とSLCの池崎 幸夫氏は語ります。

導入ソリューション

金融機関の厳しい要件に応えるクラウド基盤サービス

今回のプロジェクトは、NECとSLCがNEC Cloud IaaS上に共同でシステムを開発する体制となっています。
NEC Cloud IaaSへの移行、システム開発は段階的に行う計画となっており、現在は2015年4月のカットオーバーを目指し、NECが、金融機関に必要なメールセキュリティ(メール蓄積、添付ファイル付きメールの外部発信時の上司承認など)を備えたグループウェア機能、およびURLフィルタリングを含むインターネット接続機能を構築。一方、SLCは、端末認証やウイルスチェックなどをはじめとする端末セキュリティ機能を構築しています。その上で、SLCが各システムをグループ各社向けのサービスとして提供するのです。
NEC Cloud IaaSを提供する「NEC神奈川データセンター」は、金融機関向けの「FISC安全対策基準」に準拠し、「SOC2保証報告書」を取得するなど、金融機関で最も重要視される厳しいセキュリティと内部統制に対応。安全・安心なサービスを提供します。
また、サーバリソースの使用量を必要に応じて迅速かつ柔軟に増減でき、サービス利用者の増加、システムの機能拡張、共通IT基盤に移行するシステムの範囲拡大などへの対応が必要になった場合にも柔軟に対応することが可能です。

住友生命保険様の「NEC Cloud IaaS」利用イメージ 住友生命保険様の「NEC Cloud IaaS」利用イメージ
ITガバナンスの強化を目指し、グループ会社が利用するシステムを「NEC CloudIaaS」から一元的に提供。構築は、NECとSLCが共同で対応。サービス提供はSLCが一 元的に担う。

導入後の成果

共通IT基盤への移行によりグループ全体で統一したセキュリティ対策を実現

スミセイ情報システム株式会社 インフラソリューション部 主席マネージャ 池崎 幸夫 氏スミセイ情報システム株式会社
インフラソリューション部
主席マネージャ 池崎 幸夫 氏

システム構築が完了し、稼働を開始した後は、グループ各社の約3,000名の利用者が、NEC Cloud IaaS上の共通サービスを利用することになります。
「グループ各社は、グループウェアなどのシステムを個別に構築したり、運用したりする必要がなくなり、住友生命が定めたガイドラインに基づくセキュリティレベルを徹底できるようになります」とSLCの矢嶋 直治氏は、移行後の成果について説明します。
また、システムを共通サービス化することでコスト削減効果も生まれます。
「日々の運用管理業務はもちろん、今回のシステム構築では、各社が個別に取り組んだケースに比べて、およそ15%程度のコストを低減できると試算しています」(池崎氏)。
NECのプロジェクト体制に対する評価も高く、「中核となる担当者には、すでに住友生命グループをはじめとする金融機関のプロジェクトに携わったことがある人員を配備してくれ、コミュニケーションが非常にスムーズ。非常に心強く感じています」と池崎氏は続けます。

今後の展望

オンプレミスのシステムも含め、IT環境共通化の範囲をさらに拡大

今後も住友生命保険様は、NEC Cloud IaaSを活用したグループ会社システムの共通サービス化をさらに加速していく考えです。
「ITガバナンスの強化、運用負荷やTCO削減といったメリットを最大化するためにも、グループ各社が利用している業務システムの更改のタイミングを見ながら、適宜、検討していきます。最終的には、住友生命保険自身も含む、グループ内のあらゆるシステムのIT環境を共通化できれば理想的ですね。その際には、オンプレミスで個別に稼働させざるを得ないシステムとプライベートクラウド環境であるNEC Cloud IaaS上のシステムの連携、さらには、いかに標準化・運用の自動化を行えるかが大きなポイントとなるでしょう」と田中氏は言います。
NEC Cloud IaaSを提供する「NEC神奈川データセンター」は、ハウジングサービスも提供されており、同じデータセンター内でNEC Cloud IaaS上のシステムとオンプレミスのシステムを運用することができます。この特長を生かせば、住友生命保険様が抱えるニーズにも対応可能。具体的には、クラウド基盤サービスを利用するシステム、仮想化環境への移行が難しいシステムなどのシステム間の連携も容易に行えるほか、運用の自動化・効率化にも統合的に対応できます。
「グループ全体のIT環境の統合は、非常に重要なテーマ。標準技術、最先端技術をしっかりとキャッチアップして、住友生命グループにとって最適な提案を期待しています」と矢嶋氏は述べます。
NECは、持ち前の技術力と、これまでに蓄積した業務ノウハウを駆使して、こうした期待に真摯に向き合っていく構えです。

お客様プロフィール

住友生命保険相互会社

本社 〒540-8512 大阪府大阪市中央区城見1-4-35
創業 1907年5月
総資産 26兆4773億円
従業員数 42,109名(職員11,172名、営業職員30,937名、2014年3月31日現在)
事業内容 創業以来、100年を越える歴史を通じて、常に時代を先取りした商品の開発・提供により、顧客の保険にかかわるニーズに応えてきた。現在では、「あなたの未来を強くする」という企業メッセージを柱とした新しいコーポレートブランドを展開。顧客に向けた保険商品のさらなる充実、サービスの向上を目指している。
URL http://www.sumitomolife.co.jp/

(2014年11月18日)

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