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住友林業株式会社様

住友林業株式会社様

テープバックアップでの煩雑な運用を廃止し約30%のTCO削減をめざす。
BCP対応も含めたデータの保全性の改善、体制を構築

業種建設・不動産業務共通業務
製品iStorageソリューション・サービスその他ソリューション

導入前の課題

テープバックアップならではの煩雑さと、保管費用、
そして“見えないコスト増”がネックになっていた

住友林業株式会社 情報システム部 企画グループ マネージャー 帆苅 謙一 氏住友林業株式会社
情報システム部 企画グループ
マネージャー 帆苅 謙一 氏

木造注文住宅のトップブランドである住友林業様は、再生可能で人と地球にやさしい自然素材である「木」を活かし、「住生活」に関するあらゆるサービスを通じて、豊かな社会の実現に貢献することを経営理念に掲げる企業です。
「近年では学校や工場など、『非住宅建築物』の木造化・木質化の推進を目的として『木化(もっか)営業部』を創設し、中・大規模木造建築物の事業展開を進めています。また、世の中の関心が高い次世代エネルギーの分野では、伐採・加工プロセスなどで派生する端材、いわゆる未利用材を活用したバイオマス発電事業を開始しています」
情報システム部 企画グループ マネージャー 帆苅謙一氏は、近年の取り組みをこのように語ります。

同社は2013年まで、業務系システムのバックアップを、ほぼ全てテープ装置によって運用していました。住友林業グループの事業をITの面から支える住友林業情報システム株式会社 運用管理部 第二インフラ企画グループ グループリーダー 金児英和氏は「テープバックアップならではの煩雑な作業やトラブルがあり、運用全般を見直さなければならない状況にありました」と、話します。
当時の運用は、100本を越える業務系システム毎のバックアップテープを、それぞれのルールに則り世代管理し、週単位で輸送し外部保管していました。「システムによりバックアップ装置や方法が異なっており、各々の操作やバックアップの状況の確認方法、あるいはリストアの際の対処法を、オペレーター全員が把握して、適切な対応をしなければならない状況でした。そしてそのことが、“見えないコスト増”になっていたのです」と、同 インフラ運用グループ チームリーダー 石田幸司氏は振り返ります。

導入の経緯

月額制、運用の簡易性、バックアップデータの
鮮度などを評価し、導入を決定

住友林業情報システム株式会社 運用管理部 第二インフラ企画グループ グループリーダー 金児 英和 氏住友林業情報システム株式会社
運用管理部
第二インフラ企画グループ
グループリーダー 金児 英和 氏

2012年3月、住友林業様はグループウェアのリプレイスプロジェクトにおいて、まず電子メールや文書管理のデータを、ディスクバックアップを主体とした仕組みへとシフトすることを決定しています。NECからはバックアップストレージiStorage HSシリーズを提案し、重複排除技術や、扱いやすさが高く評価され、採用されています。
同社は、この時に導入したiStorage HSシリーズを活用し、テープ媒体に保管していた業務系システムのバックアップデータもディスクストレージに集約して、遠隔地のストレージへネットワーク経由で複製することを、2013年春から検討しました。金児氏らのグループでは、iStorage HSシリーズの導入時にNECから提案していた「遠隔バックアップサービス」を候補に挙げ、その有効性を検証しました。
金児氏はこのサービスについて、「イニシャルコストがかからない月額制のサービスで、かつテープバックアップの煩雑な運用から脱却できる点。日々のデータを遠隔地に自動でレプリケーションでき、バックアップデータの鮮度が上がる点。テープ運用のときは実施できていなかったシステムのデータまで遠隔バックアップの対象にできる点などを評価しました」と言います。一方、石田氏は「光回線(ベストエフォート型)を介したバックアップの仕組みですから、レスポンスについての不安はありました。しかしNECから、この点に関する実績の提示があったので、当社のシステム規模でも、日次の運用で十分に対応できることがわかったのです」と話します。
こうして2014年3月、同社は主要な業務系システムとグループウェアのバックアップ運用を、「iStorage HS遠隔バックアップサービス」の利用による新しい仕組みに刷新しました。

業務系システムとグループウェアの
バックアップデータを集約し、遠隔地へ安全に保全

住友林業様におけるバックアップ運用の流れは、次のようなものです。
主要な業務系システムとグループウェアのバックアップデータを、まずメインサイトのiStorage HSシリーズに集約。およそ70TBのデータがiStorage HSシリーズに保管されており、NEC独自の重複排除技術と物理圧縮(*)によって5TBに圧縮し、保管されています。
1日あたり2TB強のデータが更新されており、このうち差分データだけを、光回線を介して、バックアップサイト(NECデータセンター)へ、定められた時刻に自動でレプリケーション。これを日次で実施しています。

(*)…同一パターンのデータをまとめて記録し、さらに圧縮を加えることで、ストレージに書き込む容量を大幅に削減できる技術。

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用した、
住友林業株式会社様のバックアップ運用

復旧データお届けオプション (業務復旧に必要なデータ/装置を指定場所に搬送)復旧データお届けオプション (業務復旧に必要なデータ/装置を指定場所に搬送)

導入後の成果

約30%の運用コスト削減、そしてBCPへの寄与

住友林業様におけるiStorage HS遠隔バックアップサービスの導入効果としては、まず運用コストの抑制が挙げられます。テープ搬送費用、倉庫の賃料が削減できています。「もちろん、媒体購入費とテープ装置も不要となり、今後購入する必要はなくなります。これらの削減効果を積み上げていくと、コストメリットは非常に大きいものがあります。遠隔バックアップサービスの月額料金と比較すると、おそらく目に見える費用だけで、2割程度のコストカットになるはずです。テープ交換に伴うオペレーションコストやテープの管理、テープ装置のメンテナンスにかかる工数などのコストを含めると、さらにコストメリットは大きくなります」(金児氏)。

リストア時間を時間単位から分単位に短縮

住友林業情報システム株式会社 運用管理部 インフラ運用グループ チームリーダー 石田 幸司 氏住友林業情報システム株式会社
運用管理部 インフラ運用グループ
チームリーダー 石田 幸司 氏

石田氏はオペレーションの負荷が軽減された点について、「リストア作業において、必要となるテープを揃え、必要なデータのみをシステムにリストアするための手順を確認した上でテープ操作をするなど、一連の作業に数時間程度かかっていました。しかし、今ではネットワーク越しにデータファイルをコピーするだけですから、数分程度で済んでいます。日次で実施しているバックアップサイトへの差分配信にかかる時間は、ひとつのシステムに対して約1時間。フルバックアップの際でも、2時間余りでレプリケーションが終了しています。当初想定していた時間内での運用が維持できており、リストア時間の短縮化・確実化も含めて、安心感があります」と話します。
BCPの観点では、「天災、事故などが起きた際、テープバックアップのときはメインサイト、外部保管先、輸送時等複数で被災の可能性はありました。しかし、この遠隔バックアップサービスではネットワークでより遠方へのバックアップが可能となり、同時被災の可能性を低減することができました。このことも、安心材料のひとつです。また、この遠隔バックアップサービスによって、外部保管サイクルも向上しており、万が一の際も重要なシステムを最新のデータで復旧できる環境が構築できました」と、金児氏は強調します。

遠隔バックアップの対象領域をさらに拡大

住友林業様は今後、遠隔バックアップの対象領域をさらに広げていきたいといいます。「iStorage HSシリーズを活用したバックアップ運用で、かなりの圧縮がかかることがわかり、重複排除機能の効果も確認できました。ディスクには十分な空き容量がありますから、システム環境などのデータもバックアップサイトに転送することができると見ています。このような、もう一段の踏み込んだ対策でBCPを強化していきたいですね」(金児氏)。さらに、同社はこの遠隔バックアップの仕組みを、グループ会社の領域にも展開していく考えです。

NEC担当スタッフの声

業務システム全般のBCP/DR強化に
貢献できるソリューションを提案していきます

NEC 製造・装置業システム開発本部 製造サービスデリバリ部 プロジェクトマネージャー 平野 純一NEC
製造・装置業システム開発本部
製造サービスデリバリ部
プロジェクトマネージャー
平野 純一
NEC 第二製造業・自動車ソリューション事業部 住宅・建材インテグレーション部 主任 河野 亮NEC
第二製造業・自動車ソリューション事業部
住宅・建材インテグレーション部
主任 河野 亮

住友林業様がグループウェアをリプレイスされた際、私たちは、重要データのバックアップ運用に関する課題解決を目的とした提案を行いました。当時の運用方法をヒアリングした結果、中期的には多様な業務システムの統合バックアップ先として活用できるバックアップストレージシステムを構築する必要性があると考え、iStorage HSシリーズを核としたディスクバックアップをお奨めしたのです。
さらにその先の展開として、「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を活用したソリューションをご紹介しました。遠隔バックアップの方法がいくつか存在する中で、既存の運用を大きく変えることなく、容易にデータを遠隔地に保管できるこのサービスを選定いただくことができました。住友林業様においては、早くもコスト面などのメリットが出ており、私たちとしてもうれしい限りです。今後は、データの保全性向上とバックアップ運用のコスト抑制に寄与するだけではなく、業務システム全般のBCP/DR強化に貢献する提案も行っていく考えです。

お客様プロフィール

住友林業株式会社

所在地 東京都千代田区大手町一丁目3番2号 住友林業株式会社 様
設立 1948年2月20日(創業1691年)
資本金 27,672百万円
売上高 連結:972,968百万円(2014年3月期)
社員数 連結:14,890名(2012年度)
事業内容 山林環境事業、木材建材事業、住宅事業、生活サービス、海外事業
U R L http://sfc.jp/

この記事でご紹介した製品

(2014年09月22日)

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