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株式会社リコー様

株式会社リコー様

IoTを活用しプリンターの従量課金サービスを実現
新たなビジネスモデルでグローバル展開を加速

業種 製造業
業務 営業・販売
製品 その他
ソリューション・サービス ビッグデータ,グローバル,クラウド

事例の概要

課題背景

  • 従来のユーザ所有型ビジネスが通用しない新興国では、IoTを活用したサービス型のプリンタービジネスを展開する必要があった
  • IoT基盤を早期に構築したいと考えていたが、海外市場での構築・運用ノウハウに不安があった

成果

IoTで新たなビジネスモデルを実現

中国を皮切りに、プリンターを従量課金で利用できる新サービスを提供開始。業種・業態を問わず多くの企業に利用され、高い満足度を得ている

安定したIoT基盤を迅速に構築

海外市場でのシステム構築・運用ノウハウと実績豊富なIoTソリューションを持つNECの支援を受け、新サービスを支える安定したIoT基盤を迅速に構築できた

今後のAPACや南米、その他各国へのサービス拡大がスムーズに

最適なサービス基盤を構築できた上、多くの国・地域でもサポートが可能なNECをパートナーに迎えたことで、サービスの横展開がスムーズに行えるようになった

導入ソリューション

拡大するRICOH PaaSのサービスイメージ

プリンターの稼働情報を有線または無線によるインターネット接続で収集し、クラウド上で分析。遠隔監視により、迅速な故障対応やトナー交換が実現可能なほかに、使用状況や契約状況はお客様もWeb上で確認できる。プリンターはレンタルで提供し、印刷枚数に応じて課金するため、コスト負担も少ない

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事例の詳細

導入前の背景や課題

付加価値の創出、収益性改善のため、プリンターの従量課金サービスを開発

株式会社リコー
執行役員
直轄販売事業本部 事業本部長
リコー(中国)投資有限公司 董事長
清水 潔 氏

1936年の創業以来、世の中にイノベーションをもたらす製品やサービスを多数提供してきたOA・光学機器メーカーのリコー様。強みである「技術力」と「顧客接点力」に磨きをかけ、オフィス事業のほか、商用印刷事業や3Dプリンター事業、デジタルカメラをはじめとするコンシューマ事業などの分野で挑戦を続けています。

現在、同社はプリンターの新たなビジネスモデルの実現に注力しています。「プリンター事業は、近年、性能や画質での差異化が難しくなってきており、新たな付加価値の創出が不可欠となっています。また、特に新興国などでは、トナーなどの消耗品に当社の純正品ではなく、安価なISV(インディペンデントサプライベンダー)の製品が使われる割合が高く、収益性の改善も大きな課題となっていました」と同社の清水 潔氏は述べます。

そこで同社が新興国の小型プリンター市場において着手したのが、従来のように顧客にプリンターやトナーなどの消耗品を個々に購入してもらうのではなく、利用した分だけ料金を支払う従量課金のサービス「RICOH PaaS(Printer as a Service)」の開発です。

「IoTに対応したプリンターを顧客に貸し出し、稼働情報などを自動収集。その情報をもとにリコーがトラブルやトナー切れなどをリアルタイムに把握して、迅速なメンテナンスや消耗品の補充も含んだサービスを展開します。修理の度ごとの保守費用もいただきません。稼働状況はお客様自身もWebで確認することができます」と松尾 洋和氏は説明します。

セキュリティの問題で、企業内LANから直接情報を収集するのが難しい場合は、3G回線を使ったサービスも選択可能となっています。

選択のポイント

海外での長年の経験と事業体制、IoT技術の実績で、構築から運用までを支援

株式会社リコー
直轄販売事業本部
事業推進室
戦略市場開拓グループ
松尾 洋和 氏

同社は、特に価格競争や、ISV参入の状況が厳しい中国から、RICOH PaaSを提供していくことを決めました。

中国では、法規制により顧客データを国外に持ち出すことができません。そのため、中国国内でプリンターから情報を収集するIoTの仕組みやネットワーク、管理・分析のためのシステム基盤などを構築する必要があります。しかし、同社には、中国の通信キャリアとの取引の経験がなく、料金体系やSIMカードの管理方法が把握できないなど、困難な状況に直面しました。「システム構築や運用に関するノウハウのない海外市場において、安心して利用できるサービスをどう見極めるか、各国で異なるビジネス習慣や条件、制約にどう対応するか。自社だけで対応するのは非常に難しく、信頼できるパートナーの存在が不可欠でした」と松尾氏は語ります。

そこで、同社がパートナーに選定したのがNECです。「なによりグローバルに事業を展開しており、各国の通信や法規制など現地事情にも精通している点を評価しました」と清水氏は言います。

加えて、IoT活用に必要な技術をワンストップで提供する総合力も評価しました。NECはネットワークやサーバなどの機器を提供するだけでなく、IoTを活用した次世代ものづくりソリューション「NEC Industrial IoT」を提供しており、すでに数々の企業のIoT活用をサポート。豊富な実績を持っています。

「NECのソリューションをベースにシステムを開発することで、早期に安定したRICOH PaaSのサービス基盤を構築できると考えたのです。また、現地でのシステム運用までをトータルにサポートしてくれる点も非常に頼もしく感じました」(清水氏)。

導入後の成果

APAC、南米などへもサービスを拡大。ビッグデータ分析にも着手

RICOH PaaSは2015年8月にサービスを開始しました。「現地キャリアと調整・交渉し、最適なネットワークの構築や、データセンタの選定を行ったりしてくれるなど、NECが期待通りのサポートをしてくれました」と松尾氏は述べます。

提供開始直後から、保険会社、流通会社、通信キャリア、化学メーカーなど業種・業態を問わず多くの企業がRICOH PaaSを導入し、大きな成果を上げています。

あるユーザ企業は、リコーが遠隔監視して、異常があれば、直ちに保守を行ってくれることからダウンタイムが減少した点をメリットに挙げます。「当社の純正トナーをご利用いただくことも、印刷品質の向上だけでなく、稼働トラブルの減少につながっています」(松尾氏)

また、コストの見える化が可能になったことを評価する声もあります。プリンターの購入・運用は各拠点に任せるケースが多く、コストを全社的に把握することが困難であったためです。RICOH PaaSを利用すれば、各拠点に分散したプリンターを統合管理してコストを見える化。さらに利用状況から設置台数を最適化できます。

「加えて、当社がプリンターやトナーなどを一括管理することで、製品のリサイクル率が高まり、環境負荷の低減にもつながっています」と清水氏は強調します。

中国に続いて、インドでもサービスを開始したRICOH PaaSですが、今後、さらにAPAC地域や南米地域などへのサービス展開も視野に入れています。もちろん、NECが各国でのサービス展開をサポートしていく予定です。

「多くの国、地域へのサービス展開と同時に検討しているのが、小型プリンターだけでなく複合機など大型モデルへの対象機器の拡大、そして、収集したビッグデータの有効活用です。RICOH PaaSでは、お客様のプリント枚数が把握できることから、将来に渡るトナーの需要や収益を高精度に予測できます。この取り組みを加速し、プリンターの稼働情報もAIを活用して分析・活用することで、予測精度のさらなる向上や製品開発などにも役立てたいと考えています。AIに関しても多くの技術と知見を持つNECのサポートに大いに期待しています」(清水氏)。

海外市場でプリンターの従量課金サービスという新たなビジネスモデルを確立したリコー様。新たなサービスを武器に成長戦略を強力に推進していく構えです。

お客様プロフィール

株式会社リコー

所在地 東京都中央区銀座8-13-1

株式会社リコー様

設立 1936年2月6日
資本金 1,353億円(2016年3月31日現在)
売上高 2兆2,090億円(連結、2016年3月期)
従業員数 10万9,361名(連結、2016年3月31日現在)
事業概要 複合機、プリンターなどのオフィスソリューションを主力事業とする。世界180カ国で事業を展開し、複合機市場では世界トップシェア。オフィス事業に加え、近年はサーマルメディア、光学機器、半導体、電装ユニットなどの産業分野、デジタルカメラや全天球カメラ、時計などのコンシューマ分野のビジネス展開にも力を注ぐ。
URL http://jp.ricoh.com/

この事例の製品・ソリューション

本事例に関するお問い合わせはこちらから

(2017年3月16日)

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