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株式会社九州しんきん情報サービス様

株式会社九州しんきん情報サービス様

プライベート型デスクトップクラウドサービス(DaaS)を
仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」で構築

業種金融機関業務人事・総務,共通業務,その他業務
製品シンクライアントソリューション・サービスシンクライアント,プラットフォームサービス

1988年の設立以来、九州管内28の信用金庫に対して、ITを通じた業務支援・情報系サービスを提供する株式会社九州しんきん情報サービス。同社は、クライアントPCの保守・運用に課題を抱える信用金庫のニーズに応えるため、デスクトップクラウドサービス(DaaS)の提供を決断。NECの仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter™」によってサービス環境を構築しました。これにより、単独での導入が困難な小規模の信用金庫でもシンクライアント環境の活用が可能となったほか、IT管理者の負荷軽減、各種サービスレベルの向上が実現しています。

 

事例のポイント

課題

  • 各信用金庫の業務効率向上、運用負荷軽減に資する「共同利用型サービス」のニーズ拡大
  • 各信用金庫に数百台単位で配置されるクライアントPCの保守・運用負荷の軽減
  • 機密情報の保護など、金融機関として不可欠なコンプライアンス体制の強化

成果

  • 「VirtualPCCenter」により、九州管内のすべての信用金庫が利用可能なDaaS環境を構築
  • 仮想PC、セキュリティなどの一元管理により、信用金庫のIT管理者の負荷が大幅に軽減
  • 「従来のPCと変わらないレスポンス」などユーザーからの高い評価の声
  • BCP(事業継続)の観点からも、将来的なサービス提供を支える強固な業務基盤の確立

導入前の背景や課題

共同利用型サービスのニーズが拡大し、シンクライアントの導入が検討課題に

株式会社九州しんきん情報サービス 営業部 部長 神谷 雄二 氏株式会社九州しんきん情報サービス
営業部
部長 神谷 雄二 氏

九州地区にある28の信用金庫の情報関連会社として、1988年に設立された九州しんきん情報サービス(以下、QSS)。ITを通じて各信用金庫の業務を支援する同社のビジネスにおいて、特にここ数年は、BCPの観点からクラウド環境を利用して、各種の業務システムを複数の信用金庫でシェアする「共同利用型サービス」に対するニーズが高まっています。

 

なかでも喫緊の課題として挙げられたのが、各信用金庫に数百台単位で配置されるクライアントPCの保守・運用負荷の軽減です。この点について、営業部 部長の神谷雄二氏は次のように説明します。

「各信用金庫には、クライアントPCが100台、200台の単位であり、常に何らかの故障や障害が発生している状況です。IT管理者は、故障したPCを支店から引き上げてHDDを交換したり、再セットアップを行うなどしていましたが、修理には数週間かかるうえに、IT管理者の繁忙期には手が回らないこともしばしばです。またPCの修理期間中は、業務が停滞してしまうため、複数の信用金庫からはシンクライアント環境を使ったアウトソーシング化への要望が寄せられていました」

 

そこで同社は、異なる情報環境からでも利用可能な汎用性の高いデスクトップクラウドサービス(DaaS)の導入を検討。2011年7月、シンクライアント化に前向きな九州ひぜん信用金庫(佐賀県武雄市)との共同プロジェクトを立ち上げました。

選択のポイント

VPCCの充実した機能とNECの実績・総合力を評価

株式会社九州しんきん情報サービス 営業部 営業開発課 課長代理 中野 道求也 氏株式会社九州しんきん情報サービス 営業部
営業開発課
課長代理 中野 道求也 氏

将来的には、管内の多くの信用金庫へのDaaS提供を目指すQSSが、シンクライアント環境の基盤として採用したのが、NECの「VirtualPCCenter」(以下、VPCC)でした。渉外支援、預かり管理など業務内容が多岐にわたる信用金庫の業務では、ユーザー単位の仮想環境は必須の条件です。シンクライアントの実装方式が、個々のユーザーに仮想マシンを割り当てる仮想PC方式である点は、VPCC選定の大きなポイントになったといいます。また、VPCCはCitrix®社XenDesktop®との連携により、画面転送プロトコルとして、低帯域ネットワークに強いICAプロトコルに対応。QSSと九州ひぜん信用金庫間の業務系サーバのレスポンス検証において、高速かつ快適なパフォーマンスが確認されたことも判断材料になりました。

 

さらに、NECの実績とグループによる支援体制も、選定にあたっての評価ポイントになったと、営業部 営業開発課 課長代理の中野道求也氏は語ります。

「NECとは汎用コンピューター(ACOS)の時代から20年以上の関係があるほか、QSS が信用金庫に提供している情報系システムのネットワーク環境を構築した実績があります。金融業界の業務プロセスに精通し、ネットワークを含めた支援を期待できることから、コスト面以上の魅力を感じました。その他にも、通常より2年間長い7年間の長期保証、仮想PCサーバと物理サーバを総合監視する高度な管理機能の提案など、NECの総合力を評価してVPCCを選定しました」

九州しんきん情報サービス(QSS)様のシステムイメージ九州しんきん情報サービス(QSS)様のシステムイメージ

導入後の成果

単独導入が困難な信用金庫へもシンクライアントの提供が可能に

2012年5月からスタートした導入プロジェクトは、要件定義、システム設計、評価を経て、同年の10月末には環境構築を完了。2013年2月現在、 QSSのPC50台(すべてWindows XP)と、九州ひぜん信用金庫のPC130台(120台がWindows 7、10台がWindows XP)が4台のサーバ上で仮想化されています。ソフトウェアは、Microsoft Word、Excelといったビジネス系アプリケーションから、給与計算、財務会計、社会保険システムなど、ユーザーに合わせてさまざまな業務系アプリ ケーションが提供されていますが、大きな不具合の報告はなく、快適に動作しているといいます。

ユーザーからの評価も高く、QSS社内およ び九州ひぜん信用金庫の全19店舗のユーザーからは、「従来のPCと変わらないレスポンスに満足」「専用のシンクライアント端末(NEC製US300c) に置き換わったことで、デスクのスペースを広く使えるようになった」「既存のPC端末でも起動時間や処理速度が速くなった」「セキュリティが強固になっ た」といった声が寄せられています。

QSSの側でも、DaaSの提供基盤を確立したことで、シンクライアントの単独導入が困難な小さな信 用金庫へのサービス提供が可能になったことに加えて、セキュリティパッチやバージョンアップなどをすべてサーバ上で処理できることで、信用金庫のIT管理 者の負担軽減に貢献できている点を高く評価。BCP(事業継続)の観点からも、場所を選ぶことなくデスクトップ環境が利用できる意義は大きいと手応えを感 じています。

 

今後の展望

DaaSのテスト環境を提供し、ユーザー拡大に向けた活動を推進

QSSでは今後、九州管内の信用金庫にDaaSの利用を呼びかけ、クライアントPCの管理効率向上に貢献していく構えです。すでにQSSでは、システム構築段階から定期的に開催される、28金庫が集まる会議でサービスをアナウンスしているほか、2012年12月には九州ひぜん信用金庫がユーザーの立場から導入経緯や状況などを説明。PCのメンテナンス負荷が軽減したこと、システムリスクが軽減されたこと、現場の業務が効率化されたこと、月額十数万のコスト削減が実現したことなどをアピールしました。こうした事例を受けて、各信用金庫からは多くの反響が寄せられているといいます。

 

「ある信用金庫からは、独自のシステムが正常に動作するかどうかを確認したいという要望があり、NECの協力を得ながらテスト環境を構築しました。今後はこの環境をフル活用して、ユーザーの拡大を図っていく予定です」(中野氏)

 

一方、ITサービスのさらなる強化に向けてQSSは、信用金庫向けのクラウドホスティングサービス(IaaS)を積極的に展開。九州ひぜん信用金庫ではファイルサーバを皮切りに全サーバのホスティング化を進めているほか、他の信用金庫や関連団体もクラウドホスティングの利用を検討しています。最後に神谷氏は「QSSは今後も、サービス向上、事業継続の観点から、クラウド化を積極的に進め、各信用金庫の業務への貢献を加速していく考えです。サービスを安全に提供するためにも、NECにはハードウェアを含むシステム全体の品質向上に期待しています」と語りました。

 

サーバー前にて

お客様プロフィール

株式会社九州しんきん情報サービス

所在地 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目17番21号(NTTデータ博多駅前ビル内)
事業概要 九州地区28の信用金庫に情報系サービスを提供。取扱サービスは、共同利用型企業信用格付システム、共同利用型イメージ管理システム、共同利用型情報系システム、共同利用型本人確認記録書管理システム、バックアップデータの遠隔地保管サービス、ハウジングサービスなど。

(2013年2月18日)

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