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Peach Aviation株式会社様

Peach Aviation株式会社様

物品管理システム「SmartAsset」のクラウドサービスを利用し、工具の持ち出し管理に適用。
メンテナンス性を確保し運用保守の工数を削減。

Peach Aviation株式会社様
業種運輸・サービス業業務生産管理,物流
製品運用管理ソリューション・サービスRFIDソリューション,パブリッククラウド(BIGLOBEクラウドホスティング)

日本初の本格的LCC(ローコストキャリア)のPeach Aviation様は、NEC/NECエンジニアリング(以下NECグループ)の提供する物品管理システム「SmartAsset(スマートアセット)」のクラウドサービスを、整備用工具の持ち出し管理に利用し、メンテナンス性を確保して運用保守の工数も削減。システム化により、分、秒を争う整備の現場で持ち出しに要する時間を短縮し、航空機整備における確実な管理を実現。定時運航実現にさらなる寄与をするだけでなく、整備士に安心感を与え、管理情報のリアルタイムの見える化と記録を実現。さらに分かりやすい整備マニュアルの制作などにも寄与。今後も物品管理のシステム化を進める予定です。

事例のポイント

課題

  • 紙での工具管理では、工具の数量増加による限界が見えるため、管理方法をシステム化し人手に頼らないようにしたい。システム化に際しては、運用保守の手間をなくしたい。
  • 限られた時間内での整備作業を効率化するため、工具の持ち出し持ち帰り管理に要する時間を少しでも短縮し、航空機整備における確実な管理を行いたい。

成果

  • 物品管理システムSmartAssetのクラウドサービスを選定することで、運用保守の必要がないシステム化を実現し、管理工数を削減。
  • システム化により、工具持ち出し持ち帰り時間を短縮し、定時運航を守るプラスに。ボードへの手書きをなくし、管理情報をリアルタイムに見える化。所定位置に戻されているかの確認と記録が可能になり、確実な管理を実現。

導入前の背景や課題

整備士の工具出し入れに要する時間を短縮し、航空機整備における確実な管理を行いたい

Peach Aviation株式会社 オペレーション本部 整備部 整備管理課 部品施設管理担当 松尾 好哲 氏Peach Aviation株式会社
オペレーション本部
整備部 整備管理課
部品施設管理担当 松尾 好哲 氏

“JapanブランドのLCCとして、日本とアジアの架け橋となる”をビジョンに掲げるPeach Aviation様は、関西をベースに圧倒的な低価格運賃で気軽に利用できるエアラインとして、多くの新規顧客を獲得しています。同社は安全な輸送を実現するため、関西空港において航空機材の整備作業を行っています。整備に必要な工具のアイテムは約1,200。
機体の安全性確保のために大小さまざまな工具を使用し行われる航空整備では、確実な整備作業を行うことはもちろんのこと、持ち出した工具が使用後に必ず所定の位置に戻っていることの確認が必須です。また、その記録が後々にでも確認できなければなりません。

整備部 整備管理課で部品施設管理を担当する松尾好哲氏は、これまでの工具持ち出し管理法について次のように語ります。
「工具にはビニールに紙を挟んだタグが付けてあり、紙には工具名や番号、所定の位置などが書き込んであります。整備士は、整備用工具を工具置場から持ち出す際にタグを取って箱に入れ、ホワイトボードに誰が、いつ持ち出したかを書き込みます。工具を戻す時には、箱からタグを取り出して工具に付け、ホワイトボードの記述を消して所定の位置に戻します。
航空機材は、短時間に決められた点検と整備を行う必要があり、整備士は工具出し入れの時間を少しでも短縮したいと思っています。一方、工具を管理する我々は、管理の確実性を高めたいと考えています」

Peach Aviation株式会社 オペレーション本部 整備部 整備企画課 企画管理担当 中村 龍興 氏Peach Aviation株式会社
オペレーション本部
整備部 整備企画課
企画管理担当 中村 龍興 氏

こうした要望を背景に、Peach Aviation様は、工具管理のシステム化を検討。整備部 整備企画課で企画管理を担当する中村龍興氏は、システム化の必要性を述べます。
「今後、路線の拡大と機材の増加を見込んでいます。現在の工具管理方法では、遅かれ早かれ限界がきます。また、より正確な管理と漏れのない記録も残しておかなければなりません。これを実現するには、システム化により管理を人手に頼らないようにする必要がありました」

選択のポイント

LCCのローコストオペレーションに最適な保守要員不要のクラウドサービスを選定

工具管理をシステム化するにあたり、Peach Aviation様では、数社からの提案を比較検討しました。
「我々が求めていたのは、クラウドサービスで利用できる、使いやすくカスタマイズできる、小回りのきくシステムである、という3つの要件でした。
パッケージの導入ではなく、特にクラウドにこだわったのには理由があります。それは、導入したシステムの保守やメンテナンスに要員をあてる必要がないことでした。LCCは、いかに高いクオリティを維持しながらローコストオペレーションを実現するかが勝負です。その意味で、システムの保守要員を置かなくて済むのは、大きなメリットになります。また、当社の管理状況に合わせて柔軟に変更できることや、管理する物品の数的規模に合うシステムであることも重視しました。
こうした要件を満たすシステムがNECグループのSmartAsset(スマートアセット)でした」

導入ソリューション

効率的・高精度な物品管理を実現できる「SmartAsset」クラウドサービス

Peach Aviation様の工具管理システムは、物品管理システム「SmartAsset」のクラウドサービスを利用しています。このサービスを利用すれば、物品に付けたバーコードやRFタグを読み取り、容易に固定資産や設備品などの物品管理(棚卸し、持ち出しなど)が行えます。これによって、物品管理業務の効率化や管理精度の向上、物品の所在や利用状況の把握ができます。
Peach Aviation様では、工具の持ち出し管理の機能を活用しています。標準機能では、工具の持ち出し時と持ち帰り時に、申請許可や現品確認をする管理者を置くことを想定していますが、整備士自身がこの管理作業を自己完結できるようにカスタマイズを行いました。
また、すぐに持ち出しができるように、貸し出しアプリケーションの操作ステップをさらに簡易化するとともに、履歴を手動で登録できるようにするなどのカスタマイズを行いました。

高精度な物品管理を実現できる「SmartAsset」クラウドサービス

導入後の成果

分、秒を争う現場で作業時間を短縮し、定時運航実現に大きなプラスに。管理の確実性も向上

Peach Aviation株式会社 オペレーション本部 整備部 整備管理課 部品施設管理担当 宮崎 忠 氏Peach Aviation株式会社
オペレーション本部
整備部 整備管理課
部品施設管理担当 宮崎 忠 氏

Peach Aviation様は、2013年10月1日にサービス利用を開始。導入後の効果を次のように語ります。
「最大の効果は、持ち出し持ち帰り時にかかっていた時間を短縮できたことです。短縮時間はわずか2、3分ですが、1日に複数の整備士が何度も工具を利用しますので、短縮時間の積み重ねも大きくなります。また、整備士は1分、1秒を大事にし、時間に対してピリピリとしています。おそらく、2、3分の短縮時間が10分、20分にも感じられるのではないでしょうか。ボードに書く必要がなくなり、管理の確実性も向上しました」(松尾氏)
また、事前に要望を採り入れたカスタマイズについて、「貸し出しアプリケーションの操作ステップをさらに簡易化したこともあり、RFタグを読み込ませるだけで、すぐに出動できます」と整備部 整備管理課で部品施設管理を担当する宮崎 忠 氏は、簡単に持ち出しできることを強調します。
「定時運航を守るため、少しでも管理の効率化を実現できたのは、大きなプラスです。また、工具の持ち出し状況などの管理情報がリアルタイムに見られ、所定の位置に戻されているのかを確認できるので、管理する側は非常に安心です。さらにその記録を後でも確認できるので、航空機整備における確実な管理が実現できました」(中村氏)
さらに松尾氏は、「SmartAsset」の効果的な機能活用についてこう述べます。
「これまで、工具台帳は紙で行っていました。SmartAsset には台帳の機能があります。今までは№を見ただけでは何の工具か分かりませんでしたが1点ずつ工具を写真に撮り、工具番号と紐づけることで、工具の外観も置くべき棚の位置もすぐに分かるようになりました。“こんなこともできるんだ”と感動しました。今後は整備マニュアルにも反映し、より分かりやすいマニュアルづくりができます」(松尾氏)

今後の展望

拠点が増えてもクラウドサービスならば安心でき、システム化可能なものの管理にも適用

今後のシステム利用について、中村氏は次のように見通しを語ります。
「現在は10機体制ですが、2015年には17機体制にする計画です。また就航路線が増えれば、工具が増えて、新たに工具管理拠点が増えた場合も考慮する必要があります。その点、クラウドサービスならば、ネットワークを通じてどこからでも利用できるので、工具を管理する拠点が増えても安心です。
今後は、例えば缶に入れて棚で保管している液体などの管理もシステム化したいと考えています。できるものは、どんどん有人管理から非属人化していき、効率化と高精度化を実現していこうと考えています。そのためにも、活用できるものはSmartAssetを適用したいですね」

お客様プロフィール

Peach Aviation 株式会社

所在地 〒549-8585 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地 建設棟
設立 2011年2月10日
資本額 1,500,005万円(うち資本金751,505万円)
売上高 62億4500万円(2012年9月決算)
従業員数 534名(2013年10月現在)
事業内容 航空運送業(国内線・国際線)。国内線9路線(10月27日より)、国際線5路線。
日本初の本格的LCC。日本初の関西をベースとしたエアライン。2012年3月1日の運航開始から1年半後の2013年9月17日には、早くも累計搭乗者数が300万人を突破。
URL http://www.flypeach.com

(2013年10月31日)

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