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大阪有機化学工業株式会社様

大阪有機化学工業株式会社様

迅速かつタイムリーな経営判断を支援し、
今後10年の企業成長をサポートする基幹システムを
FlexProcessで刷新。

大阪工場、金沢工場、酒田工場
業種製造業業務生産管理
製品ERP(会計・人事・給与・販売・生産等)パッケージソリューション・サービスERP(会計・人事・給与・販売・生産等)パッケージ

有機化学工業品、石油化学製品製造販売、溶剤類の精製加工を事業の柱として成長を続けている大阪有機化学工業株式会社様は、経営の意思決定を支援する原価計算の仕組みを確立することを目的として、「FlexProcess」を導入しました。基幹システムの刷新を決定後、NECグループの手厚い支援を得て、同社プロジェクトチームは、わずか10カ月間でカットオーバーを目指す非常に短期で実現するミッションを遂行。それにより、当初の導入目的として設定した原価計算のスピード向上と精度の向上を達成し、月次単位による利益の見える化を実現しました。今後、FlexProcessのMRP機能を活用して、生産計画の立案から実行・評価するPDCAサイクルを1カ月単位で回す仕組みを構築し、経営の意思決定の迅速化に寄与する機能を実現する考えです。新基幹システムの構築により、同社は今後10年の企業成長をサポートするIT基盤を整備しました。

事例のポイント

課題

  • 従来システムは、毎月の原価計算処理に時間がかるうえ、データの解析が困難だった。
  • 経営者の意思決定を支援するシステムを構築したかった。
  • 決算期に向けて短期間での新システム導入が求められていた。

成果

  • 毎月の原価計算のスピード向上と製品ごとの利益管理の精度の向上
  • 今後の企業成長をサポートする拡張性に優れた基幹システムの構築
  • 全社一丸となっての10カ月という短期間でのシステム導入

導入前の背景や課題

原価計算のスピードと精度を向上させ業績動向の予測を可能とするシステム基盤を構築

大阪有機化学工業株式会社 取締役 管理本部長 永松 茂治 氏大阪有機化学工業株式会社
取締役 管理本部長
永松 茂治 氏

「過去から現在に至る結果を見るのではなく、現在から未来の予測ができる原価管理の仕組みをつくり、経営者の意思決定に生かす手法を確立したいと考えました」。基幹システム再構築プロジェクトのリーダーを務めた同社情報企画部情報企画課係長の二ノ井武嗣氏は、その目的についてこう語ります。プロジェクトに付けられた名称はNIPO(Next Innovation Program for OOC。OOCは大阪有機化学工業の英文頭文字)。その名が示すように新たな基幹システム構築の目的は同社の経営を革新していくためのデータを整備し、経営の意思決定とアクションを支援することです。

大阪有機化学工業株式会社 情報企画部 情報企画課 係長 工学博士 二ノ井 武嗣 氏大阪有機化学工業株式会社
情報企画部 情報企画課 係長
工学博士 二ノ井 武嗣 氏

経営の基礎データとなるものの1つに原価データがあります。急速に変化する環境に対応して迅速かつ適切に意思決定を行うために、同社は原価計算のスピードと精度を向上させることを第一の目標としました。10年ほど前に導入した基幹システムは、毎月の原価計算に時間がかかること、データの解析をしにくいことが課題となっていました。さらに、従来システムでは煩雑なデータ修正作業が頻発していたことも解決すべき課題でした。

選択のポイント

使い勝手のよさときめ細かな原価計算資料が豊富にあることを評価

大阪有機化学工業株式会社 管理本部 情報企画部  部長 林 浩已 氏大阪有機化学工業株式会社
管理本部 情報企画部
部長 林 浩已 氏

同社は経営陣の主導で基幹システムを刷新することを検討。内部統制の整備に関する助言を受けていたコンサルタントのアドバイスを受けて、化学業界に適した基幹パッケージソフトの検討を始めました。生産部門と販売部門のエンドユーザからなる準備プロジェクトチームが各ベンダーの提案を検討した結果、FlexProcessの採用を決定しました。採用の決め手となったのは、今後の10年を見据えたシステムとして(1)カスタマイズを行わなくても使いやすい操作性であること(データの入力がしやすいこと)、(2)将来のシステム拡張が容易であること、(3)原価計算の結果を確認するための資料が豊富できめ細かい原価管理が行えることです。同社のニーズに合致したFlexProcessの基本機能に加えて、MRP機能の活用やEDI機能の導入など次の成長に向けたIT化を進めていくパートナとして、NECネクサソリューションズの技術力と化学業界におけるシステムノウハウも評価しました。

役員会でFlexProcessの採用を決定したのは2011年2月のこと。同社の決算期が11月ということから、新システムの稼働予定日は同年の12月1日に設定されました。通常なら、1年半から2年という期間を要するプロジェクトを10カ月ほどという、非常に短期で実現するというミッションがプロジェクトチームに課せられたのです。プロジェクトチームはさっそく要件定義を固める作業を開始。生産システムを担当した二ノ井氏は主力の生産拠点である金沢工場に滞在して社員の改善要望をヒヤリングしました。一方、販売システムを担当した情報企画部情報企画課主任の今井孝典氏は、販売・購買拠点である東京オフィスの社員とミーティングを重ねて改善要望を聴き出しました。金沢工場では生産業務に詳しい社員をNIPO担当として二ノ井氏と連携して要件定義を進める体制をつくるとともに、既存システムの開発に深く携っていた社員がマスタ移行を担当するなど、現場とプロジェクトチームが一体となってFlexProcessの導入作業に当たりました。販売システムも販売・購買業務に精通している東京オフィスの社員と売掛金・買掛金を既存会計システムへつなぐために本社経理担当の社員も加わり、全社・全部門が一丸となって要件定義に当たり、プロジェクトの進捗が加速しました。NECネクサソリューションズの提案も同社が求める機能や操作の順調な実現を後押ししました。一方、NECネクサソリューションズはプロジェクトチームが現場の改善要望をヒヤリングしている最中に並行して概要設計を進めました。業務フローおよび議事録の作成もNECネクサソリューションズが担当。

大阪有機化学工業株式会社 情報企画部 情報企画課 主任 今井 孝典 氏大阪有機化学工業株式会社
情報企画部 情報企画課
主任 今井 孝典 氏

「業務フロー図は非常によく描かれており、システム設計への活用という範囲を超えた当社の財産になっています」と二ノ井氏は語ります。また、大阪有機化学工業では30台の研修用PCを用意し、NECネクサソリューションズは、3直交代勤務制の大阪有機化学工業社員に対して、各部門・各直ごとに複数回にわたるトレーニング・実習を提供しました。タイトなスケジュールを背景に既存システムと並行運転が行えないという厳しい条件にあって、エンドユーザがトラブルなく新基幹システムを利用できるよう手厚くサポートしたのです。

システム概要

導入後の成果と今後の展望

社員のITスキルが短期導入を成功に導く

大阪有機化学工業株式会社 情報企画部 情報企画課 課長 吉田 康宏 氏大阪有機化学工業株式会社
情報企画部 情報企画課
課長 吉田 康宏 氏

開発フェーズに入って以降、プロジェクトチームが直面したのは、迫ってくる稼動予定日を前に次々と出来上がるシステムの品質を敏速に判断すること。その際にものをいったのは品質に関する明確な判断基準を設けたことです。二ノ井氏は、「われわれ製造メーカーの使命は、お客様が指定される製品を、指定された納期に、指定された品質で納めることであり、その為の要件を達成していること」を最重要基準と定め、評価項目とそのプライオリティを決めました。顧客に迷惑をかけないことを基準としてシステムの品質確認作業を進め、予定通りにカットオーバーの日を迎えたのです。システム移行もきわめてスムーズに進みました。

金沢工場でカットオーバーに立ち会った二ノ井氏は、「問合せも2件ほどで、平穏無事に稼働することができました」と振り返ります。スムーズな移行の背景として、情報企画部情報企画課課長の吉田康宏氏は、「従来のシステム利用を通じて得た、ITに関する知識と経験が社員に定着していることが寄与した」と話します。

稼働開始日にはNECネクサソリューションズのSEと営業担当社員が各拠点に参集してサポート体制を敷きました。それによってプロジェクトチームも現場も安心感をもって稼働を迎えられたとのこと。原価計算のスピードと精度の向上というNIPOプロジェクトの第1期のゴールを達成した同社は第2期以降、MRP機能の活用を中心にして、1カ月単位で生産計画の立案から実行・評価を行うサイクルを回す仕組みを確立すること、さらに高度に自動化された製造設備が保有する投入情報、出来高情報等を自動収集して、入力業務の省力化をはかるとともに、それら情報を原価管理と生産管理に反映させることを考えています。その目標は、全工場レベルのトータルな生産管理と製品ごとの利益管理の精度を高め、企業体質の強化を図ることです。経営改革に向けた大阪有機化学工業の挑戦は続きます。

お客様プロフィール

大阪有機化学工業株式会社

本社住所 〒541-0052
大阪府大阪市中央区安土町1丁目7番20号(新トヤマビル)
創業 1941年12月8日
設立 1946年12月21日
資本金 36億29万円
従業員数 370名(2011年11月30日現在)
主な事業 カナダバルサムおよびツェーデル油の製造販売を事業として発足。有機化学工業品・有機試薬品・医薬中間体・石油化学製品・特殊モノマーおよびポリマーの製造販売、溶剤類の精製加工を事業の柱として成長を遂げる。高い技術力と確かな品質管理によって生産されている同社の製品は自動車塗料や化粧品の材料、液晶や半導体に代表される電子材料など、身近な場所や先端産業において広く用いられている。2011年に東京証券取引所市場第一部指定。
URL http://www.ooc.co.jp/

関連リンク

(2012年9月12日)

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