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株式会社岡村製作所様

株式会社岡村製作所様

IFS ApplicationsをSOA基盤として活用し、経営環境変化にも柔軟で俊敏な業務を実現

業種製造業業務生産管理
製品ERP(会計・人事・給与・販売・生産等)パッケージソリューション・サービスERP(会計・人事・給与・販売・生産等)パッケージ

導入前の課題

IFS ApplicationsをSOA基盤として活用し、経営環境変化にも柔軟で俊敏な業務を実現

株式会社岡村製作所 情報システム部 次長 松井 憲哉 氏株式会社岡村製作所
情報システム部
次長 松井 憲哉 氏

経営環境の変化により国内の製造業に共通の課題は、グローバル市場の開拓を進めつつ多品種・少量かつ高付加価値製品を提供し、同時に在庫資産などコストも圧縮していくことです。オフィス、店舗、公共施設などの家具・什器、防水板から列車の座席まで幅広く手がける「オカムラ」ブランドの岡村製作所様も例外ではありません。しかし大きな問題がありました。それは従来メインフレーム中心に築いてきた情報システムが複雑化し、業務現場で求められるリアルタイム処理、利便性の高い活用が難しくなってきていたのです。

同社情報システム部次長の松井憲哉氏は、次のように語ります。
「当社は17万件もの品種を生産していますが、季節変動も大きく、見込み生産による在庫増や不良在庫の顕在化がありました。情報連携にムラが生まれてモノと情報を一致させる調整に手間取っていました。また従来システムがオペレーション中心で個別最適化され過ぎ、複雑で硬直化したシステムになっていたことが問題だったのです」

これらの課題はIT基盤だけでなく全社的な業務の課題でもあると判断した同社では、2010年から業務改革プロジェクトを立ち上げ、まずは受注生産に近づけることを目標に生産本部と協同で新しい生産管理システムの刷新に踏み切りました。

導入の経緯

SOAのコンセプトで、「ものづくり」現場の力を会社の競争力に

株式会社岡村製作所 情報システム部 システム第二企画担当 副参与 伊藤 健司 氏株式会社岡村製作所
情報システム部
システム第二企画担当
副参与 伊藤 健司 氏

岡村製作所様ではシステム刷新に着手する前に、15年ほど前から、トヨタの生産システムの指導を受け、現場の改善を進めていましたが、改めて、NECのものづくり革新活動の実績からノウハウを得て「ものづくり」現場の改革に取り組みました。現場の力を引き出し、それを伸ばすことで競争力を高めようというのです。
情報システム部副参与の伊藤健司氏は、そこで得た成果を次のように語ります。
「カイゼンの推進に大変参考になりました。人に依存することの大きかった生産現場の業務プロセスを標準化し、ラインがビジネス目標に連動しながら自律的に稼働する仕組みにしようと考えました。そのため、システム基盤も標準的なコンポーネントを組み合わせて柔軟かつ俊敏に変更でき、さらに業務プロセスと業務機能を分離して疎結合できるSOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)をコンセプトにしたものにすることに決めました」

業務要件適用率の高さでERPパッケージIFS Applicationsを選択

株式会社岡村製作所 情報システム部 システム開発担当 次長 小笠原 勝政 氏株式会社岡村製作所
情報システム部
システム開発担当
 次長 小笠原 勝政 氏

こうして新しい生産管理システムのビジョンが固められ、同社ではそれを「SMAP(Smart Manufacturing for Advanced Production)システム」と名付けたのです。そして見込み生産と受注生産の利点をハイブリッドした「みこし生産方式」を確立することを目標としました。次に取りかかったのがERPパッケージの選定と導入でした。「従来型の、個別案件ごとにIT部門だけで最適化したシステムを設計する方式と、業務設計部門と連携して全体最適を図りながらサービスの粒度を決め、システムを再利用しながら開発するSOA方式とどう違ってくるのかを、まず自分たちでスクラッチで作りながら検討しました」と語るのは、当時、主にアプリケーション基盤を担当していた同部の小笠原勝政氏(現・情報システム部 システム開発担当 次長)です。この経験を踏まえてERPパッケージの選定を進めたのです。

結果的に選ばれたのは、IFS Applicationsでした。「パッケージをそのまま使える機能と若干のモディファイで使える機能を合わせた業務適用率を目安にしました。IFSのシステムはそれが72%と最も高かったので決定しました。開発基盤も提供されたので、パッケージにないアドオン機能の実装も進められました」(小笠原氏)。

SMAPシステム概要SMAPシステム概要

導入後の成果

納期応答率の向上、在庫保有月数の短縮など高水準の目標達成

マルチ画面モニター(つくば事業所)マルチ画面モニター(つくば事業所)

同社の「SMAPシステム」は、まず業務の前工程、つまり需要予測と実際の引き合い・受注を合わせて生産計画を立てるまでのシステム化を2011年1月に終了。調達・製造から在庫・出荷までの後工程のシステム化をIFSで2012年10月までに終了しました。全体がリンクして稼働した新システムは従来システムとは大きく異なるものになりました。

生産計画を管理する画面は、バケットと呼ばれる日ごとの生産能力を設定し、受注に基づいて、生産計画が自動でされるものになりました。画面のユーザインタフェースは使い勝手が向上するよう、IFS Applications標準の優れた操作性も参考に独自開発。また、とくに目立つのは、重要な業務指標の画面をデジタル・サイネージでマルチ画面モニターで監視できるスタイルに変えたことでした。

「この狙いは、現場のマネージャがラインに張り付かないで、常に全体を把握しながら判断し管理できるようにするためで、工場のスタッフの働き方から変えたかったからです」(松井氏)。数値的な成果で見ると、24時間以内の納期応答率は2008年度の72%から100%に、応答満足率も46%から97%に、資産効率も棚卸保有月数が1.44ヵ月から1ヵ月に短縮されました。受注生産体制に向けた現場の改善とそれを支える新システムによって、この高水準目標を達成・維持できていることは明らかです。

全工場に導入し、全社的ビジネス目標達成に効果を生み出したい

2013年11月現在、新システムは4工場で稼働していますが、同社では2014年夏までに全11工場に導入する計画を進めています。さらにシステムの標準化を進め、生産管理システムの次には販売管理システムの刷新も図ろうとしています。またそれぞれのミッションを持つ担当部門が、管理指標、KPI指標にもとづいて的確なアクションがとれるようにする仕組みの構築も並行して進められています。そしてこれらの指標を事業指標、経営指標として、どこからでも閲覧・共有できるポータル、ダッシュボードに展開していく計画も進めています。

最後に松井氏が、今後について次のように語ります。
「新システムへの刷新で私たちもいろいろなことを勉強しましたが、今も試行錯誤が続いています。とにかく道はまだ先に続くのです。IFS Applicationsという有力なツール、ものづくりのノウハウを提供していただいたNECの支援に今後も期待しています」

左:muffle(マッフル) 右:つくば事業所外観左:muffle(マッフル) 右:つくば事業所外観

企業プロフィール

株式会社岡村製作所

本社所在地 神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号 天理ビル19階
創業 昭和20年10月(1945年)
資本金 18,670百万円(2013年3月31日現在)
従業員数 2,810名(2013年3月31日現在)
事業内容 スチール家具全般の製造・販売
産業機械その他の製造・販売
金属製建具取付工事の請負
建築業に関わる付帯工事・設計・製造・販売
商品陳列機器その他の製造・販売
各種セキュリティ機器に関わる付帯工事・設計・販売
事務所の環境向上と事務・生産効率向上に関する情報の提供とこれに関連する機器の製造・販売
URL http://www.okamura.co.jp/

(2013年12月27日)

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