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NECグローバル社内ソーシャル「nbook」

グローバル規模でつながる社内ソーシャル
メンバーの一体感醸成、効率的かつスピーディーなプロジェクト推進に貢献

NECグローバル社内ソーシャル「nbook」
業種製造業業務共通業務
製品グループウェア/メッセージング/EIP,Web会議システム,ユニファイドコミュニケーションほかソリューション・サービス企業ネットワーク/コミュニケーション,日系企業向けグローバルICTソリューション

現在、NECは、グローバルビジネスの拡大に注力しています。そのためには、より広範になる事業領域をカバーしつつ、迅速に各国、地域のニーズをくみ取り、ビジネスに反映していくことが不可欠。しかし、日本を起点とし、海外の各拠点に情報を発信していく従来型のコミュニケーションには限界を感じていました。そこで、拠点間の距離や時差を解消し、リアルタイムなコミュニケーションと必要な人や情報へのアクセスをいつでも可能にするための基盤としてグローバル社内ソーシャル「nbook」を構築。メンバーの一体感を醸成し、ソリューション企画・開発期間を30%に短縮するなど、高い成果を上げています。

事例のポイント

課題

  • グローバルビジネスを拡大していくには、日本だけが起点となる情報共有体制では、効率的かつスピーディーな情報共有が困難。コミュニケーションが希薄になりがちな上、海外市場の状況を本社が正確に把握できなかった。
  • グローバル規模で各国拠点が連携し、各地域のニーズに応えられる製品やソリューションを企画・開発していけるような仕組みの整備が求められていた。

成果

  • グローバル社内ソーシャル「nbook」によって、グローバルレベルでリアルタイムなコミュニケーションと必要な人や情報へのアクセスをいつでも可能とする基盤が整った。
  • 各国、地域ニーズの収集や仕様の検討、資料の共有など、コミュニケーション全般にわたる効率化が図れ、製品・ソリューションの企画から開発、リリースに至る時間が大幅に短縮できた。
  • 製品企画、仕様策定のディスカッションに、各国拠点の担当者が容易に参加できるようになり、国を越えたメンバー間における一体感を醸成。「自分が企画・開発に参加したソリューション」という意識の高まりが、営業活動にも好影響を与えている。

導入前の背景や課題

「日本発信型」ではなく「グローバル相互連携」を目指す

NEC 代表取締役 執行役員副社長 CSO(チーフストラテジーオフィサー)兼 CIO(チーフインフォメーションオフィサー) 新野 隆NEC
代表取締役 執行役員副社長
CSO(チーフストラテジーオフィサー)兼
CIO(チーフインフォメーションオフィサー)
新野 隆

少子高齢化などを背景に国内市場の縮小が予測される中、多くの企業にとってビジネスのグローバル化は重要な経営課題となっています。現在、NECも積極的にグローバルビジネスの拡大に取り組んでおり、北米、中南米、中華圏、APAC(アジアパシフィック)、EMEA(欧州、中近東、アフリカ)の5極に分けた体制で様々な施策を展開しています。
また、同時に注力しているのが「社会ソリューション事業」のさらなる拡大です。
人口増加や環境/エネルギー問題など、社会が抱える問題を解決するには、今までとは異なる新たな社会インフラが求められます。NECの持つ様々な技術を駆使し、こうした社会のニーズに対応。これまで以上に社会価値創造に貢献する考えです。
「2013年4月に発表した『2015中期経営計画』の中でも、グローバルビジネスの拡大と、社会ソリューション事業へのさらなる注力を今重要なテーマに掲げています。この目標を達成するには、宗教や文化、商慣習などが異なる上、刻々と変化し続ける世界各地のニーズを素早く、的確に捉え、即座に対応していかなくてはなりません」とNECの新野 隆は語ります。
しかし、従来の体制には課題もありました。
NECは、これまで、あくまでも日本が起点となって海外の5極に指示を出したり、製品・ソリューションおよび関連情報を発信していくという方法を採用していました。この体制では、日本と海外拠点とのスムーズな情報共有が困難な上、コミュニケーションが希薄になりがちでした。また、海外の拠点によって持っている情報にばらつきがあったり、海外市場の状況を本社側で正確に把握できず、事業環境の変化にスピーディーに対応し、地域ごとのローカルニーズに応えていくことが困難だったのです。

選択のポイント

グループ内の人財やノウハウをより有効活用できる仕組みを

グローバル規模で社員が縦横にコミュニケーションを行え、NECグループ内に眠る人財やナレッジ・ノウハウをより有効活用できる体制とは──。コミュニケーションのあり方を一から見直し、NECが構築したのが、国や地域を越えたコミュニケーションをサポートするNEC独自のグローバル社内ソーシャル「nbook」です。
FacebookやTwitterなどによって定着した、新しいコミュニケーションスタイルをビジネスにも採用。国や時差、組織、プロジェクトを超えて有益な情報を収集、整理しながら、タイムリーに様々なメンバーからの支援を得たり、自ら人や情報、コミュニティなどをフォローして、自然に必要な情報を集められる環境の実現を目指したのです。

導入ソリューション

「フォロー」によって必要な情報だけをフィルタリング

「nbook」は、Microsoft SharePoint 2013をベースに開発したグローバル社内ソーシャルです。ファイル共有、スケジュール共有、ディスカッションボード、人脈可視化などの機能を搭載しています。タイムライン機能を利用し、人やプロジェクト、部署ごとに開設されたコミュニティなどをフォローしておけば、情報がアップデートされる度に、自分のタイムライン上に自動的に情報が更新され、必要な情報を優先的に収集することが可能になります。
このnbookを構築するに当たり、NECが意識したのが、あくまでも「ビジネス」に貢献するための仕組みであること。そのため、完全にオープンな場とするのではなく、事業テーマに応じたコミュニティを申請した上でその管理責任者を明確化。参加できるのは、その責任者の招待を受けたメンバーのみに限定しています。もちろん複数のコミュニティに所属することも可能です。
社内SNSでは、ときに「コミュニケーション活性化に有効とはいうものの、具体的に何に利用すればよいかわからず、徐々に利用されなくなる」「モラルの向上促進に管理側が追い付かない」という問題に直面しがちです。まずは実際にビジネスとして活用するメンバーでの利用を開始し、徐々に浸透させることで、こうした問題を回避しようと考えたのです。
現在、約30のコミュニティが開設され、合計40カ国の社員がnbookを利用。グローバルな会議、プロモーション企画の検討など、様々な用途で活用されています。

nbook画面例nbook画面イメージ

導入後の成果

メンバーの一体感を醸成。生産性の向上によって、企画・開発プロセスを30%程度に短縮

NEC グローバルセーフティ事業部 事業部長 タン・ブン・チンNEC
グローバルセーフティ事業部
事業部長 タン・ブン・チン

nbookを活用することで高い成果を上げているチームの1つが、グローバルセーフティ事業部(GSD:Global Safety Division)です。
GSDは、社会ソリューション事業の1つである「パブリックセーフティ事業」を担う事業部。NECが長年にわたり培ってきた生体認証(バイオメトリクス)技術や高機能・高性能センサー、ビッグデータによる予知・予兆分析技術などを活かし、・「国民ID・出入国管理」「犯罪捜査」「重要施設監視」「防災・救急」「行政サービス」「サイバーセキュリティ」「省庁間連携」という7分野でビジネスを展開しています。
「GSDの最大の特徴は、地域主導型でグローバルに事業を展開することを目指し、NECではじめて海外に本拠地を置いていること。具体的には、シンガポールを本拠地とし、世界の様々な地域の担当者が連携し、『真のグローバルソリューション』を提供することを目指しています」とGSD事業部長のタン・ブン・チンは話します。
こうした特徴を持つ同事業部にとって、nbookは、まさにうってつけの仕組みでした。特に効果を発揮したのが、ソリューション企画・開発の局面です。

NEC グローバルセーフティ事業部 部長 林 亮平NEC
グローバルセーフティ事業部
部長 林 亮平

GSDでは、NPI(New Product Introduction)と呼ばれる、ソリューション企画・開発プロセスを採用しています。「グローバルソリューションと一言でいっても、世界各国の事情は、それぞれ異なるため、簡単には標準化することはできません。省庁間連携であればシンガポール、防災・救急であれば日本といった具合に、その分野における先進的なニーズを抱えている地域の担当者がリーダーとなり、各国拠点からの個別ニーズを収集。グローバルに展開可能なコモンソリューションの企画・開発を目指しています」とGSDの林 亮平は言います。

NEC グローバルセーフティ事業部 主任 守村 範子NEC
グローバルセーフティ事業部
主任 守村 範子

例えば、顔認証ソリューションは、英国の拠点が主導し、プロトタイプを各国拠点に提示し、地域ごとのニーズのフィードバックを得ながら、グローバルソリューションへとブラッシュアップしていきました。「地域によって文化的な背景からくる人々の行動や、システムに対する要望またその運用形態は様々です。1つの拠点が単独でソリューション開発を行うと、こうした細かな事情に気付くことができません」とGSDの守村 範子は続けます。
この一連の企画・開発業務を従来のメールに代わってnbookで実施。仕様策定、フィードバックなどのやり取りや議論をnbookのコミュニティ上でリアルタイムに行えるようにした結果、各拠点からのフィードバックが活性化し、企画・開発プロセスが効率化。ソリューションの企画から開発、リリースまでの期間をおよそ従来の30%程度に短縮できました。
「さらに企画・開発が効率化できただけでなく、顔が見え、発言しやすい環境の上でプロセスを共有したことで、各担当者の『参加意識』が向上。国を超えたメンバーの一体感が醸成されました。ソリューションへの理解が格段に高くなった上、『自分たちが作り上げたソリューションだからこそ、しっかり売りたい』というように、営業活動にもよい影響を与えています」(林)
さらに必要な資料や技術情報などもすべてnbook上で共有。以前は、本部から各拠点に必要な資料を配信していたため、担当者の資料請求への対応負荷が高まっていた上、時差により対応が遅れるなど、タイムラグが発生していました。
「今では、nbook上に関係資料がすべて公開されており、どの拠点もつねに最新の情報を入手できます。全員参加型の資料の編集・更新作業をnbook上で行うこともできます」と守村。
「nbookは、拠点間の距離や時差の壁を越え、チーム力を高めることができる新たなプラットフォームだと感じています」とタンは強調します。

今後の展望

真のグローバル企業を目指したワークスタイル変革を推進

GSDは、今後もnbookを積極的に活用する予定です。「グローバル基点で考え、ローカルに適応する。それは決して簡単なことではありません。nbookは、地域と人をリンクさせることでそれを可能にしてくれる。我々にとっては不可欠なプラットフォームです」(タン)
もちろん、他の事業部やプロジェクトでもnbookに対する期待は大きく高まっています。NECには、GISP(Global Information Sharing Platform※)というグローバル情報共有基盤もあります。nbookやGISPなどを有効活用することで、真のグローバル企業を目指したワークスタイル変革を実践していきます。
さらに、NECの経験を活かして、企業内ソーシャルメディアの構築から定着までを支援するソリューションも提供。「グローバル化に取り組んでいる企業の中に、柔軟かつリアルタイムに、そして安全・安心に情報を共有したいと考えている企業は多いでしょう。一方で、やみくもにソーシャルメディアを導入しても本当に効果があるのかなど、不安を感じる方もいるかもしれません。NECにはnbookの利用を通じて、様々な経験やノウハウが蓄積されています。それらをお客様にも還元していきます」と新野は最後に強調しました。

企業プロフィール

日本電気株式会社

所在地 東京都港区芝5-7-1
従業員数 単独 23,361名(平成25年3月末現在)
連結 102,375名(2013年3月末現在)
創立 1899年7月17日
資本金 3,972億円 (平成25年3月末現在)
売上高 単独 1兆8,553億円
連結 3兆716億円(平成24年度実績)
事業内容 パブリック事業、エンタープライズ事業、テレコムキャリア事業、システムプラットフォーム事業
URL http://jpn.nec.com/

(2014年03月27日)

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