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国立大学法人 長岡技術科学大学様

国立大学法人 長岡技術科学大学様

組織の枠を超え、大学と全国の高専55キャンパスが
共同で利用する、クラウド型図書館システムを構築

国立大学法人 長岡技術科学大学様
業種文教・科学業務共通業務
製品PCサーバ,運用管理,アプリケーションサーバ/Webサーバソリューション・サービスプライベートクラウド(自社構築),SaaS,サーバ仮想化/統合

長岡技術科学大学様と全国51の国立高等専門学校55キャンパスは、NECの大学図書館向けソリューション「E-CatsLibrary」(イーキャッツライブラリ)を利用し、統合図書館システムをプライベートクラウドで構築。運用コストの削減と大幅な業務効率化を実現しました。

合わせて、各校が保持する蔵書や電子ジャーナルをインターネット経由で横断的に検索可能とし、図書館サービスの向上が実現。教育機関同士が組織の壁を超えて、全国規模で業務システムを共同利用する事業モデルは、図書館システムはもちろん、図書館分野以外でもほとんど前例がない、先駆的な取り組みです。

 

事例のポイント

課題

  • 全国の国立高等専門学校では、各校が独自に図書館システムを構築・運用しており、その運用・維持にかかる管理者負担軽減とシステム更新予算の確保が課題となっていました。
  • 2007年に長岡技術科学大学様が中心となり、各校のシステムを統一して運営する「統合図書館システム」を構築。しかし、システム統合は42校のみの参加にとどまり、限定的な効果しか得られていませんでした。
  • 急速に普及する電子ジャーナルや学術データへの対応も、十分ではありませんでした。

成果

  • 国内すべての国立高等専門学校55キャンパスのシステム統合により、各校独自でのシステム運用管理は不要になり、必要経費も大幅に軽減しました。
  • 物理サーバの台数、ハードウェアコスト共に、大幅な削減を実現しています。
  • 各校の専門分野に合わせて集められた400万件以上の蔵書・電子ジャーナル、学術データがインターネット経由で横断的に検索可能となり、高いレベルの図書館サービスを実現しています。

導入前の背景や課題

図書館システム管理者の負担増と、システム更新の予算確保が課題に

長岡技術科学大学 附属図書館長 小松高行氏長岡技術科学大学
附属図書館長
小松 高行氏

長岡技術科学大学様は、全国に設置されている高等専門学校(高専)卒業生が、より高度な技術知識を身につけるための大学として、1976年に開学されました。学部から大学院修士課程までの一貫した教育体制を整備しており、国内外の企業で一定期間の実務訓練(インターンシップ)を義務づけるなど、実践的な技術スキルを持つ技術者の育成に努めています。

 

教育研究の基盤である大学附属図書館については、開学当時から高専図書館との連携強化を進めてきましたが、近年になっていくつかの課題が顕在化していました。

 

長岡技術科学大学 附属図書館長 小松高行氏は次のように話します。「各校では、サーバ管理や更新作業などの煩雑な業務に加え、学生への対応など、図書館システム担当者の負担は大きなものでした」。また、各校の図書館システムを構成している機器類は、買い取りがほとんどであり、古い機種を継続使用することによって故障が頻発していました。「2003年に施行された高専機構法で、高専が独立行政法人へ移行したことから、新たなシステムの構築と強化を限られた予算の中でどうように達成するかも、大きなテーマになっていました」(小松氏)。

選択のポイント

電子媒体への対応などを目的に、すべての高専が参加できる図書館システムを計画

図書館システムの管理者負担軽減と、限られた予算の中でのシステム更新を実現するため2007年に構築したのが「統合図書館システム」です。

長岡技術科学大学 附属図書館内にサーバを集約し、各校にはPCのみが設置されている、Webクライアント型の図書館システムです。

 

この統合図書館システムが順調に稼働を続ける一方、新たな課題も浮上していました。「システムにはすべての高専が参加しているわけではなく、統合効果が限定的でした。また、急速に普及する電子ジャーナルや学術データへの対応が十分ではなく、利用者サービスの向上を図るためには、システムのステップアップが必要でした」と、小松氏は語ります。

 

こうしたねらいから、学生や教員にとって真に使いやすく、学習・研究に必要な蔵書情報へ容易にアクセスできる機能を持つ、プライベートクラウド型の新しい統合図書館システムを構築しました。

 

本案件は、クラウドサービスと図書館システムに豊富な実績を持つNECグループがSIを担当しています。「クラウド関連の実績はもちろんですが、全国に保守・サービスの拠点を保有しており、万が一の機器トラブルの際などに迅速な対応を受けられる点にも、安心感があります」と、小松氏は言います。

 

2011年夏、各高専の図書館システム担当者が集まり、新しい統合図書館システムの説明会が開催されています。NECはこの会場で、大学図書館向けシステムのデモを実施し、導入によって得られるコスト面・運用面の利点を説明しています。また、各担当者の意見・要望を丁寧にヒアリングすることで、各校固有の事情や課題の把握にも努めました。

 

導入ソリューション

大学がサービスセンターとなり、プライベートクラウド型の統合図書館システムを構築

長岡技術科学大学様と、全国51の国立高等専門学校55キャンパスが共同で利用する新しい統合図書館システムは、大学図書館向けソリューション「E-CatsLibrary(イーキャッツライブラリ)」を導入し、プライベートクラウドで構築。

 

アプリケーションサーバ、DBサーバ、蔵書検索サーバなど、計6台のサーバで構成し、職員向けの蔵書点検・資料受入・閲覧機能や、利用者向けの貸出・予約・図書購入申込機能など、図書業務に必要な機能を、各校へSaaS型で提供しています。各校にはPCとプリンタ、周辺機器のみが設置され、インターネット経由で長岡技術科学大学様のサーバにアクセスし、図書館システムの各機能を利用するしくみになっています。

 

教育機関同士が組織の壁を超えて、全国規模で業務システムを共同利用する事業モデルは、図書館システムはもちろん、図書館分野以外でもほとんど前例がない、先駆的な取り組みとなります。

導入後の成果

業務効率化とサービス向上を実現。 コストと電力消費量は10分の1に

E-CatsLibraryを核として構築された新しい統合図書館システムでは、各校の専門分野に合わせて集められた400万件以上の蔵書・電子ジャーナルなどをインターネット経由で横断的に検索できる高いレベルのサービスを実現しています。

 

システム利用者からは、ユーザ個別の貸出・予約状況の照会、図書購入依頼が可能になる「My Library」など、新機能を評価する声が多数上がっています。管理者からは、複数の外部サイト自動検索機能や、ファセット機能(※)を利用して簡単に検索結果の絞り込みが可能な「OPAC(オンライン蔵書目録)」サービスの画面が使いやすくなった、との声も寄せられています。

 

データベースも統合されたことで、たとえば購入した書籍を新規登録する際、他校で登録済みの本はその登録データを流用できるようになりました。一冊あたりの受入事務が簡素になり、業務効率は格段に向上しています。

 

また、各校が独自のシステムを構築していた時代は、操作や設定などの不明点があれば前任者の所在を探し出し、問い合わせる必要がありました。しかし、この統合図書館システムでは、万が一の機器トラブルにもNECが全国に展開する保守・サービス拠点が迅速に対応しており、問い合わせに関しても専門窓口がすぐに回答するなど、万全のサポート体制を構築しています。

 

定量的な効果としては、各校で独自にシステム運用していた時代と比較すると、物理サーバ台数90%減に伴い、ハードウェアコストの大幅な削減を実現しています。「電子ジャーナルの次には、電子ブックへの対応が必ず必要になり、将来、高価な専門書の電子ブックを全高専で共有して活用できるようになれば、コスト削減効果と保有スペースの削減メリットがより明確になります」と小松氏は話します。

 

※・・・検索・絞り込みを実行する際、ユーザの設定した条件にマッチした蔵書・電子ジャーナルのリストを自動で生成する機能。

 

今後の展望

完全なクラウドサービスとしてさらなるシステムの発展を検討

長岡技術科学大学様では今後、BCP強化・大規模災害時の対応を念頭に置いた取り組みを進めていく考えです。「各校からは、24時間365日の連続稼働を希望される声もいただいていますので、外部のデータセンター活用も視野に入れ、完全なクラウドサービスとして統合図書館システムを発展させていくことも検討していきたいですね」と小松氏は語ります。

 

NECは今後も、教育機関向けクラウドのパートナーとして、利用者の皆様の利便性向上と運用コストの抑制、そして教育の質向上につながる総合的なソリューションを提案していきます。


お客様プロフィール

国立大学法人 長岡技術科学大学

所在地 〒940-2188
新潟県長岡市上富岡町 1603-1
開学 1976年
学長 新原 晧一
学生数 2,391人(2012年5月現在)
主な学部 工学部 大学院工学研究科、大学院技術経営研究科
URL http://www.nagaokaut.ac.jp/j/index.html

(2012年9月14日)

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