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三井住友海上火災保険株式会社様
MS&ADシステムズ株式会社様

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損保業界で初めて、DWHアプライアンス製品「IDA」を導入。
処理性能が大幅改善、多種多様な蓄積データを自在に活用

業種金融機関業務経営企画,営業・販売,マーケティング,その他業務
製品データベースソリューション・サービスビッグデータ活用,情報活用ソリューション・BI

導入前の課題

年次処理の時間が増大。レスポンスの遅延で
生産性が低下。検索処理の同時利用には制限あり

国内の損害保険料シェア第一位を誇る、MS&AD インシュアランスグループ様。その中核事業会社の一社である三井住友海上火災保険様は2012年、保険料率の検証や算定を支える「料率検証システム」のサーバ保守期間終了を機に、新しいDWHシステムの導入を計画しました。

同社はデータベースにSybase IQを用いた当時の料率検証システムと、BIツールのBusinessObjectsを活用し、データ分析を行っていました。しかし、「長年の利用で蓄積データが増加し、バッチ処理や検索処理時間の長期化が課題になっていました」と、同グループの情報システム全般を担当するMS&ADシステムズ株式会社において、料率検証システムを担当する 営業支援システム部 統計グループの塚越丈夫氏は話します。
とりわけ、Sybase IQの更新処理のしくみ、およびワーク領域の容量不足などで年次処理の時間が増大しており、処理の完了まで2か月程度を要していました。「年度末には自動車・火災など種目ごとの処理が集中し、全種目にわたって新年度組織コードの付け替え処理ができない状態にありました。そこで、各領域間でシステムの実行時期を調整していました。しかしこうした方法も限界に近づいており、サーバ保守更改によって性能面の改善を図りたかったのです」と、同 中島和則氏は語ります。

MS&ADシステムズ株式会社 営業支援システム部 統計グループ (現所属)代理店システム第一部 お客さまITグループ エンジニア 中島 和則 氏MS&ADシステムズ株式会社
営業支援システム部 統計グループ
(現所属)代理店システム第一部 お客さまITグループ
エンジニア 中島 和則 氏

「レスポンスの遅延が、エンドユーザの業務を停滞させていました」と話すのは、同 鈴木理恵子氏です。「たとえば既経過保険料(*1)の算出結果が得られるまでの時間が、半日から一日もかかることから、余裕を持った業務計画を立てざるを得なかったのです。加えて、月次バッチの処理時間の長さも課題になっていました」(鈴木氏)。

また、当時のシステムにおけるメモリ性能を考慮し、「以前は検索処理が同時に利用できるのは16人までという制限を設けており、繁忙期にはユーザが順番待ちになってしまう状況がたびたび発生していました。このことも、業務の生産性低下を招く要因になっていたのです」と、中島氏は振り返ります。

(*1) 既経過保険料・・・保険期間のうち、保険会社が補償する責任を果たした期間に相当する保険料。なお、責任の残っている期間に対応する保険料は、「未経過保険料」という。

導入の経緯

使い慣れたBIツールを継続して活用でき、かつ、
処理性能の改善効果を実機で検証できたことで、IDAを選定

MS&ADシステムズ株式会社 営業支援システム部 統計グループ プランナー 塚越 丈夫 氏MS&ADシステムズ株式会社
営業支援システム部 統計グループ
プランナー 塚越 丈夫 氏

DWHシステムの性能問題を解決し、保険料率の検証・算定を迅速に行える業務環境を整備するため、同社はNECの超高速データ分析プラットフォーム「InfoFrame DWH Appliance (IDA)」に着目します。

MS&ADインシュアランスグループ様は2010~2013年、各事業会社のシステムインフラ共通化プロジェクトに取り組んでいました。その過程でNECは、IDAを活用した統合DWHシステムを提案。性能評価も実施しています。この時、MS&ADシステムズ様はIDAの高速処理性能を実機で確認し、DWH製品の中で最も高い評価をしていました。このような経緯があり、料率検証システムサーバ保守更改においても、IDAが導入候補製品のひとつに挙がりました。

「現状のBIツールと処理のプロセスはそのままに、性能を大幅に改善した分析環境をエンドユーザに提供したいという考えがあり、データベースとBusinessObjectsの互換性を重視していました」と、塚越氏は選定の要件を説明します。また、鈴木氏は「現行のサーバシステムの単純移行を行うと、保守期間終了の都合上、Web版のBusinessObjectsに移行しなければなりませんでした。しかし、IDAであれば、ユーザが使い慣れたクライアント版を、そのまま継続して活用できる接続性があることも、選定ポイントの一つでした」と、選定のプロセスを話します。「NECには、従来の分析・検証環境はそのままに、IDAへの移行が可能であることを、事前に時間をかけて検証していただきました。その結果、問題なく新しいDWHシステムに移行でき、かつ、POC(*3)で処理性能が格段に速くなることを評価して、IDAの導入を決定しました」と、中島氏は補足します。

MS&ADシステムズ様は当時システム統合プロジェクトと並行して料率検証システムのサーバ保守更改を計画していたことから、「ハードウェア、ソフトウェア、DBMSを一体化したアプライアンス製品であるIDAなら、システム構築を短期間で円滑に推進できるという判断もあった」と、塚越氏は明かします。

(*2) TCO (Total Cost of Ownership)・・・情報システムの導入、維持・運用管理などにかかる費用の総額。

(*3) POC (Proof of Concept)・・・実機検証プログラム。実際のシステム構成で、性能などを事前検証すること。

アクチュアリーをはじめ、スタッフ約500人が
活用する、新しい分析・検証環境

三井住友海上火災保険様の新しい料率検証システムは、2013年11月より稼働を開始しており、アクチュアリー(保険数理士)を含む本社部門のスタッフ約500人が利用しています。本システムには火災保険と自動車保険などに関する、過去十数年分の膨大なデータが蓄積されており、保険料率の算出をはじめとして、蓄積データを多面的に分析・検証することで新商品の販売にも活用されています。


導入後の成果

検索処理では、29倍の速度改善効果。
月次バッチの処理時間は3分の1に短縮

MS&ADシステムズ株式会社 営業支援システム部 統計グループ プランナー 鈴木 理恵子 氏MS&ADシステムズ株式会社
営業支援システム部 統計グループ
プランナー 鈴木 理恵子 氏

IDAの高速処理性能がもたらした導入効果としては、まずBusinessObjectsクライアントからの検索処理の速度改善が挙げられます。「経過保険料計算を行うSQLで検証を行ったところ、単独実行が約2分で完了し、旧システムと比較して29倍もの速度が得られています。検証目的として128多重で実行した場合も30分程度で完了しており、圧倒的な速さを実感しています」(塚越氏)。

鈴木氏は、自動車料率検証における月次バッチの処理時間の改善効果に言及します。「3日程度かかっていた処理が、1日で処理できるようになっています。3日後でないと直近のデータが取り出せない状況が、2日も早くなるというのは、エンドユーザにはたいへん大きなメリットです」(鈴木氏)。

Sybase IQでは難しかったデータベースの更新処理がIDA上で実装できたことで、従来はホストコンピュータが数日かけて行っていた2億件超の処理が、わずか半日足らずで終了しています。

基盤構築にあたっては、汎用RDBMSの場合では数人のSEが2~4週間かけてパラメーター設定や性能評価などを行うプロセスを、IDAは物理設計・チューニングが不要であることから、1人のSEが1日程度で行っています。

最大の懸案だった年次処理時間の課題に対しては、塚越氏が次のように語ります。「まだ年次処理の時期を迎えていないのですが、実機検証でかなりの効果が得られることは確認済みであり、本番においてもおそらく、完了までの期間が大幅に短縮できると見ています」(塚越氏)。IDAの採用によって、定型/非定型検索にかかわらず、多種多様な蓄積データを素早く利用できるシステム環境が整いました。

グループ内での展開・共同利用を検討

MS&ADシステムズ様は、IDAの導入による運用管理コストの削減効果も評価しており、今後はグループ各社で稼働しているDWHシステムへの展開や、複数システムでの共同利用などを検討していく考えです。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス様傘下の各事業会社がより緊密に連携し、蓄積データの分析・検証結果を活かして相乗効果を発揮していくためにも、IDAの果たす役割は、ますます高まりそうです。

取材日:2014年2月25日

NEC担当スタッフの声

損保業界初のIDA導入を支援した経験を活かし、
新たな提案を行っていきます

NEC 第三金融ソリューション事業部 プロジェクトマネージャー 伊東 崇文NEC 第三金融ソリューション事業部
プロジェクトマネージャー 伊東 崇文

三井住友海上火災保険様における料率検証システムの更改に際しては、パフォーマンスの改善というねらいを踏まえ、IDAを核とした提案を行っています。とりわけ、BIツールのBusinessObjectsを継承し、現行業務と処理のプロセスを変えることなく、IDAでも問題なくご利用いただけることをPOCによって検証し、ご確認いただきました。

NEC 第三金融ソリューション事業部 担当 野田 圭佑NEC 第三金融ソリューション事業部
担当 野田 圭佑

2012年11月~2013年1月にかけてシステム構築を行った後、Sybase IQ上で稼働していたバッチ系の処理をIDAに継承しSQLで実装するため、データの整合性の確認などを、数か月かけて行っています。
損保業界初のIDA導入プロジェクトをご支援できたことで、当社としても新たなノウハウを蓄積することができました。グループ各社で運用されている現状のDWHシステムに対しても、IDAを用いた提案を行っていきたいと考えています。

企業プロフィール

三井住友海上火災保険株式会社

本店所在地 東京都千代田区神田駿河台3-9 三井住友海上火災保険株式会社様
設立 1918年10月
資本金 1,395億9,552万3,495円
従業員数 14,478人(2013年10月現在)
事業内容 ・損害保険業
・他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行
・債務の保証
・投資信託の販売業務
・確定拠出年金の運営管理業務
・自動車損害賠償保障事業委託業務
URL http://www.ms-ins.com/

MS&ADシステムズ株式会社

本社所在地 東京都杉並区高井戸東3-31-14 MS&ADシステムズ株式会社
設立 1986年7月
資本金 1億円
従業員数 1,625名(2013年10月現在)
事業内容 MS&ADインシュアランスグループ内のシステム全般にわたる企画・設計・開発・運用
URL http://www.ms-ad-systems.com/index.html

(2014年04月25日)

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