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株式会社三井ハイテック様

株式会社三井ハイテック様

iStorage HSシリーズと遠隔バックアップサービスを利用し、
大規模災害を想定したBCP強化に成功。
安全に、低コストで、基幹データをiDCに転送

株式会社三井ハイテック様
業種製造業業務共通業務
製品iStorageソリューション・サービスBC(事業継続)ソリューション

株式会社三井ハイテック様はBCP強化と運用負荷の軽減を目標に掲げ、基幹業務データの遠隔地へのバックアップを計画しました。同社はまず、NECのバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」を導入し、テープ並みの低コストで、ディスクストレージ特有の利便性の向上を実現。続いて、バックアップデータをまるごと、ネットワークを介してNECのデータセンターへ安全に転送・保管できる月額料金制のサービス「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用。バックアップ運用の負荷を確実に軽減しながら、低コストで事業継続性を確保しました。

事例のポイント

課題

  • 基幹業務サーバのバックアップを、テープ搬送と差分データの転送を組み合わせた複雑なしくみで運用していました。日々の運用負荷、コストの高さ、大規模災害の際に予想される復旧の手間など、課題が山積していました。
  • 遠隔バックアップの手段としては、当初、ディスクストレージ装置をもう一台導入して他県の事業所に設置し、業務データを転送する方法を検討していました。しかし、専任の管理者を配置することが難しく、装置の導入にかかる初期コストもネックになっていました。事業所の耐震・耐火性や電力供給にも不安がありました。

成果

  • 本社のマシンルームに、NECのバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」を導入。テープ並みの低コストで、ディスクストレージ特有の高速アクセスを実現し、運用管理コストも削減しています。
  • 自前で新たにストレージ装置を用意することなく、月額制の料金で基幹業務データを遠隔地のデータセンターへ安全にバックアップできる「iStorage HS 遠隔バックアップサービス」を利用。本社に大規模災害が発生しても、迅速な業務復旧と事業継続が可能な体制を構築しました。

導入前の背景や課題

遠隔バックアップが、BCPの最優先事項

株式会社三井ハイテック 管理本部 財務管理部 情報システム部長 兼 IT推進グループ長 中村 康博 氏株式会社三井ハイテック
管理本部 財務管理部
情報システム部長
兼 IT推進グループ長
中村 康博 氏

世界有数の超精密加工技術を持ち、業界をリードする三井ハイテック様は、「ものづくりの街」北九州に本社を置き、家電やハイブリッド車用モーターの中核部品、プレス用精密金型、半導体基板などを、グローバル市場に向けて提供しています。

従来の基幹業務サーバのバックアップ体制について、情報システム部長 兼 IT推進グループ長の中村康博氏は「当社では2011年まで、テープ搬送と差分データの転送という、コストのかかる複雑なしくみで基幹業務サーバのバックアップを運用していました」と振り返ります。

外部保管先の専門業者へテープを搬送する頻度は、月に一度。しかしインシデント(例えば自然災害、火災など)が発生した場合、ひと月前のデータは役に立ちません。

「これを回避するために、日々の差分データを保持し、テープに保管されたひと月前のデータに差分データを反映することで、直近のデータとして復旧するように計画していました」と、情報システム部 IT推進グループ 加藤圭示氏は言います。差分データは、他県の事業所にストレージを設置し、ネットワーク経由でバックアップを行う体制を構築していました。

株式会社三井ハイテック 管理本部 財務管理部 情報システム部 IT推進グループ 加藤 圭示 氏株式会社三井ハイテック
管理本部 財務管理部
情報システム部 IT推進グループ
加藤 圭示 氏

当時の三井ハイテック様には、このように日々の運用負荷、コストの高さ、大規模災害の際に予想される復旧の手間など、課題が山積していました。そこで情報システム部門は、運用負荷の軽減とBCP強化を目標に掲げ、「インシデントが発生した際に基幹システムを早期に復旧させ、できる限り業務を止めない体制づくり」(中村氏)に取り掛かりました。

まず、2011年12月から基幹業務サーバの中の12台を仮想化して3台に集約し、バックアップ業務も集約化。2012年1月には、仮想化作業と並行してテープ装置による運用の見直しとコスト抑制を目的に、NECのバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」を本社のマシンルームに導入。テープ並みの低コストでディスクストレージ特有の利便性の向上を実現しています。こうした取り組みと並行して、同社はBCPの最優先事項に位置付ける遠隔バックアップに着手したのです。

選択のポイント

装置購入不要、月額制、運用の手間いらず

遠隔バックアップの手段として、三井ハイテック様は当初、iStorage HSシリーズをもう一台導入して他県の事業所に設置し、業務データを本社からネットワーク経由で転送することを検討していました。「しかし、他県にも専任の管理者を配置する必要がありますし、装置の導入には初期コストがかかります。事業所の耐震・耐火性や電力供給にも不安がありました。そこで、災害対策などが施されているデータセンターに、バックアップサイトを構築できるサービスはないか探していたのです」と中村氏は話します。

2012年6月、同社はNECが重要データの遠隔保全を手軽に実現できるサービス「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を、同年8月から開始することを知り、利用を決めています。「当社側で新たにストレージ装置を用意する必要がなく、月額9万円の料金で当社の必要機能をサービスとして利用できます。そして運用の手間もかかりません。こうした点が、選定の決め手になりました」(加藤氏)

また、契約の際にお渡しする[iStorage HS遠隔バックアップサービス・サービス仕様書]の内容についても、「サービスの使い方やNECの責任範囲はもちろん、われわれが懸念していたネットワーク回線の選択肢やセキュリティの点についても明確な記載があり、安心できました」と、加藤氏は評価します。

導入ソリューション

差分データだけを遠隔地へ自動的にレプリケーション

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」は、お客様のiStorage HSシリーズに集約されているバックアップデータをまるごと、ネットワークを介してNECのデータセンターへ安全に保管するサービスです。このサービスを利用した、三井ハイテック様におけるバックアップ運用の流れは、次のようなものです。

基幹業務サーバのバックアップデータを、まず社内のiStorage HSシリーズに集約。計136TBのデータがiStorage HSシリーズに保管されており、NEC独自の重複排除技術と物理圧縮(*1)によって2TBに圧縮し、活用されています。容量効率を飛躍的に向上させることで「最長30世代分のデータが保存できています。このような使い方ができるのも、うれしい点です」と加藤氏は強調します。

現在、1日あたり1.5TBのデータが更新されており、このうち差分データだけ(*2)を、Bフレッツ回線を介して遠隔バックアップサイト(NECデータセンター)に自動でレプリケーション。これを日次で実施しています。NECデータセンター内に設置したiStorage HSシリーズは、シングルテナントによって他社のデータと物理的に分けられており、十分なセキュリティを確保しています。

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用した運用の流れ拡大図


(*1)…同一パターンのデータをまとめて記録し、さらに圧縮を加えることで、ストレージに書き込む容量を大幅に削減できる技術。
(*2)… iStorage HSシリーズは、重複排除技術を応用した、差分データだけを転送できる機能を有している。このため、ベストエフォート方式の安価な回線であっても、遠隔地へのレプリケーションが実現できる。

導入後の成果

事業継続性を確保。TCOを抑制し、運用負荷も軽減

中村氏は本サービスの導入効果として「当初の目的に挙げていた『事業継続性の確保』が達成できた」ことを真っ先に挙げます。加えて、「現在、iStorage HSシリーズへのバックアップと、レプリケーションでの遠隔バックアップを、人を介さずに自動で実施できており、運用の負荷は確実に軽減しています。また、バックアップ用途にもう一台ストレージを購入して他拠点で運用するという当初の計画と比較すると、TCOの抑制にもつながっています」と補足します。

なお、三井ハイテック様では災害対策・BCPを、全社・全部門共通の重要課題に掲げており、基幹業務データの遠隔バックアップは、社内でその先鞭を付けた取り組みとなります。「ビジネス影響度の調査結果を踏まえたBCP対策の立案や、NECの支援を得ながらIT災害復旧計画を整備した成果などは、主幹部門にもフィードバックしており、社内の各組織に良い影響を与えることができたと思っています」と、中村氏は言います。

今後の展望

すべての基幹データを遠隔地にバックアップ

同社は今後、すべての基幹業務システムのデータ、および社内文書のデータについて、遠隔バックアップを行うことを構想しています。

また、現在は日次で行っているバックアップのサイクルをできるだけ短縮することで、データの保存性を上げ、リカバリの工数を下げていく取り組みも進めていく考えです。

NEC担当者の声

NEC 北九州支店 セールスエキスパート 橋本 照幸NEC 北九州支店
セールスエキスパート
橋本 照幸

三井ハイテック様には現在、ファイルサーバの統合を提案中なのですが、製造系の基幹業務データを含む仮想化とバックアップ運用についても提案し、ご支援していきたいと考えています。

現在ご利用いただいている当社データセンター内のiStorage HSシリーズは7TBの容量があり、論理容量はその20倍の140TB。今後、遠隔バックアップの対象データを増やされる際に、この大容量ストレージをより有効に活用していくための提案や、安定運用を支える技術支援を行っていきます。

お客様プロフィール

株式会社三井ハイテック

所在地 福岡県北九州市八幡西区小嶺二丁目10番1号
設立 1957年4月
資本金 164億388万円
連結売上高 546億5200万円(2013年1月期)
従業員数(連結) 3,334人
事業内容 プレス用精密金型、工作機械、IC組立、ICリードフレームならびにモーターコアなどの製造・販売
URL http://www.mitsui-high-tec.com/ja/index.php

(2013年3月18日)

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