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株式会社名古屋銀行様

株式会社名古屋銀行様

CRM/DWHの刷新と情報系システムの仮想化で、より高度な顧客サービス提供に向けた
情報基盤を実現

業種金融機関業務経営企画,営業・販売,共通業務
製品PCサーバ,iStorage,仮想マシン,データベースソリューション・サービスサーバ仮想化/統合

導入前の課題

業務効率の改善とシステム強化を通じて金融サービスの質を向上

株式会社名古屋銀行 事務システム部 部長 服部 悟 氏株式会社名古屋銀行
事務システム部
部長 服部 悟 氏

最先端のテクノロジーをいち早く取り入れ、それによって先進的な金融サービスを展開する――。このようなスタンスでシステムの構築に取り組んできたのが名古屋銀行様です。

「今の金融サービスにとって、ITは不可欠な存在です。銀行の商品やサービスの質を上げるには、最先端のITをいかに使いこなすかが、重要な要件となっているのです」と同行の服部 悟氏は語ります。特に最近では行員のITリテラシーが重要な資質になっており、これを高めていくことが、高品質なサービスの実現につながるのだといいます。

こうした同行の姿勢の一例として挙げられるのが、CRMと統合されたDWHの構築です。同行ではこのシステムを2005年にUNIXからWindowsへとマイグレーションし、より多くのユーザによるデータ利用を可能にしました。その結果このDWHは、多様なシステムからアクセスされるようになり、現在では業務遂行に不可欠な存在になっているといいます。

しかし、ここ数年で大きな課題が発生していました。それは、処理能力が限界に近づきつつあったことです。「アクセスが集中する時間帯にはタイムアウトが発生する場合もありました。この問題を根本から解決するには、システムインフラを見直す必要があったのです」と服部氏は振り返ります。

株式会社名古屋銀行 事務システム部 統括次長 木河 勇二 氏株式会社名古屋銀行
事務システム部
統括次長 木河 勇二 氏

その一方で「情報系システムの仮想化も、重要な課題になっていました」と言うのは、木河 勇二氏。「行内には約180台の情報系サーバが動いており、近い将来に更改時期を迎えるものも少なくありません。物理サーバのまま移行するのでは、手間やコストが大きな負担になると考えました」。

これらの課題に対応するために名古屋銀行様が行ったのが、CRM/DWHと情報系システムのインフラ更改です。まずCRM/DWHのインフラを、PCサーバ「Express5800シリーズ」とストレージ「iStorageMシリーズ」、「Microsoft SQL Server 2012」と、全て最新バージョンのものへと移行。情報系に関しては、ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE」に「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V」を搭載し、CRM/DWHとSANストレージを共有した最新の仮想化環境へと移行しつつあります。

導入の経緯

“ALL NEC”体制や技術レベルを高く評価

株式会社名古屋銀行 事務システム部 システム開発グループ 課長 平岡 秀之 氏株式会社名古屋銀行
事務システム部
システム開発グループ
課長 平岡 秀之 氏

名古屋銀行様がこれらのインフラ移行に向けた準備に着手したのは、2011年秋。SQL Server 2012の早期導入プログラムに参加し、その最新機能の評価を進めていきました。ここで注目された機能は大きく2つありました。1つは「AlwaysOn」による高可用性と負荷分散の実現、もう1つは「カラムストアインデックス」とデータ圧縮による高速化です。これらの機能を最新のハードウェア上で動かすことで、信頼性を高めながら飛躍的なパフォーマンス向上が可能になると評価されました。

その後サーバ仮想化も含め、複数のベンダからの提案を募り、最終的に2012年9月にNECの提案を採用。半年後の2013年3月には新システムを完成させ、CRM/DWHの稼働を開始。情報系システムの仮想化も4月から順次進められています。

それではなぜNECの提案を採用したのでしょうか。その理由について「最先端の技術を確実にシステム化できる力があると判断したからです」と服部氏は説明します。SQL Server 2012とWindows Server 2012 Hyper-Vの両方を導入したシステムは、2012年の時点では最先端のものであり、先行事例も存在しませんでした。このようなプロジェクトを成功させるには、マイクロソフト社と緊密に協業しながら、経験に基づいた現実的な設計を行い、それを確実に具現化する実行力が必要となります。

「マイクロソフトの新しい製品を活用するには、ドライバの開発などハードウェアレベルでの対応が必要になりますが、長年にわたってマイクロソフトとのアライアンスを組んでいるNECなら、確実に対応できるはずだと考えました。事実、前回のDWHのオープン化の際も、IA64+SQL Serverという当時では世界初といえる内容でしたが、NECはこれを問題なく稼働させてくれました」(服部氏)。

またNECグループが、各地域に技術力の高い優秀なSEを多数抱えている点も高く評価されました。特に中部地域でシステム構築を担当するNECソフトウェア中部は、開発部門のメンバーがインフラ構築を行う専門部隊で、前回システムの構築実績を持ち、技術的な信頼度が高いのです。さらに、NECの営業、開発、SE部門を含めた"ALL NEC"体制で、名古屋銀行、マイクロソフト社と何度となく情報を共有。未知が故に発生する問題に対し、いつまでにどうやって解決するかをロードマップとして提示。不安を払拭していきました。
さらに平岡 秀之氏は「SI担当のNECソフトウェア中部や、ハードウェア保守を担当するNECフィールディングがデータセンターの近くに拠点を持っているため、何かあるとすぐに駆けつけてくれます」とNECの対応力について説明します。評価段階でネットワークインターフェースに問題が発見された時には、サーバ開発担当者が直接名古屋銀行を訪れて対応したこともあったといいます。「新技術の活用では必ず何らかの問題が発生しますが、NECならこれまでの当行における実績から、迅速に問題を収束できると考えました」。

情報系システムを仮想化統合する一方で、CRM/DWHでは複数の物理サーバ上でSQL Server 2012を動かす、ハイブリッド型の構成になっている。

先進的でありながら、安全・安心・確実な構築を実現

 株式会社名古屋銀行 事務システム部 システム開発グループ 副業務役 柴田 政彦 氏 株式会社名古屋銀行
事務システム部
システム開発グループ
副業務役 柴田 政彦 氏

構築されたシステムの構成は図に示す通りです。CRM/DWHシステム(右)には最新の2Wayサーバ Express5800×5台とその上でSQL Server 2012が動いており、AlwaysOnによって冗長化・負荷分散を図っています。一方、情報系システム基盤(左)は、ブレードサーバ Express5800/SIGMABLADE×2台(16サーバ)とWindows Server 2012 Hyper-V上で各種情報系システムが仮想化統合されています。また、一次ストレージにはSANストレージiStorage M500を採用、FCスイッチ経由で全てのサーバに接続されています。

またデータバックアップは、これらとは独立したサーバと二次ストレージとしてiStorage HS3を使用。一次ストレージのデータをスナップショットで取得し、二次ストレージにバックアップ。サービスを停止することなく安全にバックアップできる仕組みを構築しています。

全てのサーバを仮想化せず、CRM/DWHを物理サーバ上で動かす"ハイブリッド型"の構成にしているのは、CRM/DWHのパフォーマンス要求を高いレベルで満たすためだといいます。「物理サーバを残すことには異論もありましたが、DWHではI/Oがボトルネックになりやすいことを考えると、NECの提案のように仮想化しない方が現実的だという結論に至りました」と服部氏は説明します。先進的でありながらも、安全・安心・確実に構築していくというNECの基本スタンスが、ここでも本領を発揮した形となりました。

これに加え「パフォーマンス向上だけではなく障害時のリカバリーも、SANブートによってシンプルに行えるようになっています。万一ストレージに障害が発生してもスナップショットから即座に再起動できます。さらにスナップショットまで壊れた場合でも、バックアップサーバからデータをリストア可能です。リカバリースピードと安全性を両立した優れた設計となっています」と柴田 政彦氏は説明します。

導入後の成果

30分がわずか7秒に。桁違いに高まったデータ処理パフォーマンス

名古屋銀行のサーバルームに収められた新システム名古屋銀行のサーバルームに収められた新システム

新しいインフラへと移行することで、CRM/DWHのパフォーマンスは大幅に向上しました。従来30分かかっていたデータ集計が、わずか7秒で完了。このスピードアップによって、これまで不可能なことも可能になりました。
「例えば1カ月分のデータしか扱えなかったデータ分析が、過去5年分のデータを対象に実行できるようになりました。また、基幹系システムからのデータ収集も高速化。以前は15分ごとに数分間かけて行われていたが、これが10秒以内に短縮されています」と木河氏は語ります。

仮想化による向こう5年間の集約率は1/10、TCOは半減へ

その一方で情報系システムの仮想化統合は、コスト削減につながる見込みです。「仮想化による集約率は現在1/3程度ですが、今後は1/10の実現を目指しています」と平岡氏は述べます。これによって5年間のTCOは、単純なサーバ更改に比べて半減するといいます。また消費電力も削減されたため、環境問題への対応にも貢献する見込みです。

「今回のインフラ更改によって、システムの自由度が増し、多様な試行が可能な環境が整いました。今後は仮想デスクトップの導入や、ビッグデータの活用も検討しています。NECにはこれからも、豊富な経験に基づいた提案をしていただきたいと思います」と服部氏は最後に語りました。

今回のシステム刷新に携わったプロジェクトメンバー

NEC担当者の声

NECにとってもチャレンジングな案件に“All NEC”で挑む

NECソフトウェア中部 ITソフトウェア事業部長 横田 博NECソフトウェア中部
ITソフトウェア事業部長
横田 博

今回のプロジェクトは、まだほとんど導入実績のない最新のマイクロソフト社製品を導入するという、NECにとってもチャレンジングな案件でした。これを成功させるには、マイクロソフト社との緊密な連携が不可欠です。マイクロソフト社とNECは長年にわたって協業を行っており、今回もこの関係を生かすことができました。また製品開発経験者が参加するなど、“All NEC”で取り組む姿勢も、お客様から高く評価されているようです。

システム設計では、マイクロソフト社が提唱するコンセプトを生かしながら、パフォーマンスと信頼性の両面で現実的な解を提示することを強く意識しました。ハイブリッド型のシステム構成やバックアップ方式はその一例です。ストレージに対するアクセスパスの設計も、かなりきめ細かく行いました。CRM/DWHと仮想環境とではリソース共有をなるべく避けるため、物理構成レベルでストレージを分離しています。またSQL Server 2012のパフォーマンスを最大化するため、ストレージプールを構成するHDDの数も調整しています。

NECソフトウェア中部 ITソフトウェア事業部 ITソリューション部 マネージャー 西川 秋夫NECソフトウェア中部
ITソフトウェア事業部
ITソリューション部
マネージャー 西川 秋夫

お客様との情報・知識の共有も重視しました。名古屋銀行様はベンダに任せきるのではなく、自らも積極的に参画して成長していこうという意識を強く持たれています。このようなお客様の企業文化も、今回のプロジェクトを成功に導く上で、重要な役割を果たしていると思います。

※Microsoft、Windows、Windows Server、SQL Server、Hyper-Vは、米国Microsoft Corporationおよびその他の国における商標または登録商標です。

企業プロフィール

株式会社名古屋銀行

創業 1949年
従業員数 2,065人
総資産
(連結)
3兆2,364億円
資本金 250億円(2013年3月31日現在)
企業概要 1949 年の創業以来「地域社会の繁栄に奉仕する」を不変の理念として掲げ、地域社会への貢献と質の高い金融サービスの提供、さらに、創立60周年を機に「絆をつくる、明日へつなぐ。」をスローガンに掲げ顧客満足度(CS)の向上にも積極的に取り組んでいる。
URL http://www.meigin.com/index.html

(2013年8月22日)

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