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株式会社丸五様

株式会社丸五様

製造工場で稼働するコンピュータの故障リスク低減と
運用管理コストの抑制に寄与した「ExpEther」

業種製造業業務生産管理,その他業務
製品ワークステーションソリューション・サービスシンクライアント,セキュリティソリューション

導入前の課題

IT機器には過酷すぎる生産現場の設置環境

株式会社丸五 総務部 システム管理グループ グループリーダー 犬飼 悠介 氏株式会社丸五
総務部
システム管理グループ
グループリーダー 犬飼 悠介 氏

株式会社丸五様は、スニーカータイプの安全靴、各種作業用シューズ、地下足袋などを製造・販売する企業です。安全・安心を重視した品質の高さと機能が官公庁や建設会社などから高く評価されています。

同社は、ゴムに関する高い加工技術を活かし、自動車用ゴム部品の分野でも事業を展開しており、現在売上高の約30%は自動車向け製品が占めています。岡山県の本社工場では、トラックに使われるインタークーラー用のゴム製ホースを少量多品種で生産。自動車メーカーの仕様に沿った高品質な部品を生産するため、各作業場所に情報系端末としてコンピュータを6台設置し、日々の生産実績/出荷明細票の作成、表計算ソフトによる不良率の集計などを行っていました。
工場内の環境は、IT機器にとって過酷なものであり、「夏は40℃近くになる場所がありますし、逆に冬は相当冷え込む日があります。そのため、起動時に電源ユニットなどの故障リスクが高くなるのです」と、総務部 システム管理グループ グループリーダーの犬飼悠介氏は話します。加えて、製造時に飛散するゴムの材料などがコンピュータ内蔵ファンの目詰まりなどの影響を及ぼすこともあり、故障が頻発していました。「故障の際には、メンテナンスなどで作業が中断しますから、見えない部分でのコストも発生していました」(犬飼氏)。

株式会社丸五 工業用品部 統括リーダー 佐田 真 氏株式会社丸五
工業用品部
統括リーダー 佐田 真 氏

工業用品部 統括リーダー 佐田真氏は「コンピュータを机に置いてしまうと、ラベルプリンタなど他の機器を置く場所がありません。そこで、モニタとキーボード、マウスだけを机上に設置し、本体は床に近い場所に設置したのですが、ほこりなどにさらされ、故障がさらに頻発したのです」と、生産現場ならではの問題を語ります。
「故障時を想定して代替機を用意するとしても、セットアップなどに時間と工数を要します。耐久性に優れたFA用の製品を検討したこともありますが、かなり高価であり、費用対効果を考慮すると現実的ではありませんでした」。犬飼氏は当時をこのように振り返ります。

導入の経緯

コンピュータ本体を現場から離れた場所に置き、
CPUの集約化も図れる「ExpEther」を導入

2012年9月、犬飼氏は、ITサービス企業の株式会社岡山情報処理センターと共に、NEC主催の展示会に足を運んでいます。展示会場で、ネットワークを介してコンピュータ資源を拡張できるスケールアップ技術「ExpEther」の存在を知り、その製品コンセプトに着目しました。「Ethernetの技術が適用されているので、コンピュータ本体から離れた場所にExpEtherクライアントを設置できることが、NECからの説明によって理解できました。CPU、HDDなどの本体をホストとして、温度やほこりの影響が少ない事務所に設置し、工場に設置したExpEtherクライアントとLANケーブルによって接続する機器構成なら、当社の問題を解決できるのではないかと考えました」(犬飼氏)。
丸五様ではその後、岡山情報処理センターからのアドバイスや情報提供も参考にし、検討を進めました。とりわけ、(1)一般的なコンピュータよりも耐用年数が長いと想定できること。また、ExpEtherクライアントにはファンなどの複雑な部品が存在しないので、工場での故障リスクを低減できること、(2)Microsoft社のサーバOS「Windows® MultiPoint® Server 2011(Windows® MultiPoint® Server 2012 Standardからのダウングレード) 」と組み合わせることで、1台のホストにExpEtherクライアントを複数台接続して使用できること、という2つのメリットを、高く評価しています。「ExpEtherベースシステムの総コストは、コンピュータ6台の単純な更新にかかるコストを、若干上回るものでした。しかし、管理コストの低減やメンテナンスの工数の削減効果を考えると、価格以上の価値が得られると確信し、導入を決めました」と、犬飼氏は強調します。

ExpEtherクライアントは、CPUもHDDも存在しない小型装置。
工場から100m離れた事務所にリソースを集約

NECの「ExpEther」を活用した丸五様の新しい工場内システムは、2014年2月に稼働を開始。ExpEtherボードとWindows® MultiPoint® Serverを搭載した1台のExpress5800ワークステーション(ホスト)に、ターミナルサービスによって4台(*)のExpEtherクライアントが接続されています。この構成によって、CPUの集約化とITコストの抑制を実現しています。
生産現場で稼働するExpEtherクライアントは、CPUもHDDも存在しない、設置性に優れた小型装置です。100m離れた事務所側にホストを配置、工場にExpEtherクライアントを設置しています。

(*) 計6台のコンピュータのうち、2014年9月の時点では4台がExpEtherクライアントに更新されている。残り2台の業務系端末は2015年以降、順次 ExpEtherクライアントに移行される。

ExpEtherを活用した、丸五様の「工場内端末 CPU集約システム」ExpEtherを活用した、丸五様の「工場内端末 CPU集約システム」

導入後の成果

酷暑が続く夏場も、故障は皆無。設置スペースの節約効果も

丸五様の工場に設置されているExpEtherクライアントは、CPUさえも存在しない、クライアント端末の進化系。円筒型のコンパクト&スタイリッシュなデザインで、設置スペースの節約にも貢献している。丸五様の工場に設置されているExpEtherクライアントは、
CPUさえも存在しない、クライアント端末の進化系。
円筒型のコンパクト&スタイリッシュなデザインで、
設置スペースの節約にも貢献している。

佐田氏は、現時点での導入効果を次のように話します。「まず挙げられるのは、導入後一度も故障が起きていないことです。工場内の気温が上昇する夏季も、トラブルは皆無でした」。犬飼氏は、設置スペースの節約効果についても言及します。「本体が小さいので、デスクトップモニタの横に無理なく設置できています」
工場内の各作業場所に分散配置していたコンピュータを事務所に設置した一台のホストに集約できたため、ソフトウェアのアップデートなど、管理性とメンテナンス性の向上につながっています。

事務所の端末にも、ExpEtherを展開する構想

今後の社内情報システムの構想について、犬飼氏は次のように語ります。「ExpEtherは、各ExpEtherクライアントの画面を管理者が一括して把握できるというメリットが大きいシステムであることを実感しましたから、今後は事務所で運用している端末にも、ExpEtherを展開していきたいですね。将来的には50~100台規模での展開も可能だと考えています」
物流を支えるトラックに不可欠な重要部品。そして、働く人々の足元を保護する高機能シューズ。社会に無くてはならない丸五様の事業に、NECは「ExpEther」によって、今後も貢献していく考えです。

取材日:2014年9月19日

SIベンダの声

丹念な情報収集と事前検証で、丸五様の新システム構築をサポート

株式会社岡山情報処理センター 流通ソリューションG 流通営業・開発T 永野 愛美 氏株式会社岡山情報処理センター
流通ソリューションG
流通営業・開発T
永野 愛美 氏
株式会社岡山情報処理センター ビジネスソリューションG ビジネス営業T 主任 萩原 良紀 氏株式会社岡山情報処理センター
ビジネスソリューションG
ビジネス営業T
主任 萩原 良紀 氏
2012年9月、丸五様と共に、NEC主催の展示会に参加した際に「ExpEther」の存在を知り、おもしろい商品だという印象を持ちました。丸五様とも意見が合致し、「このソリューションを活用した課題解決を検討していきましょう」という提言を行いました。
構築フェーズでは、NECと丸五様の間で密な情報のやりとりと提案を行い、また、事前のシステム検証・評価を、当社で行いました。Microsoft社のサーバOS「Windows® MultiPoint® Server」については、当時はまだ日本でほとんど販売実績のなかった商品なので、丹念に情報を集め、最適だと考えられる検証方法を実施しました。
工場に加えて、事務所への展開など、丸五様の今後のご計画に関しても、積極的にサポートさせていただく考えです。業務系のシステムを包含した、トータルな提案を心掛けていきます。

NEC担当スタッフの声

製造業での具体的な活用方法をイメージしやすい好事例

NEC システムデバイス事業部 主任 樋口 淳一NEC
システムデバイス事業部
主任 樋口 淳一

今回の丸五様のシステムは、教育機関での導入に続き、製造業でのExpEtherの導入実績となりました。日本の高品質なものづくりを象徴する丸五様の生産工場は、コンピュータのような精密機器を稼働させる場としては、我々が思い描いていたよりも過酷な環境であることがよくわかりました。
本事例は、コンピュータが不得意である悪環境での稼働について、ネットワークを介してコンピュータ資源を拡張できるExpEtherの特徴を使い、根本解決した、非常に興味深い事例と考えています。具体的に「このような使い方ができる」ということをご理解いただきやすくなり、今まで以上にこのソリューションに注目していただけるのではないかと期待しています。
当社としては、ExpEtherの特徴を活かした端末ソリューションをターミナルサービスや仮想環境との連携でさらに発展させ、集約率やユーザビリティの向上を図り、適用領域の拡大を進めていく予定です。

お客様プロフィール

株式会社丸五

本社所在地 岡山県倉敷市茶屋町1680 株式会社丸五 様      
創立 1919年5月
資本金 3,000万円
売上高 45億円(2014年4月末実績)
従業員数 145人(2013年4月末現在)
事業内容 ◆地下足袋・安全スニーカー・長靴・各種作業履き・手袋等の企画・製造・販売
◆大型自動車用ゴム部品(ゴムホース)の製造
URL http://www.marugo.ne.jp/index.html

(2014年11月07日)

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