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独立行政法人海洋研究開発機構様

独立行政法人海洋研究開発機構様

長期にわたる航海中のハード障害時にも
連続稼働可能なExpress5800/ftサーバを導入。
安心して観測や調査・研究を継続できる環境を整えました。

業種文教・科学業務共通業務
製品PCサーバソリューション・サービス 

独立行政法人海洋研究開発機構様は、海洋を中心とする地球のシステムを解明し、その研究成果を国民と社会に還元することを見据えて、総合的に研究を行うことを使命としています。現在運用する8隻の研究船のうち、5隻について船内情報システムの中核となるマシンを順次Express5800/ftサーバに更新。長期にわたる航海期間中に、万が一ハードウェア障害が起きた場合でも、安心して観測や調査研究を継続できるシステム環境を整えています。

事例のポイント

課題

  • 長期航海中という条件下でハードウェア障害が起こっても、調査研究の継続に支障のないシステムにしたい。
  • 船内情報システムのWindows化を進め、操作性を統一し、利用しやすいシステム環境にしたい。

成果

  • 船内情報システムの中核にftサーバを採用し、観測や調査研究を継続できる環境が整った。
  • 中核マシンのWindows化で、船内情報システムのPC化とOSの統一に大きく前進した。
  • 2台のマシンを1台に集約し、省スペースも実現できた。

導入前の背景や課題

長期の航海で求められるのは、ハード障害時にも継続稼働が可能なシステム

日本海洋事業株式会社 電子長 那須 東輝登 氏日本海洋事業株式会社
電子長
那須 東輝登 氏

有人潜水調査船「しんかい6500」、地球深部探査船「ちきゅう」などを保有し、海洋・地球分野の研究で世界をリードする独立行政法人海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology: JAMSTEC)様は、海洋に関する基盤的研究開発や、海洋に関する学術研究への協力などの業務を総合的に担い、海洋科学技術の水準の向上や、学術研究の発展に資する活動を行っています。

JAMSTEC様が保有する研究船や探査機に関して、運航や観測機器管理などの業務は、主に日本海洋事業株式会社様が担当しており、その業務の一環として船内情報システムの運用も行っています。日本海洋事業株式会社 電子長の那須東輝登氏はExpress5800/ftサーバ導入の背景を次のように語ります。

「従来は船内情報システムの中核をなす情報収集・提供の役割は、ワークステーションが担っていました。このワークステーションが停止すると、全システムが機能停止状態になるため、これまで正・副の2台で運用していました。しかし、船内情報システムに関しては刷新にあたり、新たなマシン導入を検討することになりました。

船舶には独特の振動があること、常に波に揺られており、時には激しい揺れに見舞われることもあり、マシンにとっては過酷な環境と言えます。また、研究船は短くて1、2か月、長い場合は半年以上も日本に帰ってきません。航海期間中にハードウェア障害が発生すると、すぐにメーカーのサポートが得られず、観測や調査研究に重大な支障を来たします。したがって、情報収集提供用のマシンは、万が一ハードウェアに障害が起こっても継続稼働可能なものにする必要がありました」

選択のポイント

継続稼働を条件に、主要コンポーネントが二重化されているNECのftサーバを選択

日本海洋事業様は、船舶所有者のJAMSTEC様の意向を踏まえ、船内情報システムに多大な実績を持つセナーアンドバーンズ株式会社様と、新たに導入する機器選定の打ち合わせを入念に行いました。

図:海洋調査船「なつしま」に設置されているftサーバ

「セナーアンドバーンズから提案されたのが、主要コンポーネントがすべて二重化されているNECのftサーバでした。航海中は、例えば「なつしま」の場合1日当たり約20メガバイトの観測を中心とするデータを収集・収録しており、システム自体は24時間365日稼働しています。ですから、ハードウェアの障害で稼働がストップすることのないNECのftサーバを選択したのは、重要な調査研究を中断させないという意味で最適だったと思います。

また船内情報システムに関しては、今後PC化を進めWindows OSに統一することで、ユーザが利用しやすい環境に変えていこうと考えていましたから、その希望にもマッチしていました」

JAMSTEC様は、2009年1月の深海潜水調査船支援母船「よこすか」を皮切りに、海洋地球観測船「みらい」、海洋調査船「かいよう」、海洋調査船「なつしま」、深海調査研究船「かいれい」と、船内情報システムの情報収集提供用マシンとしてExpress5800/ftサーバを採用したシステムに順次切り替えています。

システム概要

観測データ情報の収集提供を担うシステムの中核にExpress5800/ftサーバを採用

JAMSTEC様の船内情報システムの情報収集提供サーバは、各種の測位装置や海洋観測装置からのデータを収集し、そのデータを処理したうえで、データ収録装置や遠隔表示装置、プリンタなどにデータを提供しています。まさに船内情報システムの中核を占めており、JAMSTEC様が観測や調査研究を進めるうえで、最も重要な役割を担っているといっても過言ではありません。

海洋調査船「なつしま」に搭載された各種観測装置により、3,000m級無人探査機「ハイパードルフィン」の海底調査データのほか、深海曳航調査システム「ディープ・トウ」の調査データ、可搬式のシングルチャネル音波探査装置の調査データ、気象衛星「ひまわり」からのデータなどが得られ、これらはすべてExpress5800/ftサーバを経由して収集提供が行われています。

図:船内情報システムにおけるftサーバ活用船内情報システムにおけるftサーバ活用

導入後の成果と今後の展望

ハード障害時でも観測データの収集提供が支障なく行え、調査研究の継続が可能に

新たに情報収集提供用マシンとして、Express5800/ftサーバが稼働している効果について那須氏は次のように語ります。

「調査船を運航し各種機器を運用管理する立場としては、何よりも調査研究が円滑に進められ、システムトラブルによって支障を来さないことが大事です。その点ftサーバであれば、ハード障害が起こっても瞬時に同じ筐体のもう一方のコンポーネントで観測データの収集提供が継続的に行えるので、大きな安心感が得られます。これが第一ですね」

さらに那須氏は、Express5800/ftサーバ導入によるその他の効果について続けます。

「これまで2台のマシンでの運用でしたが、1台にまとめることができ、しかも通常のラックに納められるので、狭い船内における省スペース化という点でもメリットがありました。また懸念していたことの1つに電源部の故障がありましたが、主要部品が完全に二重化されていて、電源部の故障時も継続稼働できることが分かり、ますます信頼性が増しました。

さらに、今後の方針としてあげていた船内システムの操作性の統一、Windows OS化という意味でも、中核システムで実現できたことで大きく前進しました」

JAMSTEC様の多岐にわたる研究活動の成果は、日本のみならず世界的に非常に高く評価されています。

「海洋・地球環境にとって重要な研究を推進するJAMSTECを支援できるのは、非常に意義のある仕事だと考えています。電子長という立場から、これからもシステムインテグレータやメーカーと連携し、より良いシステム、より使いやすいシステムの実現に寄与できればと考えています」と那須氏は述べました。

SIerの声

船内情報システムの構築で、かけがえのない調査研究に寄与したい

セナーアンドバーンズ株式会社 営業部 主任 永井 勇  氏セナーアンドバーンズ株式会社
営業部
主任
永井 勇 氏

JAMSTEC様では、従来利用していた船内情報システムのワークステーション(UNIX OS)をPC化する方針をとっており、各船の船内情報システムのPC化が検討課題になっていました。そこで、これまで当社のSIでお客様へ納品した経験から、NEC製のサーバの故障件数の少なさが分かっていましたので、ワークステーションの代替としてExpress5800サーバを推すことにしました。

船内システムの中核となる情報収集提供サーバが停止すると、全システムが停止という状態に陥るため、JAMSTEC様と入念に協議を行い、ハード的に二重化されたサーバであるExpress5800/ftサーバの採用を決定していただきました。

NEC製品の有力販売代理店でもあるダイワボウ情報システム様からExpress5800/ftサーバを調達しSIを行いましたが、今後も、JAMSTEC様の研究にシステム面から寄与できるよう、ますます努力したいと考えています。

販売店の声

ftサーバは、間口が広い商材です

ダイワボウ情報システム株式会社 販売推進本部 販売推進部 テクニカルサポートグループ 伊月 由篤 氏ダイワボウ情報システム株式会社
販売推進本部 販売推進部
テクニカルサポートグループ
伊月 由篤 氏

今回の事例でも重要な役割を果たしたのが、ダイワボウ情報システム様です。

その中でも 販売推進部 テクニカルサポートグループでは、案件に合ったマシン選定から、実際のサーバの構成作成までプラットフォーム販売での幅広い支援を行います。この事例でも、影からシステム提案を支えています。

「ftサーバは高可用性が必要な様々なシステムに提案でき、間口が広い商材です」と伊月氏は語ります。

多くのベンダの製品を扱い、その中から適切なプラットフォームを提案できる商社の目からも、ftサーバは高く評価しています。

「(ftサーバの)問答無用の安心感に今後も期待したいですね」と伊月氏は続けました。

お客様プロフィール

独立行政法人海洋研究開発機構

本部 〒237-0061横須賀市夏島町2番15号
設立 1971年10月認可法人海洋科学技術センターとして設立
機構発足 2004年4月独立行政法人海洋研究開発機構
資本金合計 82,416百万円
役・職員数 1,018名(2012年4月1日現在)
主な事業 地球環境変動の実態の解明、地球内部の動的挙動の把握による巨大海溝型地震、津波等の自然災害の原因究明、海洋及び極限環境に広がる生物圏に関する理解の増進、海洋資源の探査・活用技術の研究開発及び実証、これら海洋に関する研究を革新的に推進するための基盤技術開発等を行うとともに、得られた知見・情報を提供する。
URL http://www.jamstec.go.jp/

写真

関連リンク

(2012年7月13日)

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