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大阪府信用農業協同組合連合会様

大阪府信用農業協同組合連合会様

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用し、
業務システムの重要データを迅速に復旧できる体制を構築

大阪府信用農業協同組合連合会様
業種金融機関業務共通業務
製品iStorageソリューション・サービスその他ソリューション

大阪府信用農業協同組合連合会(以下、JAバンク大阪信連)様は、テープ装置を用いた業務システムのバックアップを、「iStorage HSシリーズ」と月額料金制の「iStorage HS遠隔バックアップサービス」による運用に移行。月に一度だったバックアップデータの外部保管を日次で行えるようになり、遠隔地に保全するデータの鮮度を向上。大規模災害など万が一の際に、短時間でデータ復旧ができる環境を整備しました。テープバック運用の煩雑な工数を無くし、運用負荷を確実に軽減しながら、事業継続性の強化に成功しています。

事例のポイント

課題

  • 「会内業務システム」をはじめ、4つの内部業務システムのバックアップと遠隔保管を、テープ装置によって運用していました。システム運用に投入できる人員が限られ、バックアップデータの外部保管は月に一度。もし、月末近くにシステムが被災すると、一カ月前の状態にしかデータを戻せない環境でした。
  • データ復旧までのプロセスは、外部保管会社に連絡してLTOテープを取り寄せ、テープ内容の復元とリストアを完了させるまで、2営業日以上もかかる状態でした。

成果

  • 月額制の料金で、重要データを遠隔地のデータセンターへ安全にバックアップできる「iStorage HS 遠隔バックアップサービス」を利用。日次でのバックアップが自動で行え、金融事業に従事するものとして鮮度の高いデータを安全・確実に保存できるしくみが実現しました。
  • 万が一の災害時などに、管理者がコンソールを見ながら、わずか数時間でシステムを復旧できる体制が整いました。

導入前の背景や課題

最悪の場合、一カ月前の状態にしかデータを戻せない

大阪府信用農業協同組合連合会 代表理事理事長 林 博行 氏大阪府信用農業協同組合連合会
代表理事理事長 林 博行 氏

JAバンク大阪信連様は、大阪府下の農協金融の発展に貢献する使命を持つ地域金融機関です。府下のJAとともに、組合員満足の向上と財務基盤強化に向けた支援、営業活動活性化などを目的とした指導と人的支援、府下JAへの安定的な収益の還元などを行っています。

JAバンク大阪信連様では、人事給与や出資金、格付・自己査定、および金融リスクなどを管理する「会内業務システム」と、全役職員が日々の業務で利用する「シンクライアントシステム」「インターネットシステム」などで扱う重要データのバックアップを、テープ装置によって行っていました。その作業は煩雑化しており、各システムの運用ルールに則って個別にバックアップを取り、月に一度の頻度で委託業者へ外部保管するというものでした。「大規模災害などが起こって、たとえば月末近くになってシステムが被災したとすると、一カ月前の状態にしかデータを復旧できないわけです。データの鮮度が古すぎて、金融事業に従事するものとしては問題がありました。日次でのバックアップが理想ですが、運用に従事する職員数が限られることから、実現できていませんでした。復旧までのプロセスも、外部保管会社に連絡してLTOテープを取り寄せ、テープ内容の復元とリストアを完了させるまで、2営業日以上かかる状態でした」。JAバンク大阪信連様は、当時の課題をこのように話します。

そこでJAバンク大阪信連様は、遠隔地にサイトを設けて日次でのフルバックアップを自動的に行い、万が一の際にも煩雑な手続きや作業なしで迅速に復旧できる、シンプルな運用を目指しました。

選択のポイント

「FISCの安全対策基準」と、「鮮度の高いデータ保存」を実現できるサービス内容

JAバンク大阪信連様に求められた課題解決の方針を踏まえて、NECからは2012年春、重複排除技術(*1)でデータを高圧縮できるバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」と、重要データの遠隔保全を手軽に実現できるサービス「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を組み合わせた提案を行っています。

重要データの遠隔保管を担うデータセンターについては、「FISCの安全対策基準(*2)に対応していることが、金融機関としては絶対条件でした。金融機関向けに特化したNECのデータセンターに足を運び、セキュリティ対策や電源設備を見学しましたが、FISCの安全対策基準に準拠した信頼性の高いファシリティが備わっており、全く問題ないと実感しました」と、JAバンク大阪信連様は評価します。

iStorage HSシリーズについては、テープ装置の煩雑な運用を無くしてバックアップ運用の統合化が実現することはもちろん、「前日までのデータを容易に復旧できる点を評価しました。金融機関の本部として、より鮮度の高いデータ保存のしくみが実現することが、NECの提案を採択する材料になりました」と、JAバンク大阪信連様は語ります。

(*1)・・・同一パターンのデータをまとめて記録することで、ストレージに書き込む容量を大幅に削減できる技術。
(*2)・・・FISCが発行している 「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準のこと。なお、FISCは「公益財団法人金融情報システムセンター」の略称。

導入ソリューション

32分の1という高レベルの圧縮、2時間弱で遠隔地にフルバックアップ

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」は、ユーザ設置のiStorage HSシリーズに集約されているバックアップデータをまるごと、ネットワークを介してNECのデータセンターへ安全に保管するサービスです。このサービスを利用した、JAバンク大阪信連様におけるバックアップ運用の流れは、次のようなものです。

まず「会内業務システム」「シンクライアントシステム」「インターネットシステム」、および「HP公開システム」のバックアップデータを、JA大阪センタービル内のiStorage HSシリーズに取得。2013年2月25日の時点では、過去3カ月分のデータ(計65TB)を、重複排除機能によって32分の1(約2TB)に圧縮し、格納しています。そして一日あたり700GB(160万ファイル)のデータをフルバックアップしています。圧縮・暗号化した20GB程度のデータは、リーズナブルなベストエフォート回線(*)を利用することによって2時間弱で転送。遠隔地にあるNECデータセンターへのフルバックアップを完了させます。

なおバックアップソフトは、今回のシステム更改を機に、バックアップやリストアの信頼性を重視して「NetBackup7.5」に統一しています。

(*)NTT西日本の完全定額プラン「フレッツ光ネクスト(100Mbps)」

「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用した、JAバンク大阪信連様におけるバックアップ運用の流れ拡大図

導入後の成果

数時間の操作で、過去データを迅速に復旧できる体制を構築

2012年10月より、この新しいバックアップ運用がJAバンク大阪信連様で開始されています。「iStorage HS遠隔バックアップサービス」の導入効果について、JAバンク大阪信連様は次のように話します。「テープ装置を使っていた当時は、月に一度、1時間半程度の工数がかかっていたのですが、現在と同じ日次での運用を行おうとすれば、月におよそ40時間を要し、年間では500時間になります。このサービスは、すべての運用がシステムで自動実行されるものですから、これだけの工数と人件費ベースでのコストが、削減できていることになります。属人的な業務を無くし、操作ミスや情報漏えい事故が防止できている点も、大きな効果です」

物理データを32分の1に圧縮できる重複排除機能については、「実際にiStorage HSシリーズを導入して運用を開始したところ、こんな高レベルの圧縮ができるものなのかと、たいへん驚いています。700GBものデータを20GB程度に圧縮して転送することで、結果として回線コストの抑制につながっています」と評価します。

また、データ復旧まで2営業日以上を要していた煩雑なプロセスは、この新しいしくみによって、管理者がコンソールを見ながらわずか数時間で行える環境が整いました。「東日本大震災で報道された映像を見て、われわれはデータの確実な保全やBCPの重要性を、改めて強く認識することになりました。遠隔地に鮮度の高いデータを置き、関西に大規模災害が起こっても、昨日までのデータを迅速に復元できる運用体制が実現できたという成果が、やはりいちばん大きいです」と、JAバンク大阪信連様は述べます。

今後の展望

仮想化技術などの活用で、システム基盤をいっそう強化

重要データのバックアップに関しては、「かなりハイレベルなしくみを整備することができた」というJAバンク大阪信連様。大阪府下14JAの金融事業の推進役として、そして地域社会により信頼される金融機関として、今後は進展がめざましい仮想化技術を利用することで、物理サーバのさらなる集約化を図るなど、システム基盤をより強化していく考えです。

NEC担当スタッフの声

内部業務システムのバックアップに関する、先進的なモデルケース

関西官庁・公共営業本部 第五営業部

金融機関様において、勘定系データのバックアップは、すでに何らかの対策をご導入済みで、どのお客様もデータの確実性と可用性を高めることに成功されています。

一方、人事や決算など内部業務システムのデータについては、まだほとんどの金融機関様でテープドライブでのバックアップ運用が行われているという現状があります。

JAバンク大阪信連様は、関西の金融機関の中で、いち早く「iStorage HS遠隔バックアップサービス」をご導入いただいたお客様です。バックアップソリューションの先進的なモデルケースとして、そして顕著な成功を収められた事例として、関西の地域金融機関様にご紹介しているところです。

お客様プロフィール

大阪府信用農業協同組合連合会

所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋3丁目3番7号
JA大阪センタービル
設立 1948年8月
出資金 957億円(2012年3月末現在)
総資産 4兆3,577億円(2012年3月末現在)
職員数 215人(2012年3月末現在)
事業内容 農林金融業(貯金業務、融資業務、余裕金運用業務、信用事業指導業務、資金決済業務、ほか)
URL http://www.jabankosaka.or.jp/

(2013年6月11日)

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