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慶應義塾大学病院様

慶應義塾大学病院様

「診療」と「研究」をつなぐ架け橋に
最先端医療の新中核施設にSDNを採用

業種 医療・ヘルスケア
業務 共通業務
製品 LAN/WAN
ソリューション・サービス SDN,ネットワーク(コミュニケーション),ネットワーク(企業ネットワーク),ネットワーク(無線LAN),ネットワーク(遠隔会議)

事例の概要

課題背景

  • 高度な医療を実現するための新たな中核施設となる新病院棟を建設。様々な医療機器をつなぐネットワークには、高度な可用性と安全性が欠かせない
  • 既存のネットワークは、診療用と研究用が個別に構築されており、診療用施設からは研究ネットワークにアクセスできないなどの課題があった。「診療」と「研究」の両方に取り組む医師たちに、より利便性の高い環境を提供したい
  • ネットワークの追加・変更は、ベンダーに依頼する必要があり、機器の調達まで行うケースでは数カ月かかることもあった

成果

止まらない、安全なネットワークを実現

新病院棟に採用したNECのSDNソリューションは、高い可用性と安全性を実現する。医療機関での実績も豊富で安心して導入することができた

基礎・臨床一体型医学・医療が加速

物理的なネットワークインフラを統合しつつ、用途の異なる仮想ネットワークを複数構築可能。情報コンセントに端末を挿せば「診療」「研究」などに関係なく、いつでも、どこでも目的のネットワークにアクセスできる

自分たちでネットワークを追加可能

新たにネットワークを追加する場合も機器の調達や工事は不要。GUIベースの管理ツールを通じて自分たちで作業を行え、現場のニーズに素早く対応できる。最初の追加作業は数時間で終えることができた

事例動画

課題背景、導入ソリューション、導入成果を
導入担当者のインタビューを交えてわかりやすくご紹介


導入ソリューション

慶應義塾大学病院様がSDN導入で得たメリット
医療機関には欠かせない高度な可用性、安全性を実現しただけでなく、同院が目指す「基礎・臨床一体医学」の加速など、様々な成果を挙げている。

事例の詳細

導入前の背景や課題

最新機器・設備を擁する新病院棟のネットワークに求めた高度な要件

慶應義塾大学病院
病院長
竹内 勤 氏

日々、3000人もの外来患者が訪れる慶應義塾大学病院様。「特定機能病院」として高度な医療サービスを提供すると共に、医療に関する研究活動にも積極的に取り組んでいます。「臨床診療と基礎研究の双方に注力し、医療の発展に貢献する『基礎・臨床一体型医学・医療の実現』が当院の特徴です」と同院の竹内 勤病院長は話します。

より最適な環境のもとでさらに高度な医療を提供するために、現在、同院は2018年3月の完成をめざして新病院棟の建設を行っています。「最新の機器や設備を導入した、世界に誇る次世代の中核施設です」と竹内病院長が話すように新病院棟は最新技術を結集した先進的な仕様となっています。

そのコンセプトは新病院棟のICT基盤にも表れており、中でもネットワークについては、大きなこだわりがありました。

慶應義塾大学病院
病院情報システム部 課長
医事統括センター 課長
和田 哲 氏

「医療機関の院内ネットワークには、非常に高度な要件が求められます」と同院の病院情報システム部の和田 哲課長は話します。

まず、絶対に欠かせないのが24時間365日止まることのない「可用性」です。現在の医療機関では、電子カルテを中心に各診療科の様々な機器やシステムがネットワークでつながっています。そのため、ネットワークの停止は即座に医療の停止につながる可能性があるのです。

また、「安全性」も欠かせない要件となります。「診療情報は非常に秘匿性の高い個人情報です。これらが流出するような事態は絶対に避けなければなりません」(和田課長)。

加えて、同院ならではの重要な要件もありました。それが、先に述べた「臨床診療」と「基礎研究」の連携です。しかし、従来のネットワークでは、この連携が十分とは言えませんでした。

「診療と研究では、扱う情報の性格が異なり、求められるセキュリティレベルも異なります。そのため、病院棟のネットワークは診療用ネットワーク、研究棟のネットワークは研究用のネットワークと、それぞれ個別に構築されていました。結果、医師は、それぞれ目的別に端末を使い分けたり、アクセスできる場所まで移動したりしなければならなかったのです」と和田課長は話します。

他に頻繁に発生するネットワークの追加や変更を自分達でタイムリーに行え、提供を予定している職員向けサービスや患者向けサービスなどをスムーズに実現できることなども要件となりました。

新病院棟の建設にあたり、同院は、これらの要件を満たす、高い可用性と安全性、柔軟性を持ち、同院が開院当時から推進してきた「基礎・臨床一体医学」のさらなる推進をサポートできるネットワークを求めたのです。

選択のポイント

すでに安定稼働しているという医療機関での実績を高く評価

慶應義塾大学病院
病院情報システム部 主任
西沢 敏之 氏

このような要件に応えうるネットワークとして、同院が新病院棟に採用したのがNECとNECフィールディングが提案したSDN(Software-Defined Networking)ソリューションでした。

まず、可用性の面では、高い耐障害性を備えている点だけでなく、安定稼働の実績を評価しました。「NECのSDNソリューションの医療機関における豊富な実績には安心感がありました。そもそもIP通信を前提としているサーバなどと違い、医療機器に通信機能が加わったのは最近です。そのため、まだまだ想定外の動きをしてしまう機器も存在します。それらが接続されたネットワークが安定稼働しているという実績は、何にも代えがたい信頼につながったのです」と和田課長は強調します。

次いで、安全性については、物理的にネットワークを統合した上で論理的に独立した仮想ネットワークを複数構築できる点が決め手となりました。各ネットワークを独立させられればセキュリティインシデントの被害拡大を抑止できます。「しかも、仮想ネットワークごとにセキュリティレベルを変えることができ、安心してネットワークを統合できます」と同院 病院情報システム部の西沢 敏之主任は話します。

「診療」と「研究」の連携の面でも、この特長を活かせば、診療用ネットワークと研究用ネットワークを統合し、いつでも、どこからでも、安全に目的のネットワークにアクセスできる環境が実現できると考えました。「選定時には、他社のSDNソリューションとの比較も行いましたが、他社のSDNは、どちらかというとデータセンター向けのソリューションで、当院のニーズには合致しませんでした」と西沢主任は言います。

導入後の成果

ネットワークの追加にかかる時間が数カ月から数時間に短縮

新病院棟の建設は、複数の段階に分けて行わるため、SDNの導入も建設計画に合わせて段階的に導入されます。「最終的には、既存棟も含む全ネットワークへの導入を考えていますが、一気に導入するのは不可能です。その点、NECのSDNは既存棟のネットワークと共存させながら部分的、段階的に導入していくことが可能。我々の新棟建設を後押ししてくれました」と和田課長は説明します。

新病院棟は、すでに第一期の工事を終え、SDNによる新ネットワークも稼働を開始しています。医療機関に欠かせない可用性、安全性に優れたネットワークを実現できた上、診療と研究の連携においても、すでに大きな成果の兆しが見え始めています。

「安全性を保ちつつ、情報コンセントにケーブルをつなげば、いつでも、どこからでも、目的のネットワークにアクセスできる環境を実現できます。例えば、医師は診療データを統計分析し、投薬による疾患・症状の改善傾向、年齢や性別、既往症などによる違いを発見したいと考えたりします。このような研究を行う際、以前は電子カルテを閲覧するために、研究棟からわざわざ病棟に移動したり、データを集計するために研究棟に戻ったりしていました。今後は、いつでも、どこにいても、適切なセキュリティを確保しながら、必要な情報にアクセスすることができるようになります」と竹内病院長は言います。

実際、現場の医師からは「病院棟のカンファレンスルームで会議に参加しながら、研究用ネットワークにアクセスして過去の研究データを参照したり、インターネットを通じて参考文献を検索したりできるようになる」など、利便性の向上をよろこぶ声が挙がっています。

しかも、ネットワークの追加や変更にかかる時間、コストを大幅に削減。「新病院棟に自分たちの手で教職員用のインターネット環境を設定したのですが、GUIベースの管理ツールを通じて数時間で行うことができました。以前は、機器の調達から行うとなるとベンダーに依頼しなければならず、数カ月かかることもありましたから劇的な変化です。購入した最新の医療機器をすぐに使いたいと考える医師たちのニーズにも、手間をかけず、すぐに対応できるようになりました」(西沢主任)。ネットワークの追加に伴う機器の購入が不要なことは、設備費用の効率化にもつながっています。

この特性を活かし、将来的には、患者向けのWi-Fiサービス、ナースコールと連動させたIP電話など、様々な新サービスを実現していく計画です。「高品質なサービスを実現するためにも、NECさんには、さらなる可用性やGUIの利便性向上、関連製品の拡充などを期待しています」(和田課長)。

新病院棟の最新設備を有効活用できるかどうかは、ネットワークが大きなカギを握っていたと竹内病院長は言います。「SDNという最新技術によって、我々の想いを具現化してくれたNECには非常に感謝しています。これからも適切な提案で我々の医療機関としての進化を支えてほしいですね」と最後にNECへの期待を述べました。

NEC担当者の声

先端ネットワークシステムの構築で、病院様の発展に貢献

NECフィールディング株式会社
官庁公共医療事業部
セキュリティNWシステム部
主任
松原 奏

慶應義塾大学病院様は、特定機能病院として全国でも重要な病院として位置づけられています。
今回、新病棟建設にあたって、次世代を担う高度な院内ネットワークを検討したいとのご要望があり、SDNによる仮想ネットワークをご提案、構築させていただきました。

SDNを導入するにあたっての最大のポイントは、医療情報システム毎のセキュリティレベル、通信要件を定義し、仮想ネットワークに割り当てをしていくことで、お客様と綿密に協議を重ね、当社のノウハウをご提案し決定していきました。
これにより、各部門システム間の通信フローを可視化し、利便性の高さを実現するとともに、特にご要望の高かったノンストップ運用と大容量の画像・映像通信を制御する高度なネットワークを実現することができました。

導入後にハンズオントレーニングを行うことで、職員様が自信を持ってオペレーションできるようになり、運用性が向上したことも最大の成果の一つであると考えます。

今後予定されている第二期、第三期の導入で院内ネットワーク全体の仮想化構築に引き続き寄与し、病院様のご発展に貢献していきたいと考えています。

お客様プロフィール

慶應義塾大学病院

所在地 〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地

慶應義塾大学病院様

開設 1917年
教職員数 2673名(平成26年度/常勤嘱託を含む)
概要 内科、外科、整形外科、形成外科、小児科、産科、婦人科、眼科、皮膚科など、29の診療科を擁する。患者中心の医療、先進的医療の開発と質の高い安全な医療の提供、豊かな人間性と深い知性を有する医療人の育成、人権を尊重した医学と医療を通して人類の福祉への貢献などを理念として掲げている。

(2016年10月18日)

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