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函館市様

函館市様

iStorage HS遠隔バックアップサービスとオプションメニューの利用で、
甚大な災害時の迅速なシステム復旧体制を構築

業種自治体・公共業務共通業務
製品iStorageソリューション・サービスその他ソリューション

導入前の課題

基幹データとオープン系データの
より安全なバックアップ方法を模索していた

函館市 総務部 情報システム課 課長 上岸庸晃氏函館市
総務部 情報システム課
課長 上岸庸晃氏

函館市様は、北海道の南部に位置する中核市です。2011年夏、函館市様は1年半後に迫ったホストコンピュータの更新を機に、バックアップ運用の見直しを検討していました。総務部 情報システム課 課長の上岸庸晃氏は「当時は、住基情報や戸籍情報など、住民系の重要データだけをテープ媒体に書き出し、庁舎から離れた市内の施設で保管していました。しかし東日本大震災を機に、災害時の事業継続力強化やセキュリティ対策が喫緊の課題となり、より安全・確実な方法を模索していたのです」と語ります。

函館市 総務部 情報システム課 主査 天野武春氏函館市
総務部 情報システム課
主査 天野武春氏

「大規模災害からの迅速な復旧・復興には、国保や税業務など、住民系以外の基幹データも不可欠だということが、あの震災であらためて明らかになりました」と話すのは、総務部情報システム課主査天野武春氏です。「函館市の場合、住民系のデータだけなら、月に1度の頻度で十数本のテープにデータを書き出し、保管庫へ運ぶだけでしたから、それほど煩雑ではありませんでした。しかし、ホストで管理しているほぼすべてのデータをバックアップするとなると、数百本のCGMTが必要になり、書き出しや搬送には膨大な工数がかかります。保管庫にも、余裕はありません。ではどうすればいいのか・・・という議論を、課内で始めていました」(天野氏)。

また、ExcelやWordのファイルなど、職員が作成・活用するオープン系のデータも、災害復旧の際には重要になることから、函館市様は現状のファイルサーバの安全・確実なバックアップを、並行して構想していました。

導入の経緯

データ資産&プログラム資産を自動でバックアップできること、
甚大災害時の迅速なシステム復旧体制が組めることを高く評価

翌2012年秋、NECは函館市様の課題を踏まえて、重要データの遠隔保全を手軽に実現できる「iStorage HS遠隔バックアップサービス」を提案。函館市様の要件を満たすために、以下のような解決策を提示しています。

●庁舎内にiStorage HS シリーズを1台導入して、ホストコンピュータの基幹データと、
 オープン系のファイルサーバのデータを、統合してバックアップ。
●バックアップサイトに設置するストレージ機器(iStorage HS シリーズ)は、
 1契約1装置(シングルテナント)で、セキュリティを確保。
●バックアップサイトの場所は、NECが札幌市内に新設した「NEC北海道データセンター」を提案。
●甚大な災害が起きたとき、データ復元を迅速に支援するために、
 バックアップサイトのiStorage HS シリーズをラックから外して、
 お客様のメインサイトに貸し出す月額制のオプションメニュー「復旧データお届けオプション」を提案。
●バックアップサイトには、管理のために職員様を配置していただく必要なし。
●iStorage HS シリーズの重複排除技術と物理圧縮によって、帯域保証型の回線を使うことなく、
 短時間で高効率に、遠隔地へのデータ複製を自動で実行。

これらの提案を受けて、函館市様は「iStorage HS遠隔バックアップサービス」の利用を決定しています。「このサービスは、単に遠隔地で重要データを保管してくれるだけのものではありません。まず、ホスト側で稼働させているプログラム資産も含めて、丸ごと自動でバックアップできる点を評価しました。そして、もし市庁舎のマシン室が甚大な災害に見舞われても、データセンターからストレージ機器が陸送され、機器を入れ替えるだけでホスト側へのデータ移行→システム復旧が可能になる一連のしくみが、函館市にとって現状では最善の選択だと判断しました」と天野氏は強調します。

ディスクバックアップ→遠隔バックアップを
2段階で実現

函館市様は2013年3月、ホストコンピュータの更新と同時に、まずiStorage HS シリーズによる基幹データのバックアップを、市庁舎内のメインサイトでスタート。続いて同年6月からは、オープン系のデータも統合し、NEC北海道データセンターへの遠隔バックアップを開始しています。

iStorage HS遠隔バックアップサービス」を利用した
函館市様のバックアップ運用

復旧データお届けオプション (業務復旧に必要なデータ/装置を指定場所に搬送)復旧データお届けオプション (業務復旧に必要なデータ/装置を指定場所に搬送)

●ホストコンピュータの基幹系データとオープン系データを、iStorage HS シリーズに集約して複製する。
●基幹系データは、バックアップサーバを仲介させることで、iStorage HS シリーズへデータを複製している。
●iStorage HS に集約される重要データは計4000GBで、
 iStorage HS シリーズの重複排除技術と物理圧縮によって、わずか400GBに圧縮される。
 そして日々の更新データは光回線(ベストエフォート型)を介して、
 札幌市内の「NEC北海道データセンター」にて、重複を排除した差分データのみが自動的に複製される。
●この一連の運用を、日次で実施している。

導入後の成果

テープ運用ならではのリスク要因を排除

天野氏は、テープ装置を主体としたバックアップ運用の時代を振り返り、「マニュアル操作に伴う運用ミス、テープを保管施設へ配送する際の事故といったリスク要因を、この遠隔サービスによって回避できることが大きいですね」と語ります。上岸氏は「予算的な制約はあったものの、バックアップデータを自動的に遠隔地へ二次保管できるようになり、有事の際のシステム復旧のめどをつけることができたことは、大きな成果です」と話します。

部署の各システムにも、サービス参加を呼びかけたい

上岸氏は「BCPや災害対策強化に寄与する定性的な効果は、これから得られると思っています。今後も行政に不可欠な重要データを万全の態勢で保全し、バックアップなどの強化を図っていきたいですね」と言います。
天野氏は「部署で運用している道路台帳のシステムや、市立図書館のデータ、選挙などの重要データは、現状ではそれぞれ媒体でバックアップし、個別に保管しています。そこで、今回の導入効果を見極めたうえで各部署にも声をかけ、遠隔バックアップサービスへの参加を呼びかけることも考えています」と話します。
情報システム課では「自動化」と「安全」をキーワードに、マイナンバーも視野に入れ、今後もホストコンピュータとオープン系システムの円滑な運用を、追求していく考えです。

NEC担当スタッフの声

遠隔バックアップに加えて、甚大災害時の
迅速なシステム復旧の大切さも重視されるお客様

NEC 函館支店 セールスエキスパート 石川 庄吾NEC
函館支店
セールスエキスパート
石川 庄吾

遠隔地にバックアップデータを転送するところまでは、BCP/DRの観点から、すでに多くの地方公共団体や企業が計画されているわけですが、その先の「どれだけ速く、シンプルに復旧できるか」に着目されるお客様は、まだ少ないというのが実感です。函館市様はこのことを、とりわけ重視されておられます。だからこそ、弊社「iStorage HS遠隔バックアップサービス」のオプションメニュー「復旧データお届けオプション」の内容を、高く評価していただけたのだと思っています。

NEC プラットフォームソリューション推進本部 プラットフォームソリューショングループ マネージャー 波間 勝一NEC
プラットフォームソリューション推進本部
プラットフォームソリューショングループ
マネージャー 波間 勝一

メインフレームとオープンシステムの統合に関して、NECではすでに多くの実績を持っています。しかし両者のバックアップデータを管理サーバでまとめて、iStorage HS シリーズに複製するシステムを構築するプロセスでは、CGMTへの基幹データバックアップバックアップを活かしつつ、いかにしてディスクストレージに書き込めるようにするかが、技術的には難しい課題でした。結果として、できるだけコストを抑えながら2種類のデータを統合し、遠隔地へ自動的に保管できるしくみが構築できました。そしてこの点についても、函館市様に評価していただきました。

函館市様は「iStorage HS遠隔バックアップサービス」の、北海道におけるファーストユーザーです。今後は、道内の地方公共団体や企業に、このサービスを知っていただくための活動を進めていきます。

お客様プロフィール

北海道函館市

所在地 北海道函館市東雲町4番13号
職員数 3,485人(2013年4月1日現在)
住民登録人口 274,485人(2013年12月末現在)
URL http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/

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(2014年03月12日)

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