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  7. NECデータサイエンティストが語る“アナリティクスによる新たな価値創造“
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AI・ビッグデータ活用セミナーレポート

NECデータサイエンティストが語る
“アナリティクスによる新たな価値創造“

売上げ向上から犯罪抑止まで
先進事例に学ぶ!データアナリティクスのポイントとは?

ビッグデータ戦略本部
シニアデータアナリスト
孝忠 大輔

購買履歴から消費者の趣味・嗜好を深く理解し、個々の顧客にマッチしたマーケティングを展開する。人に成り代わってAIが適切な対話を行う。ディープラーニングを利用して、犯罪の抑止や犯罪率の低下につなげる――。AIをこうした事例が次々と生まれ、ビジネスや社会課題の解決に向けた期待が高まりつつあります。NECでもこうした期待に応えるため、最先端AI技術群「NEC the WISE」を策定し、AIを活用したソリューションによる社会課題の解決に貢献しています。NECの強みは多様なソリューションに加え、豊富な経験と知見を持つデータサイエンティストによるサポートを提供できること。そのデータサイエンティストとして活躍するNECの孝忠 大輔が、分析事例をもとにビッグデータ・AI活用における検討ポイントや最新テクノロジーを紹介します。

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アナリティクスの“ゆりかご”から“老後”まで支援

AIは人間の知的活動をコンピュータ化した技術の総称です。人間の学習能力を機械学習で学び、人の「認識・理解」「考える」「行動する」を代替またはサポートします。その能力は日進月歩で進化しています。

例えば、ディープラーニング(深層学習)は人の思考回路を模した仕組みで学習能力を高めていきます。以前は猫の写真を見せてAIが猫と判断するためには、その特徴点や判断基準をAIに教える必要がありましたが、ディープラーニングは認識能力を自ら学習し獲得していきます。つまりヒントを与えなくても、猫の写真を見せれば猫と言い当てるのです。

NECは最先端AI技術群を“賢者たち”を意味する「NEC the WISE」として体系化し、AIを活用した多様なソリューションを提供しています。ディープラーニングでも革新的な技術を有しています。その1つが「RAPID機械学習」。人の判断を支援する高精度な認識機能を備えています。

アルゼンチンのティグレ市はこの技術を用いた街中監視システムを実現。街中の防犯カメラの映像を分析することで、犯罪につながりやすい2人乗りバイクの検知に活用し、防犯と安全対策の強化に役立てています。

しかし、AIといえども万能ではありません。目指すゴールに向けて、どのようなデータが必要か。そのデータをどう分析・活用するか。思うような成果が得られなければチューニングも必要です。こうしたAIの活用をサポートするのがデータサイエンティストの仕事です。
例えば、「タクシーの配車を最適化し売上向上につなげたい」「映像から2人乗りバイクを検出し事故を防ぎたい」といった場合は、ディープラーニングをはじめとしたAdvanced Analyticsを活用します。ただし、これは経験値で言えば全体の2割程度でしかありません。「実施したキャンペーンの効果を知りたい」といった場合は、統計解析、クロス集計を組み合わせながらBusiness Intelligenceに近い手法を用いますし、「お客様の嗜好でグループ分けしマーケティングに活用したい」といったテーマの場合は、Business Analyticsを利用します。このように課題に応じて、ケースバイケースで最適なアプローチ方法を検討することもデータサイエンティストの業務の1つです。そうした観点から、データサイエンティストはアナリティクス業務の“ゆりかご”から“老後”までをともに歩むパートナーと言えるかも知れません。

場所ごとの自販機の品揃えを最適化し売上向上を実現

こうした取り組みにより、NECはお客様の価値創出や新サービスの実現に貢献しています。あるお客様の自販機データの活用支援もその1つです。日別売上データ、顔認識技術による性別・年齢、ポイントカードによる購買履歴などの情報をもとに、自販機の設置場所ごとの最適な品揃えや、収益を最大化するための販売価格設定などを実施しました。

拡大する自販機データ活用の戦略イメージ
自販機の設置場所をもとに商品構成、価格構成、商品収納場所(コラム)、機材オプションなどの分析を行い、各要素の最適化を実現。販売機会ロスの削減に加え、商品の回転率が向上し、全体の売上もアップした

具体的には学校、工場、商業施設など設置場所の特性を踏まえて、商品の販売ポテンシャルを数値化。そしてポテンシャルの高い商品から品揃えするとともに、 新商品やプロモーション商品なども適切に配置しました。さらに設置場所や競合併設状況ごとに価格をいくらに設定すれば売上が最大化するか綿密に分析した上で、値下げ効果が小さいエリアや値下げで売上アップが見込めるエリアなどを類型化し、価格に弾力性を持たせました。

この結果、販売機会ロスを削減し、商品の回転率も向上。全体の売上アップを実現しました。今後はデータ活用をさらに推進し、アナリティクスによる新商品開発を目指すお客様の活動を支援していきます。

出題された質問に答えるとAIが好みの味を言い当てる

AIを活用した味覚予測サービスも大きな可能性を秘めています。これはAIがライフスタイルや価値観に関する質問をランダムに5つ出題し、回答結果から割り出したペルソナをもとに回答者の好みの味や性格を予測するもの。予測結果が間違っていれば、正しい答えを登録することで再学習し、予測精度を高めていきます。

2016年11月には人気菓子「うまい棒」とコラボし、体験者にはAIが導き出した味のうまい棒をプレゼントするキャンペーンを実施し、好評を博しました。

このサービスを支えているのが「異種混合学習技術」です。通常の機械学習は予測を導いた根拠がブラックボックスとなっていますが、異種混合学習は予測の根拠がわかるホワイトボックス型。予測に至った原因を把握することができ、業務の遂行や意思決定をスムーズに行うことができます。

拡大する異種混合学習技術のアルゴリズムイメージ
多種多様なデータの中から精度の高い規則性を自動で発見し、その規則に基づいて、状況に応じた最適な予測を行う。専門家の仮設がなくても高精度の予測が可能で、その根拠まで知ることができる

このサービスは従来のマーケティング手法も変えていきます。消費者の趣味や嗜好を知ることで、人物像によりマッチした施策が可能になるからです。ライフスタイルに合った広告メディアを活用したり、消費者の価値観に刺さる広告コピーを考えることで、大きな成果が見込めます。その人の趣味や嗜好をもとに提案を行うので、消費者は楽しみながら、納得感のある商品選びが可能になります。カスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)の価値を高め、顧客満足度の向上も期待できます。

チームの一員としてお客様の価値創出を支援する

消費者のライフスタイルに着目した「ライフスタイルマーケティング」という手法もあります。特長的な商品に「健康にいい商品」「鮮度が高い商品」などの“商品DNA”を付与し、その商品の購入額や購入頻度などから、ライフスタイルや趣味・嗜好を推定します。あるお客様はこの分析結果をOne to Oneマーケティングに活用することで、告知に対する消費者の反応率が約40%向上したといいます。

 AIがユーザと“対話”する「自動応答ソリューション」もすでに実用化されています。これは「テキスト含意認識技術」をベースに開発したもの。同じ単語が使われていても異なる意味、異なる表現でも同じ意味を認識し、正しい分析結果を得られます。多様な表現を学習させていくことで、対話の精度は向上していきます。NECは社内従業員向けコールセンターにこのサービスを活用し、間接業務に関する不明点にAIが回答する環境を整えはじめています。

 AIを活用したアナリティクスで大きな成果を上げるには「チーム」の力が欠かせません。自社内の部門を超えた連携体制を構築するのはもちろん、パートナー企業を含めたサプライチェーン全体の連携、そしてデータサイエンティストを中心とする分析組織が一体となって取り組むことがポイントです。NECは「NEC the WISE」に代表されるAIソリューションに加え、データサイエンティストの知見を活かし、お客様のチームの一員として新たな価値創造を強力に支援していきます。

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