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VERITAS Volume Manager - ルートディスクのカプセル化

概要

ブートディスクをVxVMの管理下に置くことにより、ミラーリングなどを実施することが可能です。ただし、ブートディスクのカプセル化には条件があります。ルートディスクをVxVM制御下に置きたい場合は、次の条件を確認してください。

  • root,boot,swap領域を同じディスク上に配置する必要があります。
  • ルートディスクカプセル化は標準SCSI、IDEインターフェースデバイスのみサポートされている。これら以外のインターフェースについてはご相談ください。
  • ルートディスクがカプセル化された後は、DMPの有効化/無効化は実行できません。DMPの有効化/無効化を実施するためには、ルートディスクがカプセル化されている場合は、そのカプセル化を外す必要があります。
  • マルチパス化されたルートディスクのカプセル化はサポートされていません。
  • ルートディスクのカプセル化をするためには、以下の1,2のレイアウト条件を満たす必要があります。
    1. Public領域用に、プライマリパーティション(partitions1-4)の内未使用パーティションが1個存在する必要がある。
    2. Private領域用に更に未使用プライマリパーティションが1つ存在し、拡張パーティション外でディスク上の未使用領域が存在する。
      もしくは、Private領域用に未使用の論理パーティション(partition5-15(SCSI)または5-16(IDE)が存在し、拡張パーティション内にディスク上の未使用領域が存在する。
  • GRUBもしくはLILOブートローダのどちらかがブートローダとして使用されている。
  • ブートローダ設定ファイル内のエントリが正しい。
  • ブートローダ設定ファイルをルートカプセル化処理中に編集しない。
  • /bootパーティションがBIOS上で最初に認識されるディスク上に配置され、そのパーティションはプライマリパーティションである。
  • ブートローダがルートディスクもしくはルートミラーディスク上のMBR上に配置されている。
  • ブートローダにGRUBを使用している場合、/bootディレクトリのrootデバイス位置は最初のディスクドライブhd0上に配置されている必要がある。
  • ブートローダにLILOを使用している場合、ルートディスクカプセル化後にFALLBACK,LOCK,-Rオプションを使用してはいけない。
  • カプセル化後に、ルートディスク上にボリュームを作成しないでください。それによりディスク上に格納されているパーティション情報を壊す可能性があります。

ミラーをする意図がない限り、ルートディスクのカプセル化はお奨めしません。

カプセル化がサポートされるルートディスクレイアウトのサンプル

例1
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 11000 83 /
/dev/sda2 10011111 82 swap
判断内容
1 プライマリパーティション3,4が未使用である
2 Private領域用のプライマリパーティションに割り当て可能なディスク上の未使用領域が無い ×
3 swapパーティションからPrivate領域用にディスク上の領域を割り当てる事ができる
上記1,3を満たすため、ルートディスクのカプセル化は可能です。Private領域はswapパーティションの最後領域から削って新規パーティションとして割り当てます。
例2
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda2 3195 82 swap
/dev/sda3 961111 5 -none-
/dev/sda5 96300 83 /
/dev/sda6 301400 83 /var
/dev/sda7 401900 83 /usr
/dev/sda8 9011000 83 /home
判断内容
1 プライマリパーティション4が未使用である
2 未使用プライマリパーティションが他にない ×
3 拡張パーティション(シリンダ1001-1111)内のディスク最後尾に空きパーティションがあり、9-15の論理パーティションが未使用
条件1,3を満たすため、ルートディスクのカプセル化は可能です。Private領域はディスク最後尾の領域を用いて新規パーティションを割り当てます。
例3
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda4 311111 5 -none-
/dev/sda5 311000 83 /
/dev/sda6 10001111 82 swap
判断内容
1 プライマリパーティション2,3が未使用である
2 Private領域用のプライマリパーティションを割り当てるためのディスク上の空き領域がない ×
3 拡張パーティション内に設定されたswapパーティション内に空き領域を作成することができる。
条件1,3を満たすため、ルートディスクのカプセル化は可能です。Private領域はswapパーティションから領域を確保して新規パーティションを作成します。

カプセル化がサポートされないルートディスクレイアウトのサンプル

例1
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda2 3195 82 swap
/dev/sda3 961100 83 /
判断内容
1 プライマリパーティション4が未使用である
2 未使用プライマリパーティションが他に無い ×
3 シリンダ1101-1111の未使用領域もしくはswapパーティションが拡張領域内にない ×
条件2,3が満たされないため、ルートディスクのカプセル化はできません。
例2
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda2 3195 82 swap
/dev/sda4 96900 5 -none-
/dev/sda5 96900 83 /
判断内容
1 プライマリパーティション3が未使用である
2 未使用プライマリパーティションが他に無い ×
3 シリンダ901-1111の未使用領域もしくはswapパーティションが拡張領域内にない ×
条件2,3が満たされないため、ルートディスクのカプセル化はできません。
例3
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda3 961111 83 /
判断内容
1 プライマリパーティション2,4が未使用である
2 Private領域用に割り当てる未使用領域がディスクの中側(最初、最後尾にない) ×
3 シリンダ31-95は未使用領域だが、ディスクの中側にあり、swapパーティションも無い ×
条件2,3が満たされないため、ルートディスクのカプセル化はできません。
例4
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda2 3195 82 swap
/dev/sda3 961111 5 -none-
/dev/sda5 96300 83 /
/dev/sda6 301400 83 /var
/dev/sda7 401900 83 /usr
/dev/sda8 9011111 83 /home
判断内容
1 プライマリパーティション4が未使用である
2 未使用プライマリパーティションが他に無い ×
3 論理パーティション用の空き領域やswapパーティションが拡張パーティション内に無い ×
条件2,3が満たされないため、ルートディスクのカプセル化はできません。
例5
パーティションのレイアウト
# fdisk -l /dev/sda
Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1111 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device StartEnd Id Mount
--------- -------- -- -----
/dev/sda1 130 83 /boot
/dev/sda2 31300 83 /
/dev/sda4 3011100 5 -none-
/dev/sda5 301400 82 swap
/dev/sda6 401600 83 /usr
/dev/sda7 601610 83 /foo1
/dev/sda8 611620 83 /foo2
/dev/sda9 621630 83 /foo3
/dev/sda10 631640 83 /foo4
/dev/sda11 641650 83 /foo5
/dev/sda12 651660 83 /foo6
/dev/sda13 661670 83 /foo7
/dev/sda14 671680 83 /foo8
/dev/sda15 681690 83 /foo9
判断内容
1 プライマリパーティション3が未使用である
2 未使用プライマリパーティションが他に無い ×
3 拡張パーティション内に未使用領域があるが、未使用な論理パーティションが無い ×
条件2,3が満たされないため、ルートディスクのカプセル化はできません。