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VERITAS File System - マウントオプション

概要

VxFSでは、標準のmountモード(delaylogモード)の他に、ログや、キャッシュ動作をオプションで指定することができます。

機能

マウントモード

log ファイルシステムに対する全ての構造的変更をディスク上のログに書き込むことを保証します。システム障害が発生すると、 fsck が最近の変更を失わないようにリプレイします。
delaylog デフォルトのログモードです。delaylogモードでは、インテントログが書かれる前にシステムコールが返されるものがあります。遅れてログに書き込むことにより、システムの性能は上がりますが、システムコールが返った直後は構造的変更が保証されません。システム障害が起こった場合、最近の変更が失われる可能性があります。
tmplog ほとんどのインテントログの書き込みが遅延されます。大きく性能を向上させますが、システム障害が発生した場合、最近の変更は反映されません。このモードは一時的なファイルシステムに対して使用してください。
nodatainlog 不良ブロックの代替処理をサポートしないディスクのシステムで使用すべきです。
blkclear 高度なデータセキュリティ環境で使用します。全ての記憶領域がファイルにアロケートされる前に初期化されます。そのため、約10%性能が遅くなります。

キャッシュ動作

サブオプション 使用可能なオプション 内容
closesync mincache, convosync closesyncは、ユーザがhaltをせずに電源を切るようなデスクトップ環境に適しています。ファイルへの変更は、ファイルがcloseされる時にフラッシュされます。これは、キャッシュをせずに直接読み書きをする標準のVxFSよりも、約15%性能が落ちます。
direct mincache, convosync directはキャッシュ動作を取り除き、直接書き込むことによって、非同期I/Oを同期I/Oへ変換します。小さなファイルを扱うアプリケーションでは性能が劣化するかもしれませんが、バッファ化されたI/Oよりも必要なCPUタイムは少なくてすみます。
unbuffered mincache, convosync ほぼdirectと機能は同様ですが、ファイルサイズが変更したり、スペースがファイルに対してプレアロケートされた場合は、inodeを非同期に更新します。
dsync mincache, convosync データは同期的に書き込まれますが、タイムスタンプ変更された場合は、inodeが非同期的に更新されます。バッファリングが継続し、読み込み性能がキャッシュをするよりも性能が上がります。
tmpcache mincache ファイルがcloseされた時には、データがディスクにフラッシュされます。システムがクラッシュした場合は、幾つかデータが損なわれます。実行時間性能を上げるために一時的ファイルシステムに対してのみ使用するべきです。
delay convosync 書き込みが即座には実行されず、少し遅らせて書き込まれます。これは、ファイルが同期I/Oでオープンされることにより保証されるデータ一貫性を拒否します。

マウントオプションの例

上で挙げたマウントオプションは、いかようにも組み合わせることができます。以下はオプション組み合わせの例です。

  • デスクトップファイルシステム
    % mount -t vxfs -o log,mincache=closesync /dev/vx/dsk/diskgroup/volume /mnt

    この組み合わせは、ファイルがクローズされた時にデータが同期的にディスクに書き込まれることを保証します。つまり、アプリケーションが終了し、ファイルがクローズされてすぐに、システムの電源が落とされてもデータは失われません。

  • 一時的ファイルシステムまたはバックアップからのリストア
    % mount -t vxfs -o tmplog,convosync=delay,mincache=tmpcache
    /dev/vx/dsk/diskgroup/volume /mnt

    この組み合わせは、一貫性よりも性能が重視されるような一時的ファイルシステムで使用するのが有効です。

  • データ同期書き込み
    % mount -t vxfs -o log,convosync=dsync /dev/vx/dsk/diskgroup/volume /mnt

    この組み合わせは、O_SYNC書き込みを実行しますが、データ同期書き込みだけを必要とするアプリケーションの性能を向上させます。convosync=dsyncを使用してファイルシステムをマウントすれば、データ保全性を失うことなく性能が向上します。