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シンガポールの出入国管理を担う、電子パスポート「バイオパス」の指紋認証システム [3:22]

音声テキスト

アジア有数の金融都市であり貿易港でもあるシンガポール。
毎日20万以上の人が入国するこの国にとって、国境警備は重要な問題です。シンガポール空港は東南アジアの空の拠点。
マレーシアに続くコーズウェイは、往来の激しい国境です。


THE CHALLENGE

ICA、シンガポール出入国管理局にとって、国境警備を確保しつつ出入国者の管理を円滑化することは大きな課題でした。
ICAは、高度生体認証システムの導入のため、NECに協力を求めました。


THE SOLUTION

国民の指紋データベースを保持するシンガポールと、指紋認証技術の世界的リーダー、NEC。両者が共同で開発したのが、高度出入国自動管理システムです。

NECソリューションズ アジア・パシフィック シニア・セールス・マネージャー ロウ・メイナ:
旅行者はシステムにパスポートと指紋を読み取らせるだけで管理官の顔も見ずにすみやかに出入国できます。


THE TECHNOLOGY

シンガポールとマレーシアを結ぶ長さ1kmのコーズウェイ。NECの技術が導入された初の国境です。
旅行者はパスポートをリーダーにかざします。
国家の指紋データベースから、旅行者の指紋データが読み込まれます。
旅行者は指紋スキャナーへと進みます。
データベースとの照合が確認されると、自動ゲートが開きます。
旅行者が出入国管理官と顔を合わせる必要はありません。

NECソリューションズ アジア・パシフィック シニア・セールス・マネージャー ロウ・メイナ:
非常に正確なシステムです。誤認率0.001%は、他社に優る成績です。

ICAとの更なる協力とNECの指紋認証技術により、新しい生体認証パスポートが開発されました。バイオデータページに、生体認証情報が入ったRFIDチップが埋め込まれています。パスポートとチップは国際標準に準拠しており、保持者の出入国手続きは簡略化されます。申請者の指紋や写真がスキャンされコンピューターに取り込まれます。

NECソリューションズ アジア・パシフィック シニア・セールス・マネージャー ロウ・メイナ:
スマートチップには顔写真が埋め込まれています。シンガポールでは、指紋情報も入れており、将来的には、虹彩情報も組み込むかもしれません。

チップを読み取る機械は、全ての出入国審査所に設置される予定です。


THE BENEFITS

将来、生体認証パスポートは世界標準となるでしょう。
NECの協力で、世界に先駆けこのシステムを導入したシンガポール。出入国にかかる時間は1人最大12秒です。
ICAは母国の治安確保に最善のシステムを導入したのです。

概要

電子パスポート(シンガポール)

写真:指紋認証:eパスポート

虹彩、指紋、歩き方など、実にさまざまな個人的特徴が、今後のアイデンティティ認証の要となります。このような生体的特徴はスキャン・コード化・保存され、パスポートとして使用することも可能です。

グローバル・セキュリティという新しい環境の下で、旅行者と市民の安全を守りセキュリティを強化するため、世界中の政府及び空港は生体認証の活用に取り組んでいます。

コーズウェイと呼ばれる長さ1キロの土手が、島国シンガポールと大陸マレーシアを結んでいます。ここは、世界で最も行き来の激しい国境のひとつです。毎日20万人以上が、コーズウェイを通ってシンガポールに出入りしています。アジア有数の金融街、貿易港でもあるシンガポールは、他の近代都市と同様、テロ等の治安問題が何時起きるかわからないという不安を抱えています。

そこでシンガポールのICA(出入国管理局)は、最先端のセキュリティ・ソリューションをNECに求めました。

新しく導入されたEIACS(自動出入国高度管理システム)は、セキュリティを最大限に強化して旅行者の出入国を管理できる画期的な技術です。

30年に及ぶNECの生体認証技術研究の歴史に基づき開発された、シンガポールの新しい電子パスポートが「バイオパス」です。パスポート保持者の指紋データを格納した非接触型スマートチップが、ポリカーボネート製のデータページに組み込まれています。シンガポールでは、以前から国民の親指の指紋のデータベースが保持されており、そこからパスポートに指紋データを転用することができました。新規システムでは、セキュリティ・ゲートでパスポート番号や指紋が一致しなかった場合、自動的にセキュリティ・サービスへ通報されます。

ICAが望んでいたシステムの速度と正確性も実現されました。NECのテストによると、他人誤認率は0.001パーセント。米国の調査機関も、NECの指紋認証システムが世界で最も精度が高いことを認めています。今や、米国にビザなしで入国するためには、電子パスポートの所持が要件となっています。シンガポールは、世界の多くの国に先駆け電子パスポートの発行を実現したのです。

ICAは、このシステムの開発を通じ、革命的な情報通信技術で公共部門への支援を行ったと認められ、National Infocomm Award 2006(シンガポール情報通信賞)を受賞しました。

米国を始めとした多くの国が電子パスポートを承認しています。最高レベルのセキュリティが実現でき、処理時間の短縮化という付加価値も伴う電子パスポートは、将来、出入国管理の世界標準となる可能性が高いでしょう。電子パスポートのセキュリティの高さと処理時間の速さのおかげで、今までパスポートの管理に投じていた貴重な資源を、テロリズムの検知や統制などの重要な役割に割り振ることができるのです。

今後は、顔認証・虹彩認証の導入が期待されています。安全な社会を実現するためにNECが活躍している分野です。


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