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用語集

あ行

イオンエンジン

解説

イオンエンジンはキセノンという気体をイオン化し、電気的に加速して噴射する仕組みの電気推進エンジンと呼ばれるものです。効率が非常によいことから、将来の月・惑星探査でも重要な技術として期待されています。
(2010年6月4日 掲載)

イトカワ

解説

太陽系の小惑星であり、地球近傍小惑星(地球に近接する軌道を持つ天体)のうちアポロ群に属します。1998年9月26日、アメリカのリンカーン研究所地球近傍小惑星探査チーム (LINEAR) により発見されました。
「はやぶさ」の探査対象となったことから、宇宙科学研究所が日本のロケット開発の父・糸川英夫の名前を付けてくれるようLINEARに依頼し、2003年8月6日に国際天文学連合により承認されて発表されました。 (2010年6月4日 掲載)

か行

外惑星

解説

太陽系の惑星のうち、地球よりも太陽から遠い軌道をめぐる惑星のことです。具体的には、火星、木星、土星、天王星、海王星のことを指します。 (2012年9月11日 掲載)

化学推進スラスター(化学エンジン)

解説

化学推進スラスターとは、小型のロケットエンジンでガスを噴出させてその反力で機体姿勢制御及び詳細位置制御を行うためのものです。はやぶさには、A、Bの2系統の化学推進スラスターが12基実装されています。 (2010年6月24日 掲載)

帰還カプセル

解説

イトカワのサンプルを搭載した直径40cmの小型の回収カプセルのことです。「はやぶさ」本体から分離後、秒速12kmを超える速度で地球大気圏に再突入します。再突入中にカプセルの受ける最大の空力加熱量はスペースシャトルの場合より何十倍も大きく、月から戻ってきたアポロの場合よりも数倍大きい過酷な環境となります。表面は数千度の高温になります。それに耐える断熱材の開発は「はやぶさ」の大きなチャレンジでした。 (2010年6月4日 掲載)

  • 「2-2 カプセルの回収」(P4)

構造/熱モデル(MTM/TTM)

解説

衛星・探査機を開発する際に、まず実物と同じ構造、実物と同じ熱の条件となる試験モデルを作って、振動試験や真空チャンバー(内部を真空にした試験用の部屋)を使った地上試験にかけ、設計通り動作するかを確かめます。これを構造/熱モデル(MTM/TTM)といいます。 (2012年9月11日 掲載)

固体電力増幅器(SSPA)

解説

宇宙空間での通信には、マイクロ波(波長1m以下の電波)を使います。このため に通信システムにはマイクロ波を増幅する仕組みを搭載します。SSPAは半導体素子を使ってマイクロ波を増幅する装置です。 (2012年9月11日 掲載)

さ行

進行波管(TWTA)

解説

SSPAが半導体の増幅装置であるのに対して、TWTAは真空管の一種を使ったマイクロ波の増幅装置です。動作にSSPAよりも高い電圧が必要ですが、SSPAよりも効率よくマイクロ波を増幅できます。 (2012年9月11日 掲載)

シュテファン・ボルツマンの法則

解説

黒体(完全拡散放射源)の放射輝度および放射発散度が、絶対温度の4乗に比例するという法則。 (2012年9月11日 掲載)

スイングバイ(地球スイングバイ)

解説

天体の重力を利用して衛星の進む方向や速度を変更する技術です。天体の公転運動を利用することで衛星を増速あるいは減速することができます。「はやぶさ」は、通常の地球スイングバイに、イオンエンジンの推進を併用する、世界で初めての技術実証を成功させました。 (2010年6月4日 掲載)

た行

太陽電池パドル

解説

太陽電池パドルは、探査機の搭載機器を動かすのに不可欠な電力をつくり出す重要な部分です。打ち上げ時には折りたたんで衛星に取り付けられていますが、初期軌道投入後に止め金具を切断し、展開されます。その姿勢は基本的には太陽電池を貼った面を太陽の方向に向けるように制御されます。「はやぶさ」の太陽電池パドルの端から端までは約5.7mで、1.0AU※において約2.6kWの電力を発生します。
※AUとは、天文単位Astronomical Unit の略で、距離を表す単位です。1.0AUは、地球と太陽の間の平均距離を示します。
(2010年6月24日 掲載)

ターゲットマーカー

解説

ターゲットマーカーとは小惑星表面での灯台の役割を果たす装置です。「はやぶさ」は小惑星イトカワに接近したところでターゲットマーカーを投下します。ターゲットマーカーの大きさは直径10cmほどで、周りに貼り付けられた反射シートが「はやぶさ」から発せられたフラッシュによって明るく輝きます。カメラで撮影したこの画像をもとに、水平方向の速度を検知して速度をキャンセルしながら「はやぶさ」はイトカワに着陸します。
2005年11月20日、「はやぶさ」は、149ヵ国88万人の署名入りのターゲットマーカーの投下に成功しました。 (2010年7月7日 更新)

タッチダウン

解説

「はやぶさ」が微小な重力しかないイトカワからサンプルを採取するために、短時間(1秒間程度)だけイトカワに着陸することをこう呼んでいます。
サンプルの採取には、イトカワに「はやぶさ」のサンプラー・ホーンと呼ばれる装置が接地した瞬間、重さ数グラムの金属球を表面に撃ち込んで飛び散った粒子を採取するという仕組みを使いました。もちろん世界にこれだけしかない独創的なアイディアです。 (2010年6月4日 掲載)

ダミー・ペイロード

解説

ロケットの試験機打ち上げの時などに、実際の衛星と重量や大きさを合わせたおもりを搭載して打ち上げることがあります。このおもりをダミー・ペイロードといいます。あかつき打ち上げでは、同時にイカロス相当の重量物を搭載することが、振動軽減のために必須でした。 (2012年9月11日 掲載)

トロヤ群小惑星

解説

一般に大きな星の回りを小さな星が回る時、小さな星の前方60°と後方60°のところに重力的に安定した場所ができます。太陽と木星との位置関係において、木星の前60°と後ろ60°の位置には、小惑星が多数集まっています。この小惑星の群れをトロヤ群小惑星といいます。 (2012年9月11日 掲載)

な行

内惑星

解説

太陽系の惑星のうち、地球よりも太陽に近い軌道をめぐる惑星のことです。具体的には、水星、金星のことを指します。 (2012年9月11日 掲載)

ニューテーション・ダンパー

解説

コマの回転が遅くなると回転軸がふらふらとゆれます。このような揺れをニューテーション(歳差運動)といいます。スピンする衛星でこのような動きが発生すると具合が悪いため、ニューテーション・ダンパーによりこの揺れを抑制します。円環パイプの中に液体を封入した構造になっており、ニューテーションが起きると液体が揺さぶられ、液体とパイプの間の摩擦で、ニューテーションのエネルギーを熱エネルギーに変えて運動を収束させます。 (2012年9月11日 掲載)

熱真空試験

解説

宇宙空間の厳しい環境下において、搭載機器の機能に問題がないことを確認する試験のこと。真空状態や太陽直射による高温など、予測されている宇宙環境を、試験機で実際に衛星または機器に与え、各機器の動作チェックを行います。また、宇宙空間に近い環境を作り出す装置を熱真空チャンバーといいます。 (2012年9月11日 掲載)

は行

ハイゲイン・アンテナ

解説

日本語で高利得アンテナと呼び、構造を工夫して感度を上げたアンテナのことです。パラボラアンテナは高利得アンテナの一種です。通信速度が速いので大量のデータのやり取りができます。ただし、アンテナを向ける方向が少しでもずれると通信ができなるという欠点もあり、アンテナを高精度で正しい方向に向ける必要があります。このほか、中利得アンテナ、低利得アンテナというものもあります。感度は低いのですが、色々な方向と通信ができるという、高利得アンテナとは逆の特徴を持っており、用途に応じて使い分けています。 (2012年9月11日 掲載)

ハニカムコア

解説

ハニカムとは、英語で「蜂の巣」という意味で、正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造の素材のことをハニカムコアといいます。軽量かつ丈夫なので、航空機はロケット、衛星などに広く使われています。 (2012年9月11日 掲載)

パラボラアンテナ

解説

お椀のような放物面の反射器を持つアンテナのことです。放物面の焦点には、電波の送受信器が配置してあります。放物面に当たった電波は、その焦点部分に集まりますし、逆に焦点から発射した電波は放物面で反射して一方向に集中して放射されます。 (2012年9月11日 掲載)

ビーコン電波

解説

ビーコンは、広く無線標識としての意味で使われますが、衛星が地球に送る電波のうち、多くの情報が含まれておらず、そこにいる(電波を出している)ことだけが分かる電波のことを指して使われることがあります。 (2010年6月4日 掲載)

比推力

解説

比推力とは、ロケットエンジンの性能を示す指標です。ロケットエンジンの燃費効率を示し、1kgの推進剤で1Nの力を何秒出せるかで定義されます。この値が大きいほど少ない推進剤でより高速に加速することができることを示します。
(2010年6月4日 掲載)

ひてん

解説

1990年に打ちあげられた、月や惑星探査などに必要なスイングバイ等の軌道制御技術を習得するために使われた工学実験衛星です。 (2010年6月4日 掲載)

ひまわり

解説

静止気象衛星の愛称。「ひまわり」から送られる観測データは、テレビや新聞などの天気予報をはじめ、さまざまな分野で利用されています。同時に、「ひまわり」は天気予報への衛星データ利用を一般化させた衛星ともいえ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなりました。NECは1977年7月に打ち上げられた日本初の気象衛星「ひまわり(GMS)」から、1995年3月に打ち上げられた「ひまわり5号(GMS-5)」にかけて、システムインテグレーターとしてその開発・製造に携わりました。 (2013年3月29日 掲載)

プランクの法則

解説

ある物体の出す周波数の分布を観測すると、その物体の温度がわかります。その温度に応じて電磁波を放射します。これを熱放射と呼び、熱放射を得るための基礎となるのがプランクの法則です。 (2012年9月19日 掲載)

ま行

マイクロニュートン単位

解説

ニュートンは力の単位。1ニュートンは1kgの物体を1m/s2の加速度で加速する力と定義されています。体感的には、98gの物体(小さなリンゴ1個程度)を引く重力の大きさです。1マイクロニュートン(μN)は、1ニュートンの百万分の一です。
(2010年6月4日 掲載)

みちびき

解説

2010年9月に打ち上げられた準天頂衛星初号機の愛称。みちびきは赤道を中心に日本やオーストラリアの上空を通る準天頂軌道を描くため、日本だけでなくアジア・太平洋地域へのGPS補完サービスと、主に日本を対象とするGPS補強サービスの提供を予定しています。衛星測位利用推進センター(SPAC)では、このみちびきを利用した実証実験が2011年1月から開始され、2012年3月31日時点で105件(参加企業数:延べ234機関)ものテーマで活動を行っています。
(2013年2月27日 掲載)

ら行

ランデブー技術

解説

人工衛星同士がドッキングしたり、小惑星に探査機が着陸したりするミッションには欠かせない技術です。
1960年代にジェミニ計画で実用化した米国などに対し、日本は1997年に打ち上げた「きく7号」にてランデブー技術を実証。「きく7号」はドッキングを行うチェイサ衛星「ひこぼし」とそのターゲット衛星「おりひめ」の2機で構成されていましたが、打ち上げ後に2機は宇宙空間で分離し自動操縦により分離や接近・ドッキングを行う実験を3回実施しました。
 そして今、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ「こうのとり」にもこの技術が活かされ「きぼう」近傍にドッキングを果たしています。なお、「はやぶさ」が小惑星イトカワにランデブーした後に着陸、イトカワ由来の物質の回収に成功したのも記憶に残る成果です。 (2012年8月29日 掲載)

リアクション・ホイール

解説

ロケットやジェットを噴射せずに衛星の姿勢を安定化させたり、向きを変えたりするための装置です。円盤の回転する力によってコマの姿勢が安定するような原理で衛星の姿勢を制御します。 (2010年6月4日 掲載)

リモートセンシング

解説

対象を遠隔から測定する、つまり物を触らずに調べる技術のこと。人工衛星や航空機などから地球表面付近を観測する技術としてよく使われます。人工衛星に搭載した測定器(センサ)で地球を調べることを衛星リモートセンシングと呼び、海、森、都市、雲などが放射する電磁波を観測します。その観測結果から、天気予報、地図の作成、ヒートアイランド現象、エルニーニョ現象、森林伐採、砂漠化、農作物の状況などがわかります。 (2012年9月19日 掲載)

レーザー高度計(LIDAR)

解説

レーザー高度計は、レーザーパルスを発射して探査機と小惑星の距離を測定します。イトカワにタッチダウンする「はやぶさ」にとって、大変重要な航法センサーであるとともに、イトカワの自転を利用した表面形状計測、重力計測などの科学観測を行います。「はやぶさ」に搭載されたレーザー高度計は、小惑星への接近から着陸まで、50kmから50mという大変広い距離を測定可能です。 (2010年6月24日 掲載)

レドーム

解説

レーダーアンテナを保護するための覆いです。レーダーとドームを組み合わせて作られた言葉です。 (2012年9月11日 掲載)

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